2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« 富士山麓で出会った果実① | トップページ | キノコいろいろ(富士山) »

2017年9月 5日 (火)

富士山麓で出会った果実②

続きです。

Aimg_8078 Aimg_8083

ヤマシャクヤクの果実です。熟して鞘が開くと、右のように遠くからでも良く目立つ色彩の果実です。赤い粒は疑似で、種子は黒い方です。この種が落ちて、再来年の春に発芽します。どうして、一般的な植物のように翌年発芽しないのでしょう?

Ap9040074 Ap9040104 A1504604827

左はツクバネソウの果実です(果実がピンボケ)。こちらも花の時期はおとなしめですが、果実は目立ちます。

中と右は、ヒトツバイチヤクソウです。イチヤクソウ属の果実は、どれも似ていますね。ヒトツバの名が付いていますが、葉は一枚とは限りません。ただ、菌への依存度が高いそうで、他のイチヤクソウ属に比べてどれも貧弱です。

Ap9040079 Ap9040080

ツクバネソウの果実を、ズームしてみました。花の時期に出会う株数はとても多いのに、果実はあまり見かけません。でも、自生地の様子からも分かるように、発芽率の良い植物だと思います。

Ap9040114 Ap9040110 Aimg_8033

ウラジロモミの林の中で、アオスズランの果実を見付けました。花茎の途中が曲がっても、頑張って果実を付けています。ここまで残るのは、この標高では稀です(野生動物や虫に食べられるので・・)。

右は、ヤマシャクヤクと同じように、派手な色彩で目を惹くテンナンショウ属の果実です。

Aimg_8005 Aimg_7999

ウラジロモミの果実が落ちていました。白いのはヤニです。うっかり触らない方が良いですね。ウラジロモミの林にも、興味深い植物が生えます。

テンナンショウ属の果実は、コンニャクの果実と、そっくりです。今年は、コンニャクの種を休耕畑に蒔きました。上手く発芽してくれるかな?

Ap9040099

トチバニンジンの果実も赤く熟していました。いろいろな効能があるようですから、これも休耕畑に蒔いてみよう!

Ap9040034 Ap9040032

さて、オオルリソウかオニルリソウか?

花がまだ咲き残っている事、小花柄が長く果実の萼片も反り返っている点などから、オニルリソウだと思います。間違っていたら教えてください。

A1504607137 A1504607547

蕗のような葉・・ノブキかな?

果実が生っていました。「痩果(そうか)は放射状に並び、冠毛は無く、先の方に腺体がある」・・図鑑の表現通りですね。雌花と両性花があるそうです。果実に残っている花は、両性花だと思います。

このところ、涼しい日が続いていて、屋外作業がだいぶ楽になりました。でも、明日は天気が崩れるようです。発芽したばかりの大根には、恵みの雨になりますが・・。

« 富士山麓で出会った果実① | トップページ | キノコいろいろ(富士山) »

植物観察」カテゴリの記事

野生蘭」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 富士山麓で出会った果実②:

« 富士山麓で出会った果実① | トップページ | キノコいろいろ(富士山) »