キンポウゲ科トリカブト属
富士山や愛鷹山周辺で一般的に見られるトリカブトは、ヤマトリカブトだと思っていますが、自生地によって花色などに変異が多く、私には良く分かりませんのでトリカブト属としました。「林縁では斜上し、草原では直立する」とあります。愛鷹山系の渓谷で見るトリカブトは、懸崖のような姿です。
【富士山富士宮口5合目付近】
手の届かない斜面に咲いていたので、望遠ズームで撮りました。花色は、個体毎に微妙に違いがあります。この花は濃いですね。
花芯をズーム。オシベに毛の生えたものと無毛のものがあると書かれています。この個体には毛が見えます。
ちょっと変わった花を発見!
午前中の一人歩きと午後の観察会でヘトヘトになり、気合を入れて撮りませんでしたので、ピンボケになってしまいました。
烏帽子に白い鼻筋が通っています。ハクビシンの顔みたいですね。
こちらにも・・。数株ありましたから、固定した変異(実生株も同じ花が咲く)だと思います。
まだ蕾だけの株が、彼方此方にありました。5合目では、果実の姿も見ましたから、個体毎の開花時期にかなり違いがあるようです。
5合目の花は、烏帽子を被っていましたが、ここの花は烏帽子が浮いている・・。この花を撮った時間は、17時を越えていました。もの好きでしょ?
こちらは、トリカブト属レイジンソウです。花冠や花柄に開出毛があると、レイジンソウだと書かれていました。諸先輩は、アズマレイジンソウと呼んでいるようですが、これは屈毛ではなく開出毛ではありませんか?
咲き始めなので歪な花ですが・・。「アズマレイジンソウのメシベは無毛」とあります。これで見ると、無毛のようですが・・。
あるWeb図鑑に、「開出毛があってもアズマレイジンソウと呼んでいる地域がある」というような解説がありました。素人は迷ってしまいます。困ったものだ・・。
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