ツリフネソウ属の花
季節だより観察会の帰り、ツリフネソウの花が目につきましたので、以前撮った写真と共に掲載します。
◇8月22日、富士山西臼塚周辺で撮影。
【ツリフネソウ】
富士山麓に生えるツリフネソウ属は、私の知る限りツリフネソウとキツリフネだけです。ツリフネソウの花期は、7月~9月とあります。今年は、例年見ていた場所に咲く、ツリフネソウの開花が遅かったように思います。
ツリフネソウの開花が遅れているのに対して、キツリフネは早い時期に彼方此方で見る事が出来ました。我が家の近くにも、かなり前に咲いていました。
ツリフネソウとキツリフネは、花色の違いははもちろんですが、距の形も違います。キツリフネは巻き込まないのに対して、ツリフネソウはくるりと巻き込んでいます。どうして違いがあるのでしょう?
観察会の帰り道、薄暗い道路脇で撮りました。今が盛りと咲いていました。
山渓の「野に咲く花」のツリフネソウの解説に「この距の部分に、蜜がたまる」と書かれています。キツリフネもでしょうか?上の写真みたいに咲いていると、零れてしまいますね。
今日は、富士山広域林道の富士市側の草刈りが行われていました。富士宮市側は、まだのようです。この時期の違いにより、コオニユリやツリフネソウが、富士市側で見られなくなりました。数年前、ピンクの花の咲くツリフネソウが刈り取られ、絶えてしまいました。出来れば、配慮して頂けると嬉しい・・。
隣には・・。
セキヤノアキチョウジが、咲き始めていました。花は、まだ数えるほどでしたが・・。
彼方此方で、秋の花が見られるようになりました。もう少し経つと、萌の散歩に灯りの必要な季節がやって来ます。萌は、散歩出来れば構わないようですが、飼い主にはこれが辛いのです。
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