アキノギンリョウソウ
アキノギンリョウソウの姿を見始めたのは、8月下旬でした。この植物が姿を現す頃には、富士山麓も所々で秋の気配を感じられるようになって来ます。この一月くらい、ある植物の果実を求めて林内を歩きました。その時出会った、アキノギンリョウソウの写真を集めてみました。
【8月22日】
まだ姿を現し始めたばかりのようで、左のような塊が点在していました。右は微かに青っぽく見えます。
例年はあまり見かけないのですが、今年は良く出会います。キノコは少ないのに・・。
このアキノギンリョウソウは、後日見に行ったところ姿を消していました。近くで確認した別の株も・・。シカ等の動物の食害に遭ったのではないかと思います。
左は一般的に出会うタイプです。中と右は、鱗片葉を除いてピンクに見えます。
接写してみました。ギンリョウソウでは、ピンクの花を稀に見かけますが、アキノギンリョウソウでは初めて出会いました。
鱗片葉が、騎士の鎧を連想させます。
ピンクの花を接写してみました。花は下向きに咲き、だんだん上を向いて来ます。右は、かなり上を向いていますね。
山渓の図鑑では、ギンリョウソウモドキが優先名になっていますが、私は別名のアキノギンリョウソウと呼んでいます。「モドキ」なんて可哀そうな名前、付けないでほしいものです。
ギンリョウソウの名が付いていますが、ツツジ科(旧イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属ではなく、シャクジョウソウ属になるそうです。果実も、ギンリョウソウのような液果ではなく蒴果です。
« 不法投棄監視パトロールで出会った花(9月中旬) | トップページ | 果実探索で出会った植物(富士山水ヶ塚周辺) »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
コメント
« 不法投棄監視パトロールで出会った花(9月中旬) | トップページ | 果実探索で出会った植物(富士山水ヶ塚周辺) »
may_1naka さん、お早うございます。
コメントありがとうございました。
こちらの方(富士山南麓)が、一月くらい早いようですね。
ギンリョウソウには比較的出会いますが、アキノギンリョウソウはずっと少ないと思います。
投稿: やまぶどう | 2017年9月21日 (木) 06時01分
こんばんは
こちら(千葉県北部)でアキノギンリョウソウが伸び始めています。
まだ3cmくらいですが見守っています。
投稿: may_1naka | 2017年9月20日 (水) 20時53分