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シャクジョウソウとイチヤクソウ

シャクジョウソウとイチヤクソウ・・無関係の植物に思えますが、どちらもツツジ科です。シャクジョウソウは、シャクジョウソウ亜科シャクジョウソウ属で、イチヤクソウは、シャクジョウソウ亜科イチヤクソウ属に分類され、近縁な仲間となるそうです。

【シャクジョウソウ】

昨日、近くの山林でシャクジョウソウに出会いました。数年前、この林内でドライフラワーに出会うまでは、シャクジョウソウは亜高山帯の針葉樹林に生えるものとばかり思っていました。富士山では、標高差2,000m以上の範囲に生えています。

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ここは、落葉広葉樹林内です。針葉樹林にも広葉樹林にも生えるようです。

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この日は、遊歩道脇で十数本の個体を見る事が出来ました。小雨が降っていなければ良かったのですが・・。

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似た種のギンリョウソウやギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)が、一茎一花なのに対して、こちらは複数の花を付けます。良く見ると、細かい毛が生えていますね。

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まだ下を向いていますが、コンデジを地面に置いて花の中を撮ってみました。「オシベは8個あり、子房を囲む」とあります。白いのが花粉のようです。

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左は、シャクジョウソウの傍で見つけた菌糸です。シャクジョウソウは、キシメジ科キシメジ属に栄養依存しているそうです。キシメジ属の代表的なキノコには、マツタケがあります。シャクジョウソウは、マツタケを食べて生きているのか・・贅沢な奴だ!

右は、シャクジョウソウ属のギンリョウソウモドキです。まだ出現したばかりの姿です。ギンリョウソウと似ていますが、こちらは秋に生えて来ます。

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上の写真は、亜高山帯の針葉樹林・・主にカラマツ林で見つけたシャクジョウソウです。時々、右のように色の違う個体が見られます。Web図鑑には、赤い個体も掲載されていました。

標高の低い所の個体と比べると、どことなくか弱い感じで、別種のようにも思えますね。でも、現時点では世界的に一種類とされているそうです。

【イチヤクソウ】

シャクジョウソウの近くに、イチヤクソウも生えていました。

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こちらは、花が終わり果実が膨らんでいました。花柱が残り、面白い形の果実でしょ?

◇少し勉強

シャクジョウソウは、葉緑素を持たない菌従属栄養植物ですが、イチヤクソウは葉緑素を持ちながら菌からも栄養をもらっている部分的菌従属栄養植物であると手元の資料に書かれていました。

今迄、シャクジョウソウやイチヤクソウの種を気にして見た事はありませんでしたが、ラン科植物の種とそっくりだそうです(今度観察してみるつもりです)。という事は、発芽の養分を持たないため、菌類などの助けを借りて発芽するのだろうと思います。イチヤクソウもキノコを食べて生きているんですね。なんか、とても興味深い!

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