ナギラン(富士市)
少し前の記事で、ナギランを掲載しました。それは、私の住む富士市より西の地域に咲いていたもので、友人に案内していただきました。
杉野先生の「静岡県産 希少植物図鑑」に「伊豆・東部・中部・西部に記録がある。西部は各地にある。他地域は少ない。」と書かれています。記録はあっても、富士市では見る事の出来ない野生ランだと思っていました。
ところが・・。
小雨降る林内を歩いていると、この個体が目に入りました。こんなところで出会うとは・・。花は終盤を迎えていましたが、この2花が残っていなければ気付かなかったと思います。
不思議なもので、前記事のナギランと同じく、このナギランにも幾度かニアミスしていたのです。
ナギランは、送粉者によって受粉するそうですが、自動自家受粉もするそうです。そんな訳で、受粉の手助けはしませんでした。無事、果実が生ってくれると嬉しいのですが・・。
近くで、今季初のタマゴダケを発見!このキノコは、低山から亜高山帯まで(標高差2,000mくらいの範囲で)生えます。
この日は、短時間の間にナツエビネとナギランに出会う事が出来ました。正直、この場所で出会えるとは、思いもしませんでした。山の神様に感謝です。
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