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2017年8月20日 (日)

ランの果実(8月下旬)

家族の用事で、富士宮市長貫(旧芝川町長貫)にある永昌山長見寺へ行って来ました。ちゃんと言う事を聞いておかないと、こちらの頼みごとを聞いてくれませんから・・。

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身延線のすぐ脇で、稲田を見下ろす高台にありました。当初は真言宗の寺だったのが、改宗して日蓮宗の寺になったそうです。身延山の近くには、そういう寺が多いですね。

開創は、延久年間と伝えられている古刹です。延久年間は、西暦1069~1074年で、平安時代になります。この本堂は、230年以上経つと日蓮宗のHPに掲載されていました。

住職一家は、植物がお好きなようで、良く手入れされた鉢植えなどが並んでいました。

Rantane01 Rantane02

庫裡の前に植えられていたイヌマキを見ると、フウランとセッコクが着生していました。フウランの果実が多いですね。セッコクも果実が一つ確認出来ました。

このイヌマキには、檀家の方がヨウラクラン、カヤラン、クモランなども着生させてあったそうです。今日確認出来たのは、上の二種だけでした。

ため置いたブログネタが少なくなりましたので、続いてランの果実を集めてみました。

Rantane_3 Rantane_2

クモランの果実です。

Rantane_4 Rantane_5

こちらにも・・。とても小さな花である上に、開花してすぐに萎れてしまいます。こんなに結実率が良いのは、自家受粉するのではないかと思っています。

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カヤランの果実も生っていました。とても小さな花の割に、大きな果実ですね。

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左はヨウラクランの果実で、右はムギランの果実です。ムギランの果実は、バルブと同じくらいの大きさになっています。

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左はオサラン、右はウチョウランです。どちらも植栽です。ホームセンターの園芸コーナーで、手に入れました。

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別株のウチョウラン・・鞘の模様で果実の捻じれが分かります。右は近くの林に生えているエビネの果実です。以前、株の周辺に撒いてみましたが、発芽しませんでした。

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キンリョウヘンの果実も一部黄色くなって来ました。良く見ると、鞘止めの帯(正式な呼称が分かりません)が外れかかっています。種子散布が間もない証ですね。

沢山結実したから、実生栽培に挑戦してみよう!実生床は、シンビジュームの鉢が良いかな?

最後に・・。

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針葉樹の寄せ植えに着生しているクモランにも、果実が生っていました。日本のランハンドブックには「送粉者が分かっていない」と書かれています。やっぱり、殆どが自家受粉ではないでしょうか?

パソコンに「天気予報コム」というアプリを入れてあります。少し前に「一時間以内に雨が降ります」と表示され、今降って来ました。このアプリは、便利だと思います。

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