ヒナノシャクジョウ
そろそろ、この小さな植物が姿を現しているだろうと思い、見に行って来ました。
堆積したスギの葉と見比べてください。とっても小さいのですが、薄暗い林内では意外と目に付きます。
左は透けた鱗片葉が綺麗です。隣の株には、花が咲いていました!花は一気に咲かないので、咲いている所に出会えない事も多々あります。
左が開花状態で、右は萎れた花です。白いのはこれから咲く蕾です。
こちらは2つ咲いていました。茶色くなった花冠が1~2個くらいですから、今が見頃といったところでしょうか?
黄色い部分が、個体毎に違って見えます。Web図鑑を見ると、もっと全体が黄色く見えるものが掲載されています。
こちらの花も綺麗でしょ?この植物を初めて見た時は、先端部が全て茶色くなっていました。だから、花を見る事は出来ませんでした。花の寿命がどのくらいか分かりませんが、良いタイミングで見る事が出来ました。撮影時間は、AM9:00頃です。
◇ちょっと勉強・・。
この植物(菌従属栄養植物)は、隣接する樹木(独立栄養植物)から菌根菌(アーバスキュラー菌根菌)を介して、炭素をもらって生活しているそうです。この関係を3者共生系と呼びます。前記事のヤツシロラン類よりも、さらに厄介な植物のようですね。でも、いつか実生栽培実験をしてみたいものです。
« ヤツシロラン類実生栽培実験(8月上旬) | トップページ | アオスズラン① »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「腐生植物」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
- ヤツシロラン類根状器官の様子(2020.10.04)
- 散歩道のクロヤツシロラン(2020.10.03)
コメント