ナンバンギセル(裏庭植物園)
家の裏庭に、ミョウガのエリアがあります。数年前より、そこにナンバンギセルが生えるようになりました。
ナンバンギセルは、ススキ、サトウキビ、ミョウガなどの根に寄生する一年草です。ミョウガが元気をなくしてしまうなら、除去しようと思ったのですが、とても元気なので果実が出来てもそのままにしています。
一茎一花ではなく、数個の花を付けます。「茎のように見えるのは花柄で、茎はごく短く殆ど地上に出ず・・」とあります。
下から撮ってみました。モニターを見れないので、感で撮りました。どうした事か、花冠の外れた花がありました。異様に大きいメシベの柱頭(黄色い球形)が見えています。
花を正面から撮ってみました。其々、花冠の縁と柱頭にピントを合わせたつもりです。
デジタルズームしてみました。左の写真には柱頭の下部と花筒の内壁に白い花粉が見えています。
オシベは何処にあるのだろう?違う花で柱頭の奥を覗いてみると、オシベがありました。でも、見えない花もありましたから、受粉が終わるとオシベは溶けてしまうのかもしれません。花筒の外れた上の写真を見ると、花柱の下の方に、赤紫の痕跡があります。
花の構造を観察するには、切断してみれば良いのですが、素人なので敢えて傷めるのは控える事にしました。
今夜は、ミョウガの酢味噌和えで一杯です。
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