アキザキヤツシロラン実生栽培実験(8月下旬)
アキザキヤツシロランの、実生栽培実験容器を覗いてみました。
所々に、このような白い菌子束が伸びています。容器内を見まわすと、褐色の菌子束も確認出来ます。キノコの種類により、菌子束の色も違うそうです。
右は竹林の部材ですが、左はスギの球果です。もしかしたらスギの球果にも菌子束が伸びるかもしれないと思い、入れてみました。これが、アキザキヤツシロランに栄養供給するキノコか分かりませんが・・。
クロヤツシロランの実験容器に比べて、根状器官(仮称)があまり目立ちません。前記事にも書きましたが、部材で塊茎を覆ってあるため、その姿や根状器官を観察し難いのですが、竹の葉や木切れの間に少しだけ姿を現しています。
左はどうなっているのでしょう?頭(花茎)が下を向いているように見えますが・・。
右はついでに掲載した、コオロギの実生実験容器です。今年で三年目になりますが、姿を現してくれません。コオロギの自生地の菌糸ではなく、ベニシュスランやハクウンランの自生地の菌糸を使用しましたので、どうも菌糸が合わないようです。写真に写っているのは、ベニシュスランかハクウンランの根茎ではないかと思います。部材に紛れ込んでいた種子かプロトコームの成長したものだと思います。
②の容器にも・・。
各々1本ずつですが、何とか花を見たいものです。ここまで来たら、見守るしかありませんが・・。
我が家で咲いた、最後のカノコユリです。同じようなところに植えてあったのですが、株によって開花時期にかなりな開きがあります。
◇農薬散布
今日は、シキミの農薬散布をしていました。前回の散布から10日くらいになります。この農家は、7~10日間くらいの頻度で農薬散布しています。文句を言うようになってから、土・日などは避けるようになったみたいですが、うっかり窓を開け放しで置くと室内が農薬臭くなってたまりません。周辺の道にも頻繁に除草剤を散布するし、本当に困ったものです。規制する良い手段は無いものでしょうか?
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