ちょっと不気味な自然観察
薄暗い林内を歩いていると、不気味なものに出会う事が多い・・。
【ヤクシマヒメアリドオシランに集る虫】
赤っぽい蟻と思ったら、バッタの仲間にも見えます。ヤクシマヒメアリドオシランの萼片と比べてみてください。蟻と間違えそうな大きさです。
わき腹を撮ってみました。セミの口と似たストローのようなものが見えています。この虫は何でしょう?
時々見かけるこの黄色い物体は、モジホコリ科の変形菌らしい・・。
上左をズームしてみました。バクテリアやカビなどの餌を求めて動き回るそうです。もっとも、肉眼では確認出来ないくらいゆっくり移動するそうですが・・。
その近くには、右の物体が生えていました。ヒノキの葉やチョウチンゴケの葉と比べてみてください。
これも変形菌の子実体だと思うのですが・・。Web図鑑を見ていたら、目が痛くなりました。変形菌の図鑑を買わなくては!
【カメムシタケ(冬虫夏草)】
少し前の記事で、カメムシタケを掲載しました。何と、今日は一時間くらいの間に4本のカメムシタケと出会いました。
◎1本目
道端でマツカゼソウの写真を撮っていると、隣のヒノキ林で赤いマッチ棒のようなものが目に入りました。少し前にも登場したカメムシタケの子実体(キノコ)です。この個体は、写真だけでカメムシの姿を確認しませんでした(掘り起こしませんでした)。
◎2本目
こちらはちょっと大きめのカメムシです。落葉広葉樹林に生えていました。
先端部とカメムシを接写。先端部が、少し変わった形をしていますね。
カメムシは、前回見たものと似た緑色です。
初めて見るハート形の子実体です。アシボソノボリリュウタケと似た形です。こちらは、落葉広葉樹林に生えていました。
3本目。
変なものばかり掲載すると、女性の方が訪問してくれなくなってしまいますね。でも、自然観察の面白さは、綺麗な花よりもむしろこんなものの中にあると思います。ご理解ください。
« ナツエビネ(10日後) | トップページ | シャクジョウソウとイチヤクソウ »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「生き物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- ハナマメとエサキモンツキカメムシ(2020.11.17)
- 再生畑②の片付け(2020.10.29)
- シュウメイギク(2020.10.28)
- 甲斐犬「萌」とアカギカメムシ(2020.10.27)
「茸と菌糸」カテゴリの記事
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- 最近見たキノコ(2020.11.26)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物(9月下旬)(2020.09.28)
- 栗の毬に生える菌類(2020.09.27)
コメント