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2017年8月11日 (金)

季節だより観察会(8月)①

毎月10日は、富士自然観察の会さん主催の「季節だより観察会」です。今回も参加させていただきました。

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今回の観察会は、富士山こどもの国で行われました。少し霧雨の舞う時もありましたが、皆さん熱心な方ばかりでした。ところで、会のメンバー以外の方はどういう人たちなんだろう?

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一番手は、この地衣類です。遠くから見ると、普通のウメノキゴケのようですが、こうして接写して見ると縁に毛が生えています。前回も教わったマツゲゴケです。

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ススキの刈り取られたところに、食べ頃のワラビが生えていました。園内でなければ夢中で採ったかも?

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こちらは、高級爪楊枝などに利用されるクロモジです。図鑑によると「樹皮に地衣類の一種が付着して、まるで文字を書いたように見える。」とあります。黒いのは地衣類だったんですね。知らなかった・・。

お弁当の箸を忘れた時など、この枝を箸代わりにして使っていました。今更ですが、付着している地衣類は無害なんだろうか?

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こちら、綺麗な果実でしょ?ゴマキの果実です。こうしてちゃんと見たのは、今回が初めてです。ゴマキは、葉を揉んだりするとゴマのような臭いがします。ガマズミ属だそうですから、果実もガマズミに似ていますね。

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サルナシの果実が沢山生っていました。趣味の果樹畑でもキウイフルーツと共に栽培していますが、こんなに大きな果実は生りません。普段、山野で見る果実よりもずっと大きい・・。摘果している様子もないし、個体変異だろうか?

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この季節に蕾がありますからイヌザンショウです。今、ホンザンショウは、ミカンが豆粒のようになった果実を付けています。

右は、ススキの葉にとまっていたセセリチョウの仲間です。この日は、デジイチにマクロレンズを付けたままでしたので、トリミングしてやっとこの大きさです。

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ススキの葉にとまったトンボを撮ってみました。キイトトンボというそうです。お尻の上の部分が黒いから雄のようです。

◇素人の呟き

自然に咲く花といわれますが、地球上で人間が生活している以上、野山の植物達も人とのかかわりの中で生きています。植林した樹木が大きくなれば絶える植物もあり、人がススキや下草などを刈るために生き延びる植物もあります。幼い頃は、普通に見る事が出来たのに、今では絶滅危惧種に指定されてしまった植物が沢山あります。

たとえ園芸採取されなくても、これから絶えていく植物も多い事でしょう。そういう植物を何時までも見て楽しむ事が出来るために、こういう場所での保護は大切な事だと思います。

今年は、神代植物公園、京都府立植物園などの大きな植物園を訪問して来ました。野山の植物を観察して歩く人は「植物園なんて・・」と思われるかもしれません。でも、植物園は、誰でも簡単に珍しい植物を見て楽しむ事が出来ます。

植物の保護は、何のためにするのか?自然公園や植物園に、その答えの一つがあるように思います。

季節だより観察会②に続きます。

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