キバナノショウキラン
今年は、いつもと別の場所で、早々にキバナノショウキランと出会いました。その後、ホームグラウンドの様子見に行ったのですが、昨年あれほどあった場所には、一つも生えていませんでした。
ところが・・。
「うわぁ~凄い!」思わず声を上げてしまうくらいの株数でした。
手前と奥を別々に・・。
通常なら奥の株だけでも凄いと思うのに、手前の株を見ると霞んでしまいます。
上から・・。
花を接写してみました。
この花は、蕾の内からいろいろな虫に齧られて傷だらけになります。私は長年この花を見て来ましたが、匂いのする事に気付きませんでした。この日初めて知りました。
キバナノショウキランは、果肉に種を宿し、それを食べた虫などに運ばれるそうですが、こんなに沢山生えているのは、シカ等の動物に運ばれたのかもしれません。こんな大株に出会う機会は、もう無いと思います。
希少植物を求めて山野を歩くと言う事は、植物を踏みつけ自然破壊をしている事になります。自分は、気を付けて歩いたつもりでも、希少種を踏んでしまう事もあると思います。
そんな事への償いの気持ちも含めて、見つけた希少種で可能な場合は、受粉の手助けをしています。ウチョウランの仲間などは、その方法も知っていたのですが、キバナノショウキランは、良く分かりませんでした。この日は、ショウキランの神様にその方法を教えてもらいましたので、今後はキバナノショウキランも受粉の手助けをしていくつもりです。
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