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ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンラン(混生地)

これらの花も、今年は遅れて咲くのだろうかと思いつつ、藪蚊に刺されながら薄暗い林内を覗いてみました。

Ap7290307 Ap7290262k

例年なら、白い小さな花が見られる頃なのに・・やっぱり遅れているようです。でも、足元を良く見ると、上のような塊が彼方此方で確認出来ました。蕾が上がっていますが、御覧のように堆積したスギの葉と同じような色なのでうっかりすると踏みつけてしまいます。

このように固まって生えているのは、ヤクシマヒメアリドオシランだと思います。ハクウンランは、個体毎に点在しており、数数もずっと少ないので・・。

右の写真は、葉緑素の少ない(斑入り)葉が混じっています。他の植物が休眠中の晩秋から冬にかけて林内を歩くと、このような葉を見付けやすくなります。

Af0

こちらは、ヤクシマヒメアリドオシランの斑入り葉です。自生している株数も多いですが、斑入り葉を見付けるのはそれほど大変ではありません。斑入り葉の出やすい植物だと思います。

彼方此方探すと、咲いている株が少しだけありました。

Ap7290287 Ap7290273

唇弁の裾の形から、左はヤクシマヒメアリドオシランで、右はハクウンランだと思います。

Ap7290301 Ap7290299

こちらもヤクシマヒメアリドオシランだと思います。

Ap7290289

唇弁の裾だけでなく肩の部分も撫肩ですね。

Ap7290257 Ap7290258

こちらには、花粉塊が付いています。変なところにありますから、送粉者が落としていったのでしょうか?

そして・・。

Ap7290265

微妙な唇弁を持つ花です。ハクウンランに近いと思います。

Ap7290297

こちらは、ハクウンランだと思います。塵取りのような形の唇弁ですね。

私が知る他の自生地に単独で咲くハクウンランは、萼片や側花弁などが緑色です。そして、ヤクシマヒメアリドオシランだけが自生する場所では、赤味を帯びています。ですから、唇弁の形だけでなく萼片や側花片などの色でも区別出来ると思っていました。

ところが、日本のランハンドブックには、「萼片と側花弁は淡緑色、赤味を帯びる事もある。」と書かれています。赤味を帯びるのは、交雑種なんて事は無いでしょうか?この両者が混在する自生地の個体を、専門家の方に調べてもらえれば良いのですが・・。

観察するのは、花の咲き揃うであろう8月半ば頃がちょうど良いのかも?

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