そろそろ開花する野生ラン
今年は、開花時期の予想が難しいので、マメに様子見するしかありません。
二週間ほど前の様子ですが・・。
中と右はコフタバランです。こちらも、もう咲いていると思います。コフタバランは、花茎の下部に開出毛があります。
左は、キソチドリの葉に集っていた虫です。この辺りに生える野生ランの送粉者だろうか?虫の食害にも遭うようで、下の野生ランは果実が熟すまで持ちませんでした。
気温の上昇と共に、地面に伏せていた葉が、少し持ち上がって来ます。
蕾が確認出来ました。葉と蕾は、同じ位置から出るとは限りません。葉はバルブの頭から、蕾はバルブの下から出ますので、少し位置がずれる事もあります。
今年は葉の数が少ない・・。
「葉は狭針形で主脈は白い・・」と書かれています。晩秋に、白い主脈は赤味を帯びて冬を越し、気温の上昇とともに白く戻ります。
こんな光景を見ると嬉しくなります。無事育って花を咲かせ、子孫を増やしてほしいものです。
これは、赤紫色の花を付ける〇〇チドリだと思います。こちらも楽しみです。
※コメントをくださった皆様、恐縮ですが雑用が済むまで少しお待ちください。
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もこままさん、お早うございます。
ティランジア・・確かに似ていますね。
これは高山に生えるスギゴケの仲間だと思います。
コハクランの特徴を教わった時、シュロのような一枚葉と聞きました。
薄暗い林の中で、この一枚の葉で光合成を行っているのですが、枯葉や土砂などで隠れてしまう事があります。
そのために、地中の菌糸からも養分をもらっているそうです。
花を咲かせるのにかなりの養分を使うようで、二年続けて開花する個体は少ないようです。
投稿: やまぶどう | 2017年7月 4日 (火) 06時14分
こんばんは。
最後の画像で 隣に写っている植物が、ティランジア
(パイナップルの仲間で、エアープランツとして売られている植物)に
とてもよく似ていて驚きました。
コハクランの葉は、シュロの木が発芽した葉に似ていますね。
投稿: もこまま | 2017年7月 2日 (日) 21時35分