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2017年7月

ハグロソウとナガバハエドクソウ

今日は丸一日、肉体労働でした。氷点下ビールを飲まなくては!

今日のタイトルも昨日と同じく、ただ近くに生えていただけの関係です。

【ハグロソウ】

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この花も、私の中では初秋の花ですが・・。一般的には除去対象として扱われると思いますが、我が家では大切にしています。

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面白い形の花でしょ?

【ハエドクソウ】

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萌の散歩道にも、裏庭植物園にも生えています。老眼で近視の人は、こんな小さな花にかかわらない方が良いと思います。

花が終わると、鈎の付いた果実が下を向き、熟して人や獣にひっつく時を待っています。

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ナガバハエドクソウは、ハエドクソウの品種として名付けられたそうです。ハエドクソウは、葉などにも違いがありますが、花でいえば上唇の両脇が肩のようになっているか、4裂しているように見えるそうです。いつか出会った時に比較してみます。

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横顔・・。萼に、ひっつき虫の棘の返しが見えています。

根を煮詰めた汁でハエ取り紙を作ったため、この名が付けられたそうです。それにしてもハエドクソウなんて・・。

※最近の若い者(私も)は、接写ばかりで全体像を撮らなくてだめだ!→全体像は、後で追加しておきますcoldsweats01

シロバナイナモリソウとオオバノトンボソウ

二つの植物の関係?ただ同じ林内に生えていただけです。

【シロバナイナモリソウ】

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ちょうど見頃でした。

「花冠は5裂し、オシベ5個とメシベは花冠から長く突き出る」とあります。写真では分かり難いですが、メシベの先端は4(2×2)裂しています。

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少し暗めに設定して撮ってみました。白く小さな花は、撮るのが難しい・・。

【オオバノトンボソウ】

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近くの山林でも見かけますが、虫に齧られるようで、無事に花を見るのが難しい野生ランです。でも、この林内では、比較的花を見る事が出来ます。

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花は下向きに付きますので、花茎が折れない程度に反則技を使って撮りました。下から見た形は、ウナギの頭を連想させます。横顔を見ると、花柄子房の捻じれと唇弁の反り返りが観察出来ます。

「距は斜め下に伸びる」とあります。私のような素人には、この表現が曲者なんです。花柄子房の捻じれ具合によって、見た感じがかなり違ってくるからです。

ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンラン(混生地)

これらの花も、今年は遅れて咲くのだろうかと思いつつ、藪蚊に刺されながら薄暗い林内を覗いてみました。

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例年なら、白い小さな花が見られる頃なのに・・やっぱり遅れているようです。でも、足元を良く見ると、上のような塊が彼方此方で確認出来ました。蕾が上がっていますが、御覧のように堆積したスギの葉と同じような色なのでうっかりすると踏みつけてしまいます。

このように固まって生えているのは、ヤクシマヒメアリドオシランだと思います。ハクウンランは、個体毎に点在しており、数数もずっと少ないので・・。

右の写真は、葉緑素の少ない(斑入り)葉が混じっています。他の植物が休眠中の晩秋から冬にかけて林内を歩くと、このような葉を見付けやすくなります。

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こちらは、ヤクシマヒメアリドオシランの斑入り葉です。自生している株数も多いですが、斑入り葉を見付けるのはそれほど大変ではありません。斑入り葉の出やすい植物だと思います。

彼方此方探すと、咲いている株が少しだけありました。

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唇弁の裾の形から、左はヤクシマヒメアリドオシランで、右はハクウンランだと思います。

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こちらもヤクシマヒメアリドオシランだと思います。

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唇弁の裾だけでなく肩の部分も撫肩ですね。

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こちらには、花粉塊が付いています。変なところにありますから、送粉者が落としていったのでしょうか?

そして・・。

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微妙な唇弁を持つ花です。ハクウンランに近いと思います。

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こちらは、ハクウンランだと思います。塵取りのような形の唇弁ですね。

私が知る他の自生地に単独で咲くハクウンランは、萼片や側花弁などが緑色です。そして、ヤクシマヒメアリドオシランだけが自生する場所では、赤味を帯びています。ですから、唇弁の形だけでなく萼片や側花片などの色でも区別出来ると思っていました。

ところが、日本のランハンドブックには、「萼片と側花弁は淡緑色、赤味を帯びる事もある。」と書かれています。赤味を帯びるのは、交雑種なんて事は無いでしょうか?この両者が混在する自生地の個体を、専門家の方に調べてもらえれば良いのですが・・。

観察するのは、花の咲き揃うであろう8月半ば頃がちょうど良いのかも?

浮島ヶ原自然公園(7月下旬)

梅雨明けしたというのに、雨降りばかり・・。

下界へ降りたついでに、久々に浮島ヶ原自然公園を覗いて来ました。

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富士市の天然記念物に指定されているサワトラノオの花は終わり、ヌマトラノオの花が咲いていました。シロバナサクラタデも咲き始めていました。

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木道を吹き抜ける風のせいで、なかなかピントが合いません(腕の悪いのを風のせいにしてしまいました)。

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畑の嫌われ者・・タデの仲間ですが、近づいて見ると、このように綺麗な花です。

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ゴキヅルも彼方此方で見る事が出来ました。以前より増えているのかな?とっても小さな花が咲いていました。

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ゴキヅルの葉に付いているこれは何?蜜腺?

園内のツユクサは、他の植物と競い合って草丈がかなり大きくなります。遠目に見るとただの草むらですが、植物のせめぎ合いを観察するのも、人間社会を垣間見るようで面白いです。

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ハンゲショウは、まだ白い葉が残っていました。この後、少しずつ緑色に戻って行くと思います。

右はミズオトギリの蕾です。この日は、午前中の訪問だったため、を見る事は出来ませんでした。

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クサレダマは、果実、花、蕾といろいろ見る事が出来ます。開花時期が疎らな植物のようです。

中と右は似た花ですが、中がエゾミソハギで右は我が家の果樹畑に植えてあるミソハギです。

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クサレダマの花と蕾を持ったヒメハッカです。クサレダマの花には、御覧のような模様が入ります。

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エゾミソハギ(左)とミソハギ(右)の違いは?

「エゾミソハギの方は、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。萼の付属体は上向き。」エゾミソハギの葉の基部を撮りませんでしたが、毛だけ比べても全然違いますね。

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山間部では、見る事の出来ない植物です。こちらも似ていますが、左はヒメガマ、右はガマです。上が雄花で下のソーセージのような部分が雌花ですが、ヒメガマは離れており、ガマはくっ付いています。

神様はどうして、紛らわしい植物を作られたのでしょう?

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螳螂拳の使い手に睨まれましたので、そろそろ退散です。

果樹・野菜畑の自然観察

果樹・野菜畑で撮った写真です。

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この花の分かる人は少ないかも?

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ミョウガの花でした。我が家には、夏ミョウガと秋ミョウガが植えてあります。夏ミョウガでもみそ汁に入れたり、酢の物にして食べると初秋を感じます。

右は、ブルーベリーです。これは一気に熟さないので、収穫のタイミングが難しい・・。ブルーベリー狩りは、この果樹に向いた商売だと思います。収穫すると、嫁さんが文句を言いながらジャムにします。昨年は、味見もしない内に、全部食べられてしまいました。文句を言わなければ良いのに・・。

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ほろ酔いの花を咲かせる酔芙蓉の葉に、沢山の毛虫が集っていました。フタトガリコガヤの幼虫です。アオイ科の植物を、幼虫が食べるそうです。蝶や蛾の幼虫って、餌の好みがいろいろあって贅沢な奴ですね。

右は、アオバハゴロモの成虫です。この幼虫は、植物の花茎や枝などにとまり、白い粉のような物質(蝋物質)を纏っています。写真は、キウイの新芽に集っていますが、園芸植物ではギボウシの花茎などに集っています。

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ミツバの花を撮ってみました。左の写真の右上に、白い点のようなものが見えると思います。これが花です。とっても小さな花なので、コンデジの顕微鏡モードで撮りました。

最近では、あまり食べる事がありませんが、幼い頃はセリと共に頻繁に食卓に上りました。

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横顔・・。

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小さいので、なかなかピントの合った写真が撮れません。このくらいでご勘弁を・・。

5弁花で、オシベは5個、柱頭は2個見えます。同じセリ科のセリの花も小さいけど、あちらはまとまって咲きます。こちらはどうして、疎らなのでしょう?

オニドコロの雄花と雌花

ヤマノイモやオニドコロが、雌雄異株であることを今年知りましたcoldsweats01。花が咲いていましたので、観察してみました。

【雄花】

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雄花は沢山咲き、花期が長いようです。6個のオシベが確認出来ます。

【雌花】

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浮島ヶ原自然公園で見付けた雌花です。

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こちらは、趣味の果樹畑で見つけた雌花です。

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子房が成長して、行司の軍配の様になって行くのが分かります。

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雌花を接写。3裂した花柱が見えています。その奥にあるのは退化したオシベでしょうか?

今回の写真では分かりませんが、雄花序は直立し、雌花序は垂れ下がっていました。雄花序の花期が長いのは、雌雄異株の他の植物にも見られます。多様性の維持のためでしょうか?

ヤマノイモやオニドコロには、全て根茎(芋)が付くので、雌雄異株ではないと思っていました。しかも、特徴ある果実(蒴果)は、どれにも付くと思っていたのです。先入観が、観察する気持ちの障害となっていました。反省しなくては・・。

信濃の国で出会った野生ラン

7月上旬の事ですが、ホームグラウンドから遠く離れた長野県某所へ行って来ました。

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山深いこの地は、ある植物の栽培でその名を知ってはいましたが、訪れたのはこの日が初めてでした。

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左の植物はランではありませんが、老眼の目には細葉のイワシャジンの仲間に見えました。フウチソウでもないし、これは何でしょう?

そして、断崖に生える野生ランらしき植物を発見!

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林道脇にも生えていました。同じ植物だと思いますが、開花時期はもう少し先のようです。ミヤマモジズリの葉に似ていると思ったのですが・・。

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こちらはホザキイチヨウランです。今頃は咲き終わっているかな?一葉蘭の名が付いていますが、二枚葉の個体も見かけます。先輩のWeb図鑑にも、取り上げられています。

初めての場所で、見知らぬ植物に気を取られながら歩いて行くと・・。

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断崖に小さなピンクの色彩を発見!野生ランだ!

この日は、高倍率のコンデジを持って行きませんでした。18.8倍ズームでは、これがやっとです。

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別の場所でも発見!トリミングしてみました(右)。ニョウホウチドリのようです。私には初見の野生ランです。

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更に進むと、手の届くところにも咲いていました。「あれっ、花の感じが違う・・。」咲きかけだからだろうか?

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全体像はこちら・・。距が太く後方に伸びていて、ハクサンチドリにも見えますが・・。

中と右は、果実かと思ったら蕾を持ったアオチドリのようです。富士山で見た花より緑色をしています。

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アオスズランも所々で見かけました。中と右は、クモキリソウだと思います。

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林内で見かけたこの葉は、オオヤマサギソウの苗のようですが・・。

私の普段の探索範囲は、富士山と愛鷹山周辺です。たまに山梨県や長野県に出かける事もありますが、家族と行ったついでに覗く程度なので、このような出会いは殆どありません。この日は、植物観察隊に便乗させていただきました。お陰様で、新たな出会いをする事が出来ました。感謝です。

※「のようですが・・。」ばかりで恐縮です。名前の分かる方教えてください。

不法投棄監視パトロールで出会った花(7月)

梅雨時に雨が降らず、梅雨明けしたと思ったら雨や霧の深い日が続きます。困ったものです。

昨日の、不法投棄監視パトロールで出会った花を集めてみました。

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タケニグサ・・この林道では所々で見かけます。図鑑には、「都市近郊の荒れ地で良く見かける」とありますが、結構標高の高いところでも見かけます。環境適合性の高い植物のようです。

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花を接写してみました。「花に花弁は無く・・」本当だ!開花して萼片が落ちた後は、オシベとメシベだけが見えています。面白い花ですね。

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コアジサイの花の次は、この花が彼方此方で目に付きます。アジサイ科アジサイ属・・ノリウツギです。

そして、同じくアジサイ属のこの花も、これからの林道を飾ります。

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タマアジサイです。花期は長く、場所によっては晩秋まで咲いています。

右は、チダケサシの花です。下界ではもう花も終わり頃ですが、この辺りではまだ見頃でした。

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この日は、先月と違うルート(一般車両通行禁止)を走りました。すると、手元の地図に無い道で繋がっていたのです。その合流点付近に、この植物が生えていました。

左の花の無い写真は、6月下旬に撮りました。オトギリソウの仲間だとは思ったのですが、いつも見るものよりずっと大きい花を付けていました。

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法面に生えているので上から撮るのが難しく、手で引き寄せて撮ってみました。花弁の形からトモエソウではないかと思います。

環境省、静岡県共に絶滅危惧種の指定はありませんが、多数の地域で絶滅危惧種に指定されています。

※、昨晩記事を書き、本日分として時間指定でアップします。

香る花

今月2回目の、不法投棄監視パトロールに行って来ました。愛鷹山麓の林道では、ヤマユリの花が咲き始めていました。

このところ、女子受けのしない記事が続きましたので、今日は香る花を集めてみました。

【ヤマユリ】

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私が幼かった頃に比べると、ずっと数が減ってしまいました。減少の要因は、スギやヒノキの成長に伴い、自生に適した場所が少なくなって来た事や、イノシシ・シカの食害などが挙げられると思います。萌の散歩道でも、地上部を食べられたり、球根を掘られたヤマユリを時々見かけます。

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「花の香りは、日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。」と書かれています。渓流の対岸に咲く花の香りがこちらに届くくらいです。

【カサブランカ】

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我が家の庭に咲くユリです。ヤマユリなどの香りの強いユリを原種として、オランダで改良されたそうです。ヤマユリに負けない、とても強い香りです。

【クチナシ】

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この花も、良い香りがします。一般的には、基部が筒状で6弁の花を咲かせますが、我が家の花は御覧のような八重咲です。

焼却場の臭気や散布頻度の高いシキミ農薬の臭気を消してくれますbleah。この花は、次々と咲きいてくれます。花の寿命がもっと長いと嬉しいのですが・・。

【フウラン】

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ユリやクチナシに比べるとずっと小さな花ですが、こちらもとても良い香りのする花を咲かせます。

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フウランの葉芸品などは富貴蘭と呼ばれ、江戸時代から栽培されていたそうです。参勤交代の大名が、体臭を消すために籠の中に入れて置いたと書かれていました。

この花の送粉者は、スズメガの仲間だそうです。花のイメージに合わない送粉者だと思います。夜来香のように、夜も香るのかな?

【キンリョウヘン(金稜辺)】

登場の機会が無かったので、ついでに・・。

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まだこの花の香りを嗅いだ事はありませんが・・。キンリョウヘンの花香は、ニホンミツバチを誘引するそうです。我が家にあるキンリョウヘンは、ニホンミツバチを誘引するのだろうかと半信半疑でした。

キンリョウヘンはシンビジュームの仲間ですが、我が家のシンビジュームが、こんなに結実した事は一度もありません。ハチが集ったところを見たわけではありませんが、この果実を見て安心すると共に、嬉しくなって来ました。

オニク開花

今日は親戚の法事でした。何とか雨は避けられましたが、見上げる駿河の峰は終日雲隠れ・・。

先日、オニクの様子を見て来ました。丁度開花している状態でした。

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小さなマツボックリみたいだったのが、大きく伸びていました。新たな個体は、昨年のドライフラワーと違った場所から出ていますが、中には右のように新旧並んでいるものもありました。

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「茎は、暗紫色で多肉質の太い円柱形で、黄色の狭三角形の鱗片葉で包まれる。円柱形の花穂に多数の花を付ける。」とあります。地際は、御覧のように鱗片葉だけで、花は付いておりません。

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こちらが花・・まだ蕾といった方が良いのでしょうか?

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左は、頂部の様子・・鱗片葉が集まっているようです。右は、花冠を広げて開花した状態です。「萼と花冠は暗紫色」とあります。良く見ると、花冠の下に萼が姿を現しています。

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こちらは花冠が開き始めたところです。中央に花柱(メシベ)とその脇にオシベが見えています。なんか自家受粉しそう・・。

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花冠が開き、4本のオシベが万歳しています。もう受粉しているようですね。

無事、花を見る事が出来て良かった!

ところで・・。

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オニクはミヤマハンノキの根に寄生します。その樹上を見上げると、穴だらけの葉が目に入りました。犯人は写真の生き物のようです。ハンノキハムシの蛹です。地上部も地下部も、スネカジリばかりで気の毒です。枯れないように頑張れ!

◇素人の疑問

まだ種子を見た事はありませんが、ドライフラワーの数からするとかなり沢山の種子が出来たと思われます。ところが、この木の根の届くエリアでしか個体を見る事が出来ませんでした。別の場所でも、周辺に沢山のミヤマハンノキが生えているのに、自生しているのは見付けた木の下のみでした。

種が飛散するとしたら、周辺のミヤマハンノキの下にも生えていると思うのですが、限られた木のところにしか生えていないのはどうしてでしょう?根に寄生する植物は、種子が雨水などで根に到達するか、蟻などによって運ばれるそうです。

でも、もしかしたら生育の養分はミヤマハンノキからもらっても、種子発芽するために特殊な条件が必要なのかもしれません。ご存知の方、教えてください。

川沿い遊歩道の草刈り

昨日の夕方は、萌の散歩道(赤道)の草刈りをしました。萌は、お金を払ってくれませんから、ボランティアですbleahそして、今日の午前中もボランティアで、沼川水系滝川沿い遊歩道の草刈りに参加しました。

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遊歩道脇は、イタドリやクズが凄い!・・と思ったら、その先は更に荒れていました。最初の頃は、もっと凄かったけど・・。

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同じ場所で撮れば良いのですが、暑さと疲れでそれどころではありませんでした。なんとか人が歩けるようになりました。次回は、9月上旬・・ヒガンバナの開花前に法面の草刈りです。

川側の法面に、里親さん達がヒガンバナを移植してあります。私も里親になっていますので、その辺りは特に念入りに刈りました。ヒガンバナは、現在葉が枯れ休眠中です。

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対岸は、日本製紙さんの管轄です。専門業者さんに依頼しているようで、とても綺麗に刈られていました。流石ですね。

自然観察する元気は、殆どありませんでしたけど・・。

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ヒルガオとバッタを撮ってみました。バッタはショウリョウバッタでしょうか?

この日も、年寄りばかりの初期メンバーの他に、ジヤトコ(JATCO)さんの若い人達が大勢参加してくれました。飲み物やお弁当まで頂きました。皆様、暑い中お疲れ様でした。

キバナノショウキラン

今年は、いつもと別の場所で、早々にキバナノショウキランと出会いました。その後、ホームグラウンドの様子見に行ったのですが、昨年あれほどあった場所には、一つも生えていませんでした。

ところが・・。

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「うわぁ~凄い!」思わず声を上げてしまうくらいの株数でした。

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手前と奥を別々に・・。

通常なら奥の株だけでも凄いと思うのに、手前の株を見ると霞んでしまいます。

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上から・・。

奥側も結構あるでしょ?

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「ひしめき合っている」という表現がぴったりですね。

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花を接写してみました。

この花は、蕾の内からいろいろな虫に齧られて傷だらけになります。私は長年この花を見て来ましたが、匂いのする事に気付きませんでしたcoldsweats01。この日初めて知りました。

キバナノショウキランは、果肉に種を宿し、それを食べた虫などに運ばれるそうですが、こんなに沢山生えているのは、シカ等の動物に運ばれたのかもしれません。こんな大株に出会う機会は、もう無いと思います。

希少植物を求めて山野を歩くと言う事は、植物を踏みつけ自然破壊をしている事になります。自分は、気を付けて歩いたつもりでも、希少種を踏んでしまう事もあると思います。

そんな事への償いの気持ちも含めて、見つけた希少種で可能な場合は、受粉の手助けをしています。ウチョウランの仲間などは、その方法も知っていたのですが、キバナノショウキランは、良く分かりませんでした。この日は、ショウキランの神様にその方法を教えてもらいましたので、今後はキバナノショウキランも受粉の手助けをしていくつもりです。

オニノヤガラ

今年も、オニノヤガラに出会う事が出来ました。

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まだ開花前でした。昨年の今頃は花が開き、下段は花筒が萎れて子房が膨らんでいました。この植物も、例年に比べて遅れているようです。コンデジでは、ピントが合わせが難しく、全体像が上手く撮れませんcoldsweats01

長く伸びた花茎の上部は柔らかく、アスパラのように茹でて食べれば美味しいかも?

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開花に向け、蕾が徐々に向きを変えているのが分かります。面白いですね。

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昨年は、花を見に行ったら何者かに食べられていました。シカ等の食害に遭わないで、このまま無事に結実し、種を飛散してほしいものです。

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花柄部分を接写してみました。向きを変えるために、捻じれているのが分かります。植物は、細かく観察すると不思議がいっぱいですね。

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一番最初に開花すると思われる蕾です。標高の低い所に生えるオニノヤガラに比べて、緑色が目立ちます。

最後に、昨年この近くで撮った花を掲載します。

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雨に濡れた後で撮ったため、水滴が付いていますが、青緑色の綺麗な花でしょ?フグの口を連想しました。

この植物は、ツチアケビと同じくナラタケ属(キシメジ科)と共生するそうですが、種子発芽の時はクヌギタケ属に依存するそうです。面倒な奴ですね。中国では栽培法が確立され、生薬として利用されていると書かれていました。

花が咲くと、地中の塊茎は枯れてしまうのか、全く同じ場所で翌年見る事はありません。ただ、その周辺に生えてくる可能性は高いので、付近を探すと出会えるかもしれません。

樹上に生える野生ラン

人間と同じく、高いところの好きな野生ランがいます。樹上に居候する野生ランを集めてみました。この日は、デジイチに留守番をしてもらって、久々に高倍率のコンデジを連れて行きました。

【ツリシュスラン】

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他にも何ヶ所か確認していますが、この場所が一番の大家族です。蕾が下に伸びていました。この後、首をもたげて花を咲かせます。最初から上を向けば良いものを・・。

【ヒナチドリ】

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ノキシノブの中に紛れ込んでいます。左は光学40倍くらい、右はデジタルズーム併用で120倍だったと思います。

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フラッシュ撮影してみました。高いところなので、アドバンスフラッシュという高照度のフラッシュにしてみたら、白飛びしてしまいましたcoldsweats01。高いところの植物撮影は、難しいですね。梯子をかけて撮りたいくらいです。BORG(望遠鏡)を持って行こうかと思ったのですが、重たいので止めにしました。

右の写真を見てください。仲良しのツリシュスランとヒナチドリです。コハクランとミスズランのツーショットと同じくらい貴重かも?

【フジチドリ】

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樹上の高い位置にあったら、ヒナチドリよりも遥かに見付けにくい植物です。葉は、ノキシノブのようだし・・。

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花は終盤を迎えていました。太くて短い距が特徴的です。

ヒナチドリは、昨年より1.5~2週間遅れでしょうか?来週末くらいには、咲き揃うかな?

※高倍率の撮影は、スタンドが欲しいですね。面倒くさがりなので、全て手持ち撮影ですcoldsweats01

駿河の峰に咲くテガタチドリ

地域によっては群生する野生ランのようですが、私のホームグラウンドでは今まで見た事がありませんでした。

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時間の関係があって、急ぎ足で歩いていたところへ、この淡いピンクの花が目に留まりました。思わず「あっ!」と叫んでしまいました。

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何時かはこの場所で出会いたいと、ずっと思っていました。

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時間があれば、もっと丁寧に撮ったのですが・・。翼を持つ人形(ひとがた)のような花です。

テガタチドリは、ラン科テガタチドリ属の多年草で、環境省RDBでは指定なし、山梨県では、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。静岡県では(━)。ホームグラウンドでの出会いに拘る私の中では、絶滅危惧種ⅠA類(CR)よりも希少種です。

無事結実して、子孫を増やしてほしいと願っています。山の神様、望みをかなえてくれて有難う!

タカネグンナイフウロとアサマフウロ

フウロウソウ科フウロソウ属で、最も身近で見られるのはゲンノショウコです。でも、老眼に向かないとても小さな花です。

フウロウソウ属は、420種以上もあるそうです。そして中には、とても大きな花を咲かせる種があります。

【タカネグンナイフウロ】

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グンナイフウロの品種、タカネグンナイフウロです。今回は、細かい観察はせず花だけ撮ってみました。

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今迄、私がこの辺りを訪れる時期は、花の咲き始めか残り花の頃でした。今回は、花の盛りに訪れる事が出来ました。

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個体数も多い分、花色もいろいろです。

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一番多い花色です。

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少し赤味を帯びた花。

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こちらは白っぽい花です。純白の花を探しましたが、残念ながら見つかりませんでした

【アサマフウロ】

大きな花を咲かせるフウロソウ属はこちらにも・・。

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北八ヶ岳で出会ったアサマフウロです。初めて出会った時は、園芸種かと思いました。

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蜂が訪れていました。体中に花粉を付けています。萌(我が家の甲斐犬)なら、身体をブルブルして振り落とす事でしょう。

※たまには、女子受けする花を掲載するようにとの、家族の要望に沿ったつもりです。

ナギラン

数年前、この植物を求めてある山を探索した事があります。蜘蛛の巣と藪蚊に悩まされながら、荒れた林内を歩き回りましたが、出会う事は出来ませんでした。

ところが、別の場所でこの野生ランとニアミスしていたのです。「こんな所に?」と思うような場所に生えていました。人との出会いもそうですが、希少植物との出会いも不思議な縁を感じる時があります。

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葉が、針葉樹のナギに似ている事から和名が付けられたそうです。花の無い季節なら、気が付かないかも?

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急勾配の斜面に生えていました。未開花株も幾株か見受けられ、将来への期待が持てます。

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鳥の頭のような蕾と開き始めた花の様子です。

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「花は白色で淡紫色を帯び、赤色の斑点がある」と書かれています。ラン科シュンラン属でシュンランの花に似た形ですが、萼片が長いので咲き始めはちょっとだらしない感じがします。

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ナギランは、菌への栄養依存度が高い植物なので、薄暗い場所でも生育出来るそうです。右は露出していた根を撮ってみました。

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蟻が集っていました。送粉者は、ミツバチの仲間が主ですが自家受粉もするそうです。この場所の様子を見ると、実生で増えているように思います。

杉野先生の『静岡県産希少植物図鑑』によると、「伊豆・東部・中部・西部に記録がある。西部は各地にある。他地域は少ない。」と書かれています。環境省、静岡県とも絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。

遅咲きのコハクラン

やっと、コハクランの花が咲きました。例年に比べて、二週間ほど遅いように思います。

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今年は個体数が少ない・・。昨年あった場所に無い・・。そんな思いをし続けて来ました。季節を変えて、この植物を追い続けて来て、素人ながら少し気の付いた事があります。

①今年開花した個体は、来年咲かない場合が多い。②結実して種を飛散する前に、(花茎の)枯れてしまうものが多い。③晩秋にバルブ先端の葉が枯れ、バルブ下から新しい葉の出て来るものがある。

この植物は、葉が痛んだり花を咲かせたりすると、休眠する個体が多いのではないかと思います。一番最初に出会った果実を付けた個体は、その翌年姿を消していました。ところが、その3年後同じ場所を訪れると、また姿を現していました。

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まだ蕾ばかりのものも幾つかありました。

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琥珀色の萼片に霜降り肉のような唇弁が、とても印象的な花です。こんな表現をする人はいませんね。図鑑では「唇弁は、白地に淡暗赤色の斑紋と条が入る」と書かれていました。

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唇弁の形や斑紋は、個体によっていろいろです。左の花には花粉塊が見えています。右は送粉者が触れたようです。林内を、ハナアブのような虫が飛び回っていました。でも、花粉を付けた虫を見る事は出来ませんでした。

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とても小さな花ですが、こうして接写・拡大して見ると特徴的で綺麗な花です。

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少し斜めから撮ってみました。

私が、あと何年この場所を訪れる事が出来るか分かりませんが、深山の厳しい自然環境に耐えながら、何時までも咲き続けてほしいと願っています。

コハクランは、環境省、長野県共に絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。山梨県は情報不足(DD)、静岡県は(━)です。

休耕畑に咲く花

希少種ばかり掲載していると、植物に詳しいのだろうと思われるかもしれません。私は、一人歩きが多いために、順を追って(人に教わって)学ぶ機会が殆どありませんでした。そんな訳で、普段目にする事の多い植物の名前が良く分かりません。

これから、少しずつ覚えて行こうと思っています。忘れる事の方が、多いかもしれないけど・・。

【ツユクサ】

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綺麗な花でしょ?幼い頃は、キリギリスやクツワムシなどと一緒に、虫かごに入れて楽しんだものです。

花は綺麗ですが、畑の雑草としては手ごわい奴です。この暑さでは、引き抜いて置くだけでも枯れる雑草が多い中で、ツユクサは直ぐに根付いて成長をします。

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横顔です。オシベは花弁の付け根に3個、少し下がって1個、メシベの近くまで伸びて2個あります。メシベの近くまで伸びる2個のオシベだけが花粉を出し、他の4個は花粉を出さない仮オシベだそうです。

花弁(内花被)は3枚と書かれています。「2枚じゃないか?」と思ったら、下に白く小さな花弁が1枚付いていました。その後ろに3枚の萼(外花被)があります。普通に見られる花ですが、いろいろ面白いですね。

【イヌホオズキの仲間】

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趣味の野菜畑に咲くナスやジャガイモの花と似ています。この植物も、それらと同じくナス科ナス属だそうです。イヌホオズキの仲間はいろいろあるようですが、これからの勉強課題です。

【イヌゴマ】

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シソ科の花も似たものが多くて難しいです。左と中は通常のマクロモード、右は深度合成という機能を使って撮りました。すぐ後ろの植物もボケないで写ります。

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少しピント位置をずらして接写してみました。シソ科イヌゴマ属、別名をチョロギダマシというそうです。チョロギは、以前栽培した事があり、面白い形の根茎(芋)を付けます。

似た植物で、利用価値の無いような種に「イヌ」と付けられる例が多いですが、愛犬家としてはとても抵抗があります。面倒がらないで、別の名前を考えてほしかったと思います。

※植物の名前が、間違っていたら教えてください。

駿河の峰に咲くミスズラン

例年より開花が遅れていた、ミスズラン(ラン科ミスズラン属)が咲き始めました。

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少し前の記事に掲載しましたが、老眼には辛いとても小さな花です。この野生ランは、水篶刈る信濃の国・・長野県で最初に発見され、その名が付けられたそうです。

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薄暗い針葉樹林内に咲く上に、この小ささですから手持ち撮影では上手く撮れません。ストロボ無しだとピンボケが激しいし、デジイチのストロボだと白飛びしてしまうし・・。

コンデジの露出補正とフラッシュ補正を、通常より暗めにして撮ってみました。中と右は、少しピント位置をずらしてあります。

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見てくださいこの顔。寄り目でベロを出して、私をバカにしているような表情をしています。

ミスズランは、環境省、静岡県とも絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。ところで、こんな小さな植物の調査なんて、どんな方法で行っているのでしょう?調査する人が参ってしまうと思います。

紫点の無いシテンクモキリ

数年前、名前の分からないまま、シテンクモキリをブログに掲載したところ新種登録された野生ランであると教えてもらいました。ラン科クモキリソウ属(Liparis)は、変異が多く難しいと書かれたWebページが沢山あります。

そしてまた、素人を悩ませる花を見付けました。

◇紫点の無いシテンクモキリ?

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もっと低い標高で出会ったなら、クモキリソウと思った事でしょう。

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クモキリソウは、唇弁の先端が強く巻き込み見えないそうです。この花は、先端が見えています。

◇紫点のあるシテンクモキリ

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唇弁の基部辺りの溝に、色がついています。ここが紫(私には褐色に見えますが・・)という事で、シテンクモキリの名が付けられたそうです。

紫点の大きさは個体によって様々です。

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横顔と来訪者の蟻を撮ってみました。ラン科植物には、良く蟻が集っていますが、蟻は送粉者にはならないのでしょうか?

この個体には、花柄や唇弁の裏、萼片や花弁に褐色の色素があります。でも、上の個体にはありません。

◇クモキリソウ

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薄暗い所で撮ったので少し見難いですが・・。クモキリソウの特徴の一つ・・唇弁の先が、後方へ強く巻き込んでいます。

クモキリソウとシテンクモキリの区別点は、他にも幾つか書かれていますが、私に分かり易い部分で比較してみました。一番上の花は、紫点の無いシテンクモキリで良いのでしょうか?そうだとすると、名前自体が変ですね。タカネクモキリやミヤマクモキリなんてどうでしょう?bleah

富士山麓に咲くハコネラン

昨日は、ラッキョウの皮むきなど下処理をしました。8Kgを越えていましたので、かなり大変でした。今迄家族任せだったのですが、自分でやってみるとその大変さが分かります。昨日に引き続き、今日も急に雨が降り出すので、屋外作業は出来ません。

今日の記事は、富士山麓に咲くハコネランです。

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とても小さな野生ランです。遊歩道脇や沢の縁などで見かけます。環境の変化に弱いのか、園芸採取されてしまうのか、前回見た個体を続けてみる事は少ないように思います。

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もう少し、標高の高い所に生えるコイチヨウランと似て見えますが、しゃがんで花を見るとその違いが分かります。一番の特徴は、唇弁の脇に鋸歯がある事です。それと唇弁の斑紋もコイチヨウランは鮮明なのに対して、こちらは透かしのように薄く見えます。

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唇弁の形も、個体によって少しずつ違って見えます。

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蜘蛛が巣を作り始めていました。送粉者がかかるかと思い気にしているのですが、まだ見た事はありません。

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この野生ランも、イチヨウランやコイチヨウランと同じく一枚葉です。質感は、ハコネランの方がイチヨウランに似た感じがします。一般的に、左のような葉ですが、右のように葉柄が長く細長い個体もありました。

※時間指定でアップします。

光合成をしないで生きる植物など

またマダニによる被害者が出たそうです。萌の散歩でもマダニを見かけるし、畑仕事や山歩きしていて集られる事もあります。気を付けようと思っても、避けきれるものではありません。せめて、山歩きの時には、長袖・長ずぼんでスプレーをするくらいです。

今日は、菌従属栄養植物や寄生植物、変形菌など光合成をしないで生きるものを集めてみました。

【ツチアケビ】

ラン科ツチアケビ属。ナラタケ属から養分をもらって育つ、菌従属栄養植物です。運良く毎年出会っていますが、探してもなかなか見つかりません。

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左と中は、標高750m辺りで撮りました。右は、標高350m辺り・・もう色付き始めた果実がありました。

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標高750m辺りで撮った花です。洋ランを思わせる唇弁を持ち、とても綺麗な花だと思います。

以前の記事で、1~2本生えるところは、花が咲き果実が生ると翌年は姿を現さないと書きました。でも、この場所は昨年も確認しています。考えられるのは、花を見た後で刈り取られていましたので、根茎にまだエネルギーが残っていたのではないかと思います。

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標高350m辺りでは、先端部に少しだけ蕾が残っていますが、もう子房が膨らみ始めていました。この植物は自家受粉を行うそうです。確かに結実率は良いのですが、途中で落ちてしまう果実も結構あります。どうしてだろう?

【キヨスミウツボ】

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ハマウツボ科キヨスミウツボ属。アジサイ科の植物の根などに寄生する寄生植物です。

根に寄生する植物では、ヤマウツボやオニクなどがあります。私が観察した範囲では、この二種は毎年同じところにも生えて来ますが、キヨスミウツボはその場所が移動しているように思います。富士山麓で、かなりな広範囲に生えていた場所が、1~2年後には殆ど姿が見えなくなりました。

【変形菌】

違うかもしれないけど・・。

変形菌とは、「変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食する動物的性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ生物」という変わった生き物だそうです。

この生物に魅入られ、追い求めている人たちも多いそうです。私も、ヤツシロラン類の実生栽培実験で、キノコの菌糸類を飼育(動く生き物のようなので)していますので、それを越えた面白さのある生物だと思っています。

番号に続く名前は、Web検索して似たものを書いてみました。正しい名称が分かる方は、教えてください。

①?

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子実体でしょうか?胞子で覆われたような姿です。右の写真にはキノコの子実体との間にオレンジ色の物体が見えます。これも変形菌でしょうか?

②エダナシツノホコリ?

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白いイソギンチャクが群れているようです。Web検索すると、ツノホコリ科ツノホコリ属・・エダナシツノホコリに似ています。

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上の写真をクリックして見ると、イソギンチャクの触手のような部分に腺毛のようなものが見えます。これが子実体だそうです。

先端部に穴が開いているように見えますが、内部の透明度が高いため、先端から透けて見えるので筒状と錯覚すると書かれていました。

③クダホコリ?

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タラコかジャンボタニシの卵のようです。Web検索すると、粘菌類ドロホコリ科・・クダホコリに似ています。

◇今日は、天気が崩れるとの事なので、内職の図面描きをしています。たまにやると目が疲れます。ついでにブログ記事も早めにアップしました。

季節だより観察会「はたご池」

今日も屋外作業でした。いつもは、長そでシャツを着て作業するのですが、今日は耐えられずLAST SAMURAIの記念Tシャツ(義)で頑張りました。嫁さんよりも色白だった腕は、日焼けで真っ黒ですbleah

富士自然観察の会さん主催の「季節だより観察会」は、昨日の午後、はたご池で行われました。私にとっては、初めての場所になります。

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はたご池は、富士市北松野(旧富士川町)にあります。富士山がとても良く見えました。

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峰山山頂にあるので、人造湖かと思ったら、自然湧水によって四季水を湛える自然湖だそうです。

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コシアキトンボはじめいろいろなトンボが飛んでいました。捉えられたのは、この真っ赤なトンボだけでした。猩々トンボでしょうか?

池にはコイやカメ、メダカなどが生息しているそうです。稚魚を追っているコイの姿もありました。

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左の花、ご存知ですか?サカキの花と果実です。我が家の近くにもサカキの木はありますが、花と果実はここで初めて見ました。

右は、イネ科ササクサ属ササクサだそうです。今迄、幾度か目にしたことはありますが、笹の仲間(タケ亜科/タケ科)だと思っていました。

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写真が上下逆のようですが・・。左はドライフラワーで、右は花を下向きに付けていたノアザミです。

一人歩きの上に、希少種や変わった植物ばかり追いかけて来た私は、この手の植物の名前が良く分かりません。

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蜘蛛がくっついていました。「総苞片は直立し粘液を出して粘る」・・図鑑の解説通り、べたべたしていました。蜘蛛を逃がしてあげましたが、かなり強い粘性でした。これって、茎をよじ登って来る昆虫などを阻止するため?多様性確保のために、飛んでくる昆虫だけに、受粉を任せるのが目的でしょうか?

刈り取られずに残っていたこの花は、ジャノヒゲかな?

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水窪探索でを見付けたヤブコウジの花が咲いていました。霧点のような模様があります。赤い果実は目立つのでよく目にしますが、蕾や花は見逃していました。

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こちらは、水窪の高根城で葉を見たのですが名前が分からずにいました。ムラサキニガナだそうです。茎の上下で葉の形が違う上に、地域変異もあるようです。

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金平糖を付ける黄色い花も苦手です。ヤマキツネノボタンと教えて頂きました。葉はピンボケしてしまいましたcoldsweats01

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左は花後のコアジサイです。不法投棄パトで行った辺りでは、今頃咲いているかな?

右には似た植物が並んでいました。ヤブレガサとモミジガサです。葉の付け根の部分がハート形の大きな葉は、オオバギボウシです。

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ここには、センブリも沢山生えるようです。まだ姿を現したばかりなので、刈られずに残っていました。

右は、桜の枝を切った痕です。枝に対して直角に切るのではなく、抉ってあります。これは樹皮が傷口を覆いやすくするためでしょうか?技術屋は、何でも理由を知りたくなります。

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このタイプの地衣類は、みんなウメノキゴケと呼んでいました。ところが、接写して見ると毛が生えています。マツゲゴケというそうです。みんな同じように見えていたウメノキゴケ科の地衣類はこんなにあるそうです(岐阜大学地衣類図鑑)。驚きですね。

こういうものに平気で触る人がいますが、刺されたら危ない!私は触りません。苦手なので・・。ジャコウアゲハの幼虫です。ジャコウアゲハの幼虫は、ウマノスズクサ類の葉を食べ、身体を毒化して外敵から身を守るそうです。アサギマダラと同じですね。蝶は恐ろしい生き物だ!

今回も楽しい観察会でした。富士自然観察の会の方々並びに参加者された方々、有難うございました。

開花を待つ野生ラン

今年は、開花時期の予想が難しい・・。全てが遅れるのならまだしも、平常通り咲く花もあるから尚更です。気になっている野生ランを、集めてみました。

【コハクラン】

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7月6日撮影。

例年なら、開花しているのですが、まだこんな状態でした。中の写真の個体が一番早そうでした。今週末くらいには、咲き始めるだろうか?それにしても、今年は個体数も開花株も少ないような気がします。

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昨年の7月2日に撮影した花です。5分咲き以上だったと思います。

【ミスズラン】

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7月6日に撮影。

とても小さな植物です。マイヅルソウの葉と比べてみてください。見付けて一回転すると、また探さなければならないくらいです。

「みすずかる(水篶刈る)信濃の国に咲く花は、打ち寄する駿河の峰にも咲きけり・・」おそまつ様でしたcoldsweats01

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右は、昨年の7月2日に撮影したものです。こちらも、かなり遅れているようです。

【ヒナチドリ】

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7月6日撮影。

こちらも、まだ蕾でした。

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昨年、この花を見付けたのは、7月18日でした。そして、上の写真は7月24日に撮りました。7月下旬がちょうど良いのかも?

【フジチドリ】

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この花は、萼片が少し色付き始めていました。全体像は敢えて掲載しません。花は小さく、葉はノキシノブに似ていて、とても見付けにくい野生ランです。

今日は、楽しみにしていた富士自然観察の会さん主催の「季節だより観察会」です。13時30分からなので、午前中に雑用を済ませて行くつもりです。と言う事で、ブログ記事も午前中にアップします。

ジガバチソウ

今迄、地上に生えるジガバチソウを見た事はありますが、樹上に生えるものは初めて見ました。

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ノキシノブに紛れ込んで咲いていました。

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樹上の 二本はかなり大きな個体です。中と右は、付近の地上に生えていました。

接写しようとして何処かのボタンを押してしまい、カメラ設定がリセットになってしまいました。元通りセット出来なかったため、上手く撮れませんでした。

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こちらは、全体が赤紫系の花です。

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背萼片や側花弁が、緑色或いは赤味の少ないタイプ。

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唇弁が緑色のタイプ。

そして・・。

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全体が緑色で、唇弁が無班タイプ。

ところで・・。

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私はまだクモイジガバチを、写真でしか見た事がありません。中と右の唇弁の裾を摘まんで、左右に引き伸ばしたような花です。フガクスズムシとジガバチソウを交配したら似た花が出来るのでは?なんて考えてしまいました。

Web写真の多くは、北関東から東北方面のようです。もし出会えるなら、地元の富士山で出会いたいものです。

キソチドリとホソバノキソチドリ

今日も半端ではない暑さでした。少し遅くなってしまったラッキョウの収穫をしました。家族に、漬け込みを依頼したところ「下準備をしてくれたら良いよ!」との事でした。手がラッキョウ臭くなる・・weep

キソチドリは、薄暗い林内にも日照の良いところにも生えていて、葉の形に変異が多い野生ランだと思っていました。要するに、亜高山帯に生える緑色の花を付ける野生ランは、みんなキソチドリだと思っていたのです。

【キソチドリ】

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亜高山帯の針葉樹林内に生えているキソチドリです。私には、撮り難い花です。

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花を接写してみました。距が後ろを向いています。

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葉の形もいろいろ・・。中には真ん丸に近いような葉を見かける事もあります。以前、一枚葉の個体を見た覚えがあります。

ところで、同じ林内なのに中と右のように、まだ開花していない個体も見られました。開花時期に、かなり開きのある植物なのでしょうか?

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同じような写真ばかりで恐縮ですが、何枚も撮りましたので・・。

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顕微鏡モード光学4倍ズーム。「側花弁は背萼片より長く、先は細く伸びる・・」。この花、万歳しているようですね。

【ホソバノキソチドリ】

昨年撮った写真ですが・・。

以前は、草むらで見かけるこの野生ランも、キソチドリだと思っていました。

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日当りの良い斜面に生えていました。全体が黄色味がかった印象を受けます。花付もずっと良い・・。

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この写真を撮って、林内で見るキソチドリの花と違うと思い、詳しい方に尋ねたところ、ホソバノキソチドリだと教えて頂きました。

距が長いですね。「距は長く、下垂れするか前方に湾曲する側萼片は、背萼片より長く、反り返る」とあります。確かに上の花とは違っています。また、「葯室は平行して接する」そうですが、上の花は接していませんね。

Web図鑑を見ると、距の向きの解説が反対のものがありましたが、山渓の「日本の高山植物」などの解説からそちらは間違いであると思います。

◇素人の感想◇

ホソバ・・とありますが、キソチドリも葉の形に変異が多く、真ん丸に近いような個体から、細長いものまでいろいろ見かけます。違う名前にしてほしいです。それにしても、神様は紛らわしい植物を作ったものですね。

趣味の果樹畑(7月上旬)

北八ヶ岳で出会った植物②のつもりでしたが、時間の都合で内容変更します。

休耕畑の整備に時間を費やして、趣味の果樹畑を放置したままでした。久々に覗いてみると、途方に暮れるほどの草だらけ・・。頭脳労働(内職の図面描き)の方がずっと楽です。

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これが何だか分かる人!

これはゴボウです。普通は、こんなになる前に収穫するのですが、観察用に残してあります。花がアザミに似ていますね。

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左は丹波栗です。栗の木は大きくなるので、ちょっと困っています。右は毎年生るのに殆ど食べた事の無い桃です。野生動物の餌になるので・・。

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キウイフルーツ2種。名前は分かりませんが、果実の形の違いだけ分かります。

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こちらは、キウイフルーツと絡み合っているサルナシです。これがとても美味しいのです。どちらもマタタビ科マタタビ属です。

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今年は、小玉のリンゴが沢山生っています。昨年は味見出来ませんでしたので、とても楽しみです。

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果樹畑で一番派手な色の花・・ザクロです。今年は、幾つ生るだろう?

そして、桑の枝を剪定していると・・。

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巣立って間もないヒナがいました。ホオジロでしょうか?桑の木に巣があると思ったら、飛ぶ練習をしてここで休息していたようです。親鳥に呼ばれて飛んで行きました。

今日も暑い一日でした。草刈りと草取りでフラフラ・・冷えたビールが欠かせませんbleah

オニク出現

偶然出会ったドライフラワー・・そろそろ、今年のオニクが姿を現す頃だろうと思い、様子見に行って来ました。

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「あっ、出ている!」

こんな色彩だから、ちゃんと見ないと気が付きません。うっかりすると、踏みつけてしまいます。

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こちらにも・・。

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今年→昨年→一昨年。

一回結実性(一稔性)の植物なので、今年出現した個体は開花結実後枯れます。どのくらいの期間、地中にいるのだろうか?なんか蝉みたいですね。

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この個体が一番早いようです。鱗片葉が開き始めていました。

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接写してみました。細長い松毬(まつかさ)のようですね。別場所での観察からも、この植物は一気に姿を現さないで、かなり個体差があるようです。

北八ヶ岳で出会った植物①

一日一記事を目標にブログを書いていると、毎日のように出歩いていると思っている方がいるようです。「毎日、彼方此方行けて良いなぁ~」・・そんな事はありません!小出しに、掲載しているだけです。だから、週遅れなんてざらですcoldsweats01

今日は、久々に屋外で肉体労働をしました。「暑い!」を何度繰り返した事でしょう。優しさの足りない家族は、汗をかくのでダイエットに丁度良いとか言っていましたangry

初めて八ヶ岳に足を踏み入れてから、年一・二度は探索に行こうと思っています。もっと近ければ良いのですが・・。すぐ近くに富士山があるのに贅沢ですね。

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ゴゼンタチバナ・・この辺りには沢山生えていますが、私の普段の探索範囲では、見かける事の無い植物です。

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花弁のような部分は総苞で、真ん中の粒粒が花だそうです。左右の色の違いはどうした事でしょう?最初は緑で、だんだん白くなって来ると書かれていました。色は違えど、その変化がノウルシに似ていますね。

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ハリブキ・・この植物を初めて見たのは、南八ヶ岳でした。八ヶ岳には、恐ろしい植物があるものだと思いました。

もしかしたら、私は静岡県内でこの植物を目にしていたかもしれません。渓流釣りで訪れた大井川上流部東俣で撮影された写真が、Webに掲載されていたからです。

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富士山でも目にしていたこの植物・・スノキの仲間だとは思っていたのですが・・。似た植物にウスノキとスノキがあります。萼片が短いからスノキで良いのでしょうか?

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これはシラタマノキでしょうか?普段見る事が無いので・・。

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コケモモも咲いていました。花色もいろいろです。

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ミヤマオダマキも久々の出会いです。デジイチで撮れば良かった・・。

植物の名前が、間違っていたら教えてください。

シナノショウキラン②(長野県)

気になった事を、まとめてみました。

◇食害

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左は、私が一番最初に見たシナノショウキランの花と、何者かが掘ったような穴です。これを見て、誰かが掘起こして持ち帰ったのだろうと思いました。

ところが、案内してくださった方に呼ばれて別の場所へ行ってみると、右のような掘削跡と楕円内の残骸がありました。イノシシが掘ったのかもしれません。この辺りに、イノシシがいるのだろうかという疑問も残りますが・・。

富士山麓に生えるキバナノショウキランは、シカの食害に遭ったと思われる痕跡が各所で見られます。でも、このような状態のところはまだ見た事がありません。イノシシには、味を覚えられていないようです。

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一番最初に見た、記念すべきシナノショウキランの花です。唇弁の部分を何者かに食べられていました。この食痕、キバナノショウキランの果実を食べる昆虫の食痕と似ています。

◇集る虫

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キバナノショウキランのポリネーターは、マルハナバチの仲間だと聞いた覚えがあります。この場所でも、マルハナバチの仲間を見かけましたが、残念ながら花にやって来るところは見られませんでした。でも、ハナアブのような虫がいたので、撮ってみました。

キバナノショウキランは、開花して間もない頃、ゾウムシの仲間に齧られていますが、この場所では見かけませんでした。

◇シナノショウキランとキバナノショウキランの変わり者

①シナノショウキラン

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前記事の写真を見て頂くと分かるように、蕾の状態でも薄黄色のものが殆どですが、こちらの個体は少し茶色が入っています。

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こちらも・・。

②キバナノショウキラン

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(茶色の)濃さは個体によって様々ですが、蕾の状態ではこのような色のものを多く見かけます。

でも中には・・。

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こんなキバナノショウキランもありました。右は比較のために一般的なキバナノショウキランの蕾を並べてみました。①のシナノショウキランの蕾より黄色く見えませんか?

これで、花茎の色も薄黄色ならもっと面白かったのですが・・。残念ながらこの個体もシカと思われる食害に遭い、開花状態を見る事は出来ませんでした。

※この記事は、本日分として時間指定(12:30)でアップします。

シナノショウキラン①(長野県)

私が、富士山を探索する切っ掛けになったともいえる植物は、キバナノショウキランです。訳あって、2009年の秋、知人に果実のある場所を教えてもらい、翌年の7月から一週間毎に通い詰めました。それ以降、今日までキバナノショウキランを追い続けて来ました。

その間に、他県には黄色い花の咲くショウキラン属のある事を知り、一度は、その花を見てみたいと、ずっと思っていました。そして、ついにその夢が叶いました!

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初めて目にした、黄色い花の咲くショウキラン属・・シナノショウキランです。

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上と正面顔のアップです。綺麗な花です。

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こちらは花付の良い個体です。花期は6月となっていますが、まだ蕾が多く、この植物も開花が遅れているようです。

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キバナノショウキランよりも、(花茎・花柄が長く?)ひょろっとしたような印象を受けます。右は別の場所で撮りました。

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こちらも、上右と同じ場所で撮ったものです。

現地を訪れる前は、もう少し標高の低い場所を想像していました。ただ、自生場所は急勾配の割に、かなり湿り気の多い地質でした。

シナノショウキランは2001年に新種登録され、環境省RDBで絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。案内していただいた方の話では、以前見た時はもっとずっと多かったそうです。山渓のレッドデータープランツ(増補改訂新版)には、「沢山発生する年とそうでない年の差が激しいと書かれています。今年は、不作の年という事でしょうか?

②では、少し気になった事を掲載します。

※昨晩は帰宅が遅くなり、晩酌・食事をした後眠ってしまいましたcoldsweats01。一日一記事・・日付を遡ってアップします。

そろそろ開花する野生ラン

今年は、開花時期の予想が難しいので、マメに様子見するしかありません。

二週間ほど前の様子ですが・・。

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キソチドリも蕾が伸びていました。もう咲いているかな?

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中と右はコフタバランです。こちらも、もう咲いていると思います。コフタバランは、花茎の下部に開出毛があります。

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左は、キソチドリの葉に集っていた虫です。この辺りに生える野生ランの送粉者だろうか?虫の食害にも遭うようで、下の野生ランは果実が熟すまで持ちませんでした。

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開花時期が、一番気になっている野生ラン・・コハクランです。

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気温の上昇と共に、地面に伏せていた葉が、少し持ち上がって来ます。

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蕾が確認出来ました。葉と蕾は、同じ位置から出るとは限りません。葉はバルブの頭から、蕾はバルブの下から出ますので、少し位置がずれる事もあります。

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ズームしてみました。

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今年は葉の数が少ない・・。

「葉は狭針形で主脈は白い・・」と書かれています。晩秋に、白い主脈は赤味を帯びて冬を越し、気温の上昇とともに白く戻ります。

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こんな光景を見ると嬉しくなります。無事育って花を咲かせ、子孫を増やしてほしいものです。

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これは、赤紫色の花を付ける〇〇チドリだと思います。こちらも楽しみです。

※コメントをくださった皆様、恐縮ですが雑用が済むまで少しお待ちください。

ヤワタソウ

ユキノシタ科ヤワタソウ属ヤワタソウ(八幡草/八咫草)・・私のブログには、初登場の植物です。別名をオトメソウというそうです。別名が良いですね。

八咫・・名前の由来が、八咫鏡(やたのかがみ)と関係があるのだろうか?

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蕾と茎葉、根生葉です。茎葉と根生葉の大きさがかなり違います。

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「山地谷沿いの陰湿地に生える」とあります。薄暗い場所なのでストロボ撮影したいのですが、デジイチのストロボではこの花は上手く撮れません。コンデジ+LEDフラッシュデフューザーで撮ってみました。

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花弁は5個、淡黄白色の花を付けます。「花弁の先端には鋸歯があり、短腺毛が密生し・・」クリックすると良く分かります。

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薄暗い林床で、この小さな花が目立っていました。

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オシベは10個あります。白黒が、アクセントになっていますね。右の写真の花は、オシベが半分(5個)花弁に貼り付いています。開花間もないのか、時間が経過するとこうなるのか、次回観察の課題です。

環境省、静岡県共に絶滅危惧種の指定はありませんが、「静岡県産 希少植物図鑑」にも掲載されている希少種の植物です。

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