最近出会った野生ランの花(富士市)
昨日の午前中は、ハードな肉体労働でした。歳なので尾を引くから、適当にやれば良いのですが・・。助けてくれる人がいないから、仕方ありません
。
最近、富士市で出会った、野生ランの花を集めてみました。
【スズムシソウ】
元気そうな株です。来年に期待ですね。
【ヨウラクラン・ムギラン】
ヨウラクランは、他ではもう咲いているようですが、こちらはまだ蕾でした。花は花序の先端から咲くそうです。普通は、付け根側からなのに面白いですね。確認しなくては!
右はムギランの葉です。花を探すと・・。
このバルブは、昨年伸びたものだと思います。上の写真と少し位置を変えて撮りました。開花が進むと、もっと唇弁が開くのでしょうか?
【ヒトツボクロ】
堆積したスギの葉の間から、顔を出していました。裏面は撮りませんでしたが、紅紫色です。

これも、写真の撮り難い野生ランです。花径はスギの葉と同系色だし、花はとても小さいので・・。
右は、昨年の果実殻です。結実すると、エネルギーを使うために翌年は花が咲かないようです。地中のバルブにエネルギーが溜まったら、また花を咲かせる事でしょう。

かなり画質が荒くなってしまいましたが、花の形は分かると思います。子房部が捻じれ、花が彼方此方向いているようです。行儀が悪いですね。
正面から見ると、手足があって人形のようですね。横顔は、幌付きの人力車に乗った人のように見えます。

こちらも・・。唇弁はひざ掛けのようです。
数多く見られる場所では、花色(暗紫褐色)の濃いものや唇弁に縦縞の無い緑色の個体を見る事があります。変異の多い野生ランだと思います。
不法投棄パトロール対象の、林道に生えるクモキリソウも、咲いていると思います。後日、掲載予定です。この時期はいろいろ忙しい!
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