休耕畑の自然薯など
休耕畑①の草刈りと茶ノ木・笹などの伐採は、一通り終わりました。これから大変なのは、メンテナンスです。マメに草取りするしかありません。
十数年の間、生き残った自然薯が幾本かありましたので、切り取った笹で蔓を誘引してあります。隣の畑の小父さんが狙っているので、「ダメだよ!」と釘を刺しておきました。後は、言う事を聞いてくれないイノシシ対策です。
左が自然薯、中は父親が植えた栽培芋で、品種名は分かりません。右は野老です。真ん中の葉、左と右を合体させたような感じでしょ?
私は以前の記事で、自然薯の葉は対生だと書きました。ところが、互生の葉もありましたので、ここに訂正させていただきます。株全体では、対生の葉が殆どですが、写真のように互生の部分もあります。また、蔓が伸び始め葉の展開する前には、下の写真のような状態です。
言葉で特徴を表現しにくいのですが、この状態でも自然薯と野老の区別が出来ます。葉の付け根の節のような部分が黒っぽいのが分かりますか?秋になって枯れた蔓は、この部分が簡単に折れます。
蔓が伸び始めた頃は、野老ばかりだと思ってがっかりしたのですが、野老より遅れて蔓が伸びて来る事を知りました。
この芋も蔓を見ると対生と互生がありました。でも、自然薯と同じく大半が対生でした。
自然薯に似ていますが、蔓は角ばっていて堅い・・。
こちらは、全体を確認しましたが互生だけでした。これも、自然薯に比べて蔓が堅い・・。
私の住む地域では、野老は食用にしませんが、根茎をあく抜きして食用にする地域もあるそうです。
もう一つ学んだ事があります。野老も自然薯も雌雄異株だそうです。山間部に住んでいるのに、知りませんでした。イモ(根茎)はどちらにも出来るし・・。花が咲いたら、じっくり観察してみようと思っています。
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