面白い名前の植物(京都府立植物園)
面白い名前の付いた植物を、集めてみました。
【フトモモ】Syzygium jambos
通りかかった来園者から、笑い声が上がっていました。説明書きを見て、その理由が分かりました。
フトモモ科。原産地は熱帯アジアで、中国名の「蒲桃(プータオ)」が沖縄方言で「フートー」になり、和名の「フトモモ」になったそうです。花には芳香があり、果実はバラのような香りがする事から、Rose appleの英名がつけられていると書かれていました。英名の方が良いかな?
【ソーセージノキ】Kigelia pinnata(Jacq.)DC.

ノウゼンカズラ科。アフリカ原産で、ソーセージのような果実が生る事から名付けられ、夜行性の蛾やコウモリが花粉を媒介するため、夜に咲くそうです。園内には、夜をイメージしたコーナーがあり、夜咲く花が芳香を競い合っていました。
【ホウガンノキ】Couroupita guianensis Aubl.
薄暗い樹下で、この綺麗な葉が名目立っていました。花は受粉しても結実しないものと、受粉して結実するものがあり、前者は、昆虫を呼び寄せる餌となるそうです。

サガリバナ科。南アフリカ原産の高木。花は、7時頃開花し16時頃までには散ると書かれていました。
名前の由来となった砲丸のような果実です。「直径15~20cmくらいで、表面は固く・・」落ちてきたら危険ですね。
【奇想天外】Welwitscia mirabilis Hook.f.

奇想天外な名前ですね。説明書きによると・・。
「ナミビアからアンゴラ南部にかけてのナミブ砂漠原産。一科一属一種の裸子植物。葉は一対の本葉のみで、終生伸び続けて昆布状となる。雌雄異株。長寿の植物で、自生地では推定樹齢2,000年のものもあるといわれる。」
生きた化石ともいえる植物ですね。
【ホット・リップス(熱い唇)】Psychotria poeppigiana
アカネ科。コロンビア、コスタリカなどの中南米などの熱帯雨林に自生し、開花時期が近づくと、このように苞が変色するそうです。
こんな唇に迫られたら、きっと逃げ出してしまいます。
植物も、名前によって人気者になる事があるようですね。変な名前を付けられた植物は可哀そう・・。植物学者さん、新種には良い名前を付けてあげてください。
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おばさん、お早うございます。
初めて京都植物園に行きました。
とても見ごたえのある植物園でした。
静岡県にもこういう所が欲しいです。
駅から近いのでおすすめです。
投稿: やまぶどう | 2017年6月13日 (火) 05時49分
う ふ ふ
思わず自分の太ももを
観察してしまいましたよ
観られたかと思いました
唇は思わずぞっつですね
投稿: おばさん | 2017年6月11日 (日) 21時50分