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2017年6月

水窪で出会った植物①

様子見のつもりで行った水窪で、出会った植物の記録です。

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彼方此方に、ヤマホタルブクロの花が咲いていました。この花を見ると、「夏が来た!」と感じます。富士山では、晩秋まで見る事の出来る花です。

ついでに・・。

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こちらは、裏庭植物園に実生繁殖しているホタルブクロです。萼と萼の間が捲れています。ヤマホタルブクロとの区別点の一つです。

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オカトラノオが開花寸前でした。この場所には蕨が群生しており、摘んでいる人がいました。でも、この時期の蕨は茎が固いと思います。

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網目模様が際立っている葉・・良く見ると残り花がありました。ジガバチソウです。

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こちらのシダは、斑入りでしょうか?

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こちらも、斑入り葉です。名前の分かる方教えてください。ベンケイソウの仲間のようですが・・。

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こちらも名前が分かりません。ご存知の方、宜しくお願い致します。

植物ではありませんが・・。

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モリアオガエルの卵を見付けました。下には水路があり、オタマジャクシが泳いでいました。大きいから、最初の卵から孵ったようです。モリアオガエルは、下に水のある場所に卵を産み付けます。それが、小さな容器に溜まった水でも・・。おりこうさんですね。

高根城(浜松市)

水窪の探索は様子見のつもりだったので、家族にゴマをすり運転を頼みました。植物観察に興味が無いので、何か釣り餌を考えなければなりませんbleah

そこで、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の撮影で登場した北遠の山城「高根城」へ寄る事にしました。史跡探訪は、このブログのカテゴリーにも入れてあるのですが、このところご無沙汰だったのでちょうど良い機会です。

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宣伝も兼ねて、パンフレットをスキャナーに取り込みました。クリックすれば更に大きく見えます。

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高根城への上り口は、二方向ありますが、駐車場のある場所側から登りました。パンフレットや案内看板に書かれた所要時間はあまり当てになりません。歩き慣れない高齢者などにとっては、案外きつい道のりだと思います。

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「暑い!」を繰り返しながら、やっと辿り着きました。こちらは、パンフレットの反対側の門になります。

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左は倉庫として使われた建物です。右は主殿風の建物で、管理施設だそうです。往時の建物の復元ではないとの説明書きがありました。

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上ってきた反対側から撮りました。右の門を出ると、大河の撮影に使われた(パンフレットと同じ)写真の方向になります。

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この城も、今川、武田、徳川と時代の流れに翻弄されて来たようです。右は、井楼櫓(せいろうやぐら)です。見学用に梯子があるそうですが、施錠されていました。

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駐車場からの上り口に、お稲荷さんの鳥居があり、山の中腹に飾り旗がありました。円内は、山頂の主殿風の管理施設に掲げられた稲荷神社の表示です。どういう関係があるのだろう?

右は、旗の立つ物見台からカメラを水平にして撮りました。平地だけでなく、かなり高い所にも住宅のある事が分かります。

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山城から見た水窪小学校と中学校の様子です。

春野町の犬居城もそうですが、ただ上るだけでも大変なのに、この場所へ水や食料を運んだ兵たちは、さぞ辛かった事と思います。

ツメレンゲ(浜松市天竜区水窪)

静岡県は、東西が約155km、南北が約118kmあるそうです。お金と時間の制約があるため、全国をまたにかけるのはとても無理ですが、ホームグラウンドである富士山とその周辺だけでなく、せめて行ける内は県内の探索範囲を広げてみようと思っています。

そこで、私が教科書の一つにしている杉野先生の「静岡県産 希少植物図鑑」で気になっているエリア・・浜松市天竜区水窪へ行って来ました。

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新富士インターから浜松浜北インターへ向かい、国道152号線を上り、水窪の町へ到着しました。以前訪れた時から、30年以上の歳月が経ちます。

この日は、右の写真に貼り付けた植物の情報も得ました。センリゴマ(ハナジオウ)・・環境省RDBで、絶滅危惧種ⅠA類、静岡県では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているそうです。来年は花の季節に訪れたいものです。

そして、走行中の車窓から意外な植物が目に入りました。この植物は、海岸の岸壁に生えるとばかり思っていました。それが、こんな所で出会うとは・・。

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ツメレンゲです。

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紅葉したように、赤っぽい葉のものや・・。

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緑色の葉のものなど、色とりどりです。

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こちらには、昨年のドライフラワーがありました。花期は、10~11月だそうですから、紅葉を見ながら再訪したいと思っています。環境省、静岡県とも準絶滅危惧種(NT)に指定されています。

我が家から、天竜川と水窪川の分流点まで二時間ちょっとで着きました。春野とあまり変わらない・・。これなら、エリアを決めて行けば、十分日帰り探索が出来ます。

休耕畑の自然薯など

休耕畑①の草刈りと茶ノ木・笹などの伐採は、一通り終わりました。これから大変なのは、メンテナンスです。マメに草取りするしかありません。

十数年の間、生き残った自然薯が幾本かありましたので、切り取った笹で蔓を誘引してあります。隣の畑の小父さんが狙っているので、「ダメだよ!」と釘を刺しておきました。後は、言う事を聞いてくれないイノシシ対策です。

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左が自然薯、中は父親が植えた栽培芋で、品種名は分かりません。右は野老です。真ん中の葉、左と右を合体させたような感じでしょ?

【自然薯】

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私は以前の記事で、自然薯の葉は対生だと書きました。ところが、互生の葉もありましたので、ここに訂正させていただきます。株全体では、対生の葉が殆どですが、写真のように互生の部分もあります。また、蔓が伸び始め葉の展開する前には、下の写真のような状態です。

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言葉で特徴を表現しにくいのですが、この状態でも自然薯と野老の区別が出来ます。葉の付け根の節のような部分が黒っぽいのが分かりますか?秋になって枯れた蔓は、この部分が簡単に折れます。

蔓が伸び始めた頃は、野老ばかりだと思ってがっかりしたのですが、野老より遅れて蔓が伸びて来る事を知りました。

【栽培芋】

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この芋も蔓を見ると対生と互生がありました。でも、自然薯と同じく大半が対生でした。

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自然薯に似ていますが、蔓は角ばっていて堅い・・。

【野老】

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こちらは、全体を確認しましたが互生だけでした。これも、自然薯に比べて蔓が堅い・・。

私の住む地域では、野老は食用にしませんが、根茎をあく抜きして食用にする地域もあるそうです。

もう一つ学んだ事があります。野老も自然薯も雌雄異株だそうです。山間部に住んでいるのに、知りませんでした。イモ(根茎)はどちらにも出来るし・・。花が咲いたら、じっくり観察してみようと思っています。

カラマツ

山野を歩き始めた頃は、落葉広葉樹林ばかり歩いていました。歳月を重ねる内に、針葉樹林を歩く機会が多くなって来ました。林床に生える植物への興味もそうですが、針葉樹の香りを気に入っているからです。

日本の針葉樹の中で、カラマツは唯一落葉性の高木です。この落ち葉の香りが好きです。

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カラマツは、場所によって様々な姿を見せてくれます。ここのカラマツはまだ若木で、素直に伸びています。場所によっては、苛め抜かれた盆栽のような姿を見る事があります。

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サルオガセの仲間などの、地衣類が着生している姿も気に入っています。

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カラマツ(唐松)の名前の由来は、短枝上に集まった葉が、唐松風の絵を彷彿とさせるからだそうです。中国の松の絵のような、という事でしょうか?

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これは雌花だと思いますが、枯れているのかな?それとも、これから下のようになるのかな?

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こちらも雌花・・球果(マツボックリ)です。この時期は、綺麗でしょ?熟すと茶色くなり、種子を散布します。

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こちらは昨年のマツボックリです。ずっと落ちないで残っています。後がつかえているから、早く落ちてくれないと・・。

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こちらは雄花です。下向きについて、横を向いています。

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雌花と雄花をズームしてみました。

ところで・・。

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左は、日本固有種のカラマツです。右は、中国原産のイヌカラマツです。短枝(葉を付けている極短の枝)の長さが違いますね。京都府立植物園の針葉樹コーナーで見つけたので、比べてみました。日本国内で、球果(マツボックリ)を付けるイヌカラマツは珍しいそうです。

ベニバナヤマシャクヤク

今日は、予報通り朝から雨でした。午前中だけ頭脳労働をして、午後からはのんびりしました。それにしても、風雨が凄い!

3年ぶりに、ベニバナヤマシャクヤクに会いに行って来ました。一番期待していた場所では、開花株が採取されていました。「また、盗掘か!」2014年のやるせない思いが、脳裏に浮かびました。

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この日最初に出会った花です。「一株でも、まだ残っていて良かった!」

記憶を辿り、範囲を広げて探索すると・・。

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点々とですが、開花株が見つかりました。こちらは、少し日照の悪い場所に生えていた株です。

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日当りの良い場所に生えていた株です。ヤマシャクヤクは、木陰に生えますが、ベニバナヤマシャクヤクは、日照の良い場所が本来の自生地だそうです。

コンデジ接写モードで撮ってみました。

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ヤマシャクヤクとベニバナヤマシャクヤクの違いはいろいろありますが、花弁の見えない蕾の状態では、萼片の縁取りでも区別出来ます。慣れないと分かり難いかもしれませんが・・。

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更に接写。

萼片が開き、開花寸前です。

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開花した株も見受けられましたが、花弁が欠け落ちていたので掲載しません。

園芸採取されたと思われる形跡は彼方此方にありましたが、子株は結構見受けられました。それと、違うエリアにひっそりと生き残って蕾を持っている株も確認出来ましたので、少しだけ心が安らぎました。

ベニバナヤマシャクヤクが、撒種後何年で開花するか確認しておりませんが、ヤマシャクヤクと同じくらい(7~8年)かかるものと思います。どうか、悪い小父さんの目に触れないで、子孫を増やしていってほしいと願いながら、自生地を後にしました。

ドライフラワーのオニク

明日は天気が崩れるとの予報なので、屋外の肉体労働を頑張りました。スマホ・アプリの歩数と活動時間は、規定値を遥かに超えています。

オニク・・この植物に出会いたくて、ミヤマハンノキの生えるエリアを、一人探索した事が幾度かあります。でも、ずっと出会えずにいたのですが、一昨年の晩秋に家族を誘って訪れた場所で、偶然ドライフラワーを見付けました。昨年の夏に再訪して、無事花を見る事が出来ました。

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この日も、別のところでミヤマハンノキの若葉と球果を撮っていると、その足元に・・。

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「あっ、オニクのドライフラワーだ!こんな所で出会うとは・・。」

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裏側に回ると、こんな光景が目に入りました。「凄い!」

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オニクは、一回結実性(一稔性)の植物だそうです。地下で養分を蓄え、地上に姿を現して花を咲かせると枯れ死します。ドライフラワーが沢山あったからといって、同じ数だけ姿を現すわけではありませんが、これだけあるとかなり期待出来ます。

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素人の考えでは、こうして果実殻が翌年まで残るような植物は、種の飛散に時間をかけるタイプだと思います。

ただこの種を見た事はありませんが、あまり遠くまで飛ばないのか、他の場所で発芽し難い植物ではないかと思います。一昨年見付けた場所も、この場所も、周辺を探索してみましたが、発見場所の狭いエリアにしか個体が確認出来ないからです。

この自生地を見ていて、もっと標高の低い所に生える、ヤマウツボを連想しました。ヤマウツボも、同じ場所で毎年見る事が出来ます。養分をもらう樹木の根があれば、ある程度の数が代を継いで生き続けるようです。環境省RDBで指定が無いのは、根こそぎ採取する輩がいなければ、この場所のように沢山生えるからだと思います。

まだ地上部に姿を現していませんでしたが、花の時期にまた行かなくては!山の神様、この日も嬉しい出会いを有難う!

寒室の植物②(京都府立植物園)

熱帯高山植物室の植物・・続きです。

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コマクサ・・ケシ科コマクサ属。ケシ科なんですね。「高山植物の女王」と呼ばれるそうです。

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山登りの苦手な私には、自生地で出会う事の無い植物です。

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白花もありました。コマクサは、ウスバキチョウの幼虫の餌としても、名が知られています。全草有毒だそうですから、アサギマダラの幼虫がイケマなどガガイモ科の植物を食草として、体を毒化し外敵から身を守っているのと同じですね。チョウは、恐ろしい生き物だ!

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左は、北海道や本州中部以北に自生するキンコウカです。花はキバナノアマナに似ています。

そして中は、メコノプシス・ホリドゥラ(天上の妖精 幻の青いケシ)、右はメコノプシス・ベトキニフォリア(ヒマラヤの青いケシ)です。前者は4,000m、後者は3,000mを超える高山に生えるそうです。

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黄色いケシは、ヨーロッパ原産のパパベル・カンブリクムと書かれていました。

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以前、ホームセンターで苗を買って、メコノプシス・ベトキニフォリアとメコノプシス・グランディスを栽培した事があります。花を咲かせ種子を採るまで育てましたが、夏の暑さに耐えきれず枯れてしまいました。種子は、蒔いても育たないと思うので、記念に保管してあります。

富士山頂付近に植えたら越年するでしょうが、うるさ型の人に何を言われるか分かりませんねbleah

寒室の植物①(京都府立植物園)

今日は予報通り、午後に雨が降りました。でも、もう少し降ってほしいものです。

京都府立植物園の観覧温室に、熱帯高山植物室(高温時冷房しているエリア)があります。そこで出会った植物を集めてみました。

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アツモリソウ(Cypripedium)の仲間です。プラ札には、「レギネ×フラム?」と書かれていました。Web図鑑で検索すると、北米産のレギナエ(reginae)と中国四川のフラブム(flavum)の交配種に似ています。

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一番上と左はデジイチ+望遠マクロで、右はコンデジで撮りました。並べると、かなり色合いが違っています。

花は、国産のアツモリソウに比べて、少し小さめな感じです。背萼片(上花弁)と側花弁が純白で、紅紫色の唇弁との対比が良いですね。

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横顔を撮ってみました。日本のアツモリソウより草丈が高く、長身の美人という感じです。出来れば、後ろのエアコンを寒冷紗などで隠してほしい・・。

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隣には、エビネの葉が・・これは夏エビネのようです。

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アルプス原産の高山植物、エーデルワイスもありました。

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キキョウ科の植物です。花筒の長さのわりに、径が太い花です。白い花は、涼を呼びます。

この日はとても暑かったので、もっとゆっくり見ていたかったのですが、家族に急かされ次のエリアに移動しましたweep

シライトソウ

毎日暑い!今日は、雨樋の掃除をしました。枯葉や枝が堆積して、雨樋の役目をしていませんでしたwobbly。たまには点検しないとダメですね。

ブラシのようなシライトソウ(白糸草)の花です。

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最近出番の少ない、デジイチのマクロレンズで撮ってみました。複数本の場合は、コンデジの方が良かったか・・。

花径は、花の付いている部分だけ白く、下の部分は緑色です。花径の下の部分に見える細い葉のようなものは、線状の苞だそうです。ズキンランを連想させます。

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それにしても変わった花ですね。「花被片は白く、耳かきのように先が太い」・・図鑑の表現も面白い。上の4枚が長いと書かれているけど、私には、3枚に見える・・。次回、ちゃんと確認しなくては!

中と右の写真に小さな虫(蜘蛛?)が写っているけど、これが送粉者?

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「根生葉は倒披針形で、縁は細かい波状となる。」・・図鑑の通りです。

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根生葉と花を接写してみました。密集した根生葉は、ショウジョウバカマのようです。花径には稜があります(根生葉の左上)。オシベが短いですね。見難いですが、緑色の部分が子房です。

それにしても、神様はどうしてこんな花を作られたのでしょう?そういう事を考えるのも面白いです。

サカネラン再び

梅雨入りしたはずなのに、雨はどうなってしまったのでしょう?農作物が干乾びてしまう・・。こんな時でも、雑草だけは元気です。困ったものだ!

少し前になりますが、またサカネランと出会いましたので、記録のために掲載します。

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この植物は、見上げるような形で出会う事が多い・・。この日も、探索範囲を広げようと斜面を登っていて目に入りました。こうして寄り添って生えている所も幾度か見ています。

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それほど遠くない所に、小さな個体もありました。いずれも花の盛りは過ぎ、子房が膨らみ始めていました。

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周辺を見まわすと、昨年の果実殻が残っていました。一番右は、ミヤマウズラの果実です。

ヤツシロラン類の果実殻は残らないのに、ムヨウラン類やサカネランがこうして残っているのはどうしてでしょう?種子の寿命が長く、長期間飛散出来る状態を保つためでしょうか?

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膨らみ始めた子房・・どれも上側が膨らんでいます。熟して殻が破れるのは、果実殻の写真から分かるように上側です。種子が下に零れてしまわないないで、出来るだけ飛散するような工夫がなされているようです。

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人形の花も、見比べるといろいろですね。唇弁の裂片の長さも、短足とそうでないものがあります。左の花は、まだ花粉袋が破れていないようです。

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暫く眺めていましたが、送粉者はやって来ませんでした。膨らんだ子房と昨年の果実殻から、結実率の良い植物だと思います。

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この近くで、ガマガエルと出会いました。一瞬目が合いましたが、視線を逸らしてじっとしていましたので、望遠で撮りその場を離れました。ガマガエル君、驚かしてゴメン!

十六夜薔薇(裏庭植物園)

今日の暑さも、半端ではありませんでした。日陰と冷えた飲み物に、何度も救われました。冷えた飲み物が足りなかったので、晩酌は氷点下ビールでエネルギー補給ですbleah

少し前に、サンショウバラの記事をアップしました。自宅植物園では、八重咲のサンショウバラとも言える十六夜薔薇が咲いていますので、萌の朝散歩の後で撮ってみました。

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十二単のように綺麗に重なる八重ではなく、花弁を詰め込んだような感じですね。

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十六夜薔薇は、サンショウバラとコウシンバラの自然交配種だと聞いた事があります。確かに、葉も棘の多い蕾もサンショウバラそっくりです。最近の検索上位Webページには、記載されていませんが・・。中国中南部の湖南・広西省から貴州省、四川省、雲南省に分布しているそうです。

仲間という事で、友情出演です。

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こちらは、裾野市の山林で撮ったサンショウバラです。この場所で、一番色の濃い花を探してみました。

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こちらは、中国南西部に生えるヒナサンショウバラ(Rosa roxburghii f.normalis)です。ヒメサンショウバラとも呼ばれ、「八重咲のものは十六夜薔薇として知られる」と京都府立植物園の情報サイトに書かれていました。

6月半ばの浮島ヶ原自然公園

今日も、炎天下での作業は暑かった!

下界へ降りたついでに、浮島ヶ原自然公園を覗いて来ました。

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私の背丈を超すほど伸びた葦が、木道に迫り出していました。

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ハンゲショウは蕾を持ち、白いお化粧をしていました。

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ナンキンハゼも、蕾が見えていました。樹下には、実生の苗が何本か生えていました。この植物は、紅葉の季節も楽しませてくれます。

右は、葦の裾に纏わりつくように生えているナヨナヨワスレナグサです。我が家にも、実生で代を重ね生き残っています。でも、十年ほど経ちますがあまり増えません。

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接写ズームしてみました。

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牛の顔のような形の葉は、ミゾソバです。小さな棘があるので、ご用心!

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花が咲き始めていました。どれも一つだけ開花・・一気に咲かないのだろうか?蕾のままの方が綺麗かな?

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こちらも面白い形の葉です。タデ科イヌタデ属・・イシミカワです。

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鍔のようなものを托葉と呼ぶそうです。こちらはミゾソバよりも鋭い棘があります。

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クサレダマも、開花間近です。

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こちらは、サワトラノオの果実です。今年は、花を見逃してしまいました。

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エゾミソハギの花が、咲き始めていました。

ミソハギとの違いは、①ミソハギの葉の基部は茎を抱かないが、エゾミソハギの葉の基部は茎を抱く。②エゾミソハギは、茎や葉、花序などに短毛がある。・・など。

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こちらは、お気に入りのヒメハッカです。葦の間で窮屈そうでした。いつも見ていたところに生えていない・・移植したのだろうか?

最後に、不気味なものを・・。

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サワトラノオの葉に集っていたのは、カメムシの仲間でしょうか?右は、センニンソウの蔓に出来た虫こぶのようなものでしょうか?

※記事をアップ寸前で、Internet Explorerが停止してしまい「このWebページに問題があるので、Internet Explorerを開きなおしました」というようなメッセージが出て、記事はパー・・。たまにこういうような事が起こります。Microsoftさんの方に、問題があるのでは?Microsoft Edgeにも問題があるので、いまだにInternet Explorerを使用しています。

最近出会った野生ランの花(富士市)

昨日の午前中は、ハードな肉体労働でした。歳なので尾を引くから、適当にやれば良いのですが・・。助けてくれる人がいないから、仕方ありませんweep

最近、富士市で出会った、野生ランの花を集めてみました。

【スズムシソウ】

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もう終盤を迎えて、少しだけ残り花がありました。

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元気そうな株です。来年に期待ですね。

【ヨウラクラン・ムギラン】

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ヨウラクランは、他ではもう咲いているようですが、こちらはまだ蕾でした。花は花序の先端から咲くそうです。普通は、付け根側からなのに面白いですね。確認しなくては!

右はムギランの葉です。花を探すと・・。

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咲いていました!背萼片と側花弁に、髭が生えています。

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このバルブは、昨年伸びたものだと思います。上の写真と少し位置を変えて撮りました。開花が進むと、もっと唇弁が開くのでしょうか?

【ヒトツボクロ】

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堆積したスギの葉の間から、顔を出していました。裏面は撮りませんでしたが、紅紫色です。

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これも、写真の撮り難い野生ランです。花径はスギの葉と同系色だし、花はとても小さいので・・。

右は、昨年の果実殻です。結実すると、エネルギーを使うために翌年は花が咲かないようです。地中のバルブにエネルギーが溜まったら、また花を咲かせる事でしょう。

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かなり画質が荒くなってしまいましたが、花の形は分かると思います。子房部が捻じれ、花が彼方此方向いているようです。行儀が悪いですね。

【ジガバチソウ】

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正面から見ると、手足があって人形のようですね。横顔は、幌付きの人力車に乗った人のように見えます。

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こちらも・・。唇弁はひざ掛けのようです。

数多く見られる場所では、花色(暗紫褐色)の濃いものや唇弁に縦縞の無い緑色の個体を見る事があります。変異の多い野生ランだと思います。

不法投棄パトロール対象の、林道に生えるクモキリソウも、咲いていると思います。後日、掲載予定です。この時期はいろいろ忙しい!

カラムシとカミキリムシと萌

休耕畑に生えている雑草で目立つものは、カラムシとセイタカアワダチソウです。

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こちらが、イラクサ科カラムシ属・・カラムシです。

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地下茎が凄い!休耕畑の再生で、一番大変なのがこの植物です。株立ちしているところなどは、太い地下茎が深く潜り込んでいるので除去するのが簡単ではありません。

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こちらは、セイタカアワダチソウです。こちらの根も凄いけど、浅いところを横に伸びるので、鍬で剝き取るのはカラムシほど大変ではありません。

そして、カラムシに集る虫・・ラミーカミキリです。

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カミキリムシは、イチジクなどの幹に侵入して枯らしてしまう害虫です。でも、このカミキリは、御覧のように綺麗な昆虫です。

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カラムシの葉は、このカミキリの好物だそうです。

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横顔。この葉だけ食べるなら、歓迎するのですが・・。

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在来種ではなく、明治初期にラミーという植物について、中国大陸からやって来たと考えられているそうです。だから、ラミーカミキリ・・。

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背中を見ると、帽子を被った人形みたいですね。

カラムシと萌の関係?

実は、散歩の時、萌はこの植物を見付けて葉を食べています。この植物以外では、ウキツリボク(アブチロン)の葉を食べます。どうしてカラムシの葉が分かるのか不明ですが、直ぐに見つけます。イラクサ科イラクサ属は、蟻酸を含むそうですが、カラムシ属は、毒性が確認されていないそうです。

萌は、ラミーカミキリの生まれ変わりかも?

面白い名前の植物(京都府立植物園)

面白い名前の付いた植物を、集めてみました。

【フトモモ】Syzygium jambos

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通りかかった来園者から、笑い声が上がっていました。説明書きを見て、その理由が分かりました。

フトモモ科。原産地は熱帯アジアで、中国名の「蒲桃(プータオ)」が沖縄方言で「フートー」になり、和名の「フトモモ」になったそうです。花には芳香があり、果実はバラのような香りがする事から、Rose appleの英名がつけられていると書かれていました。英名の方が良いかな?

【ソーセージノキ】Kigelia pinnata(Jacq.)DC.

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ノウゼンカズラ科。アフリカ原産で、ソーセージのような果実が生る事から名付けられ、夜行性の蛾やコウモリが花粉を媒介するため、夜に咲くそうです。園内には、夜をイメージしたコーナーがあり、夜咲く花が芳香を競い合っていました。

【ホウガンノキ】Couroupita guianensis Aubl.

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薄暗い樹下で、この綺麗な葉が名目立っていました。花は受粉しても結実しないものと、受粉して結実するものがあり、前者は、昆虫を呼び寄せる餌となるそうです。

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サガリバナ科。南アフリカ原産の高木。花は、7時頃開花し16時頃までには散ると書かれていました。

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名前の由来となった砲丸のような果実です。「直径15~20cmくらいで、表面は固く・・」落ちてきたら危険ですね。

【奇想天外】Welwitscia mirabilis Hook.f.

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奇想天外な名前ですね。説明書きによると・・。

「ナミビアからアンゴラ南部にかけてのナミブ砂漠原産。一科一属一種の裸子植物。葉は一対の本葉のみで、終生伸び続けて昆布状となる。雌雄異株。長寿の植物で、自生地では推定樹齢2,000年のものもあるといわれる。」

生きた化石ともいえる植物ですね。

【ホット・リップス(熱い唇)】Psychotria poeppigiana

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アカネ科。コロンビア、コスタリカなどの中南米などの熱帯雨林に自生し、開花時期が近づくと、このように苞が変色するそうです。

浮島ヶ原自然公園に春を告げる、ノウルシと同じですね。

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この小さいのが花で、花粉媒介者はハチドリなどだそうです。

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こんな唇に迫られたら、きっと逃げ出してしまいます。

植物も、名前によって人気者になる事があるようですね。変な名前を付けられた植物は可哀そう・・。植物学者さん、新種には良い名前を付けてあげてください。

ウマノスズクサ属(京都府立植物園)

新幹線の平日格安チケットで、京都へ行って来ました。新富士駅を7時頃出て、18時半頃には同駅に戻りました。

京都府立植物園で見た植物・・一番手は、ウマノスズクサ属の面白い花を集めてみました。

【アリストロキア・トリカウダタ】Aristolochia tricaudata

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初めて見る花です。「萼は3裂して、先端は尾状になる」とあります。

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ウマノスズクサの仲間は、どれも面白い花を咲かせますね。

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原産地は、メキシコだそうです。ラン科ドラクラ属・・モンキーオーキッドの花をも連想させます。

【アリストロキア・アルボレア】Aristolochia arborea

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原産地は、メキシコからエルサルバドルにかけての中央アメリカだそうです。蕾が、根元にまとまってついていました。

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外観は似ているけど、神代植物公園で見たアリストロキアの仲間と花が違う・・。

【アリストロキア・サルバドレンシス】Aristolochia salvadorensis

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「いた!」神代植物公園ではまだ蕾でしたが、こちらは咲いています。

ダースベイダーみたいですね。面白い花でしょ?

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蕾の正面と横顔。萼筒の形は、オオバウマノスズクサに蕾にも似ていますね。

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開き具合で表情もいろいろです。世の中には、面白い植物があるものですね。

初めて京都府立植物園に行きました。現地で約4時間、足が疲れるくらい歩き回りました。また行きたいと思わせる、魅力ある植物園でした。

※今日は、楽しみにしていた「第三回 季節だより観察会」でしたが、都合があって参加出来ませんでした。夕方、外出しますので、ブログ記事は時間指定でアップします。

サンショウバラ(裾野市)

この日は曇天模様でしたが、サンショウバラの花を撮ってみました。

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比較的色の濃いタイプです。

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足場が無いと正面顔が撮れない・・。

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このくらいの色合いが一番良いかな?

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こちらは色の薄いタイプです。

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蕾の時から色違い・・。

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この花は虫に好かれるようで、彼方此方でいろいろな虫を見かけます。ヤマシャクヤクのように、花の痛みも早いです。

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マルハナバチでしょうか?足に花粉塊が付いています。目まぐるしく動いていました。働き者ですね。

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名前の由来となった葉・・山椒に似ていますね。棘も対生で、本山椒と同じです。

この場所には、結構な本数が生えており、まだ蕾も沢山あります。花の寿命は短いですが、見頃はまだ続くと思います。

マタタビ属(趣味の果樹畑)

趣味の果樹畑に植えてあるマタタビ属・・キウイフルーツとサルナシの様子です。

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手前の大きい葉がキウイフルーツで、後ろの小さい葉がサルナシです。

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マタタビ属は、雌雄異株です。もう雌株の花は終わり、雄株の花だけが残っていました。雄株は花期が長いようです。

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ちょっと細長いタイプのキウイフルーツです。

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こちらは、真ん丸なタイプです。最近では、いろいろな種類が作出されているようです。

そして・・。

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サルナシも子房が膨らんでいました。この姿を見ると、「ヘタ(萼)が付いていて細長い感じなので、マタタビでは?」と思われる方がいるかと思います。右の写真に、昨年の10月頃の様子を貼り付けました。サルナシでしょ?

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折角生ったのに、昨年は忙しくて収穫しそびれてしまいました。

サルナシやマタタビは、キウイフルーツの仲間で、熟すととても美味しいです。

サカネラン

今年も、サカネランに出会えました。

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先端部まで開花していますから、花の時期は盛りを過ぎたようです。サカネランは、外生菌根菌のロウタケ科に寄生する菌従属栄養植物(腐生植物)です。

全体に細かい毛が確認出来ます。私はまだ見た事はありませんが、エゾサカネランは全体が無毛なので、それが区別点になるそうです。

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ズームしてみました。事情があり、慌てて撮ったため思ったように撮れませんでしたcoldsweats01

ところで・・。

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こちらは、ヒメフタバランとミヤマフタバランの花です。フタバラン類は、以前はフタバラン属に分類されていましたが、DNA情報を用いた解析により、サカネラン属として扱われるようになったと書かれています。また、フタバランも菌根菌はロウタケ科だそうです。

素人は「フタバラン属でも良いじゃないか?」なんて思ってしまいます。まぁ、花の形が似ているところもありますので、そこで納得するしかありませんbleah

コアツモリソウ②

珍しいコアツモリソウに出会いました。

【素心花/無斑紋花】

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萼片に紅紫色が透けていない!きっと素心花だ!

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昨年も、別の場所で一つだけ見る事が出来ました。

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左手前に一本生えているため、花柄を葉の上に乗せても顔が撮れません。仕方ないので、花を葉の上に寝かせて撮りました。

※画像追加しました。

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なかなか出会えないので、少し角度を変えて撮ってみました。

【斑入り】

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初めて斑入り葉のコアツモリソウを見ました。アルビノに近いような個体です。

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通常の個体は、葉が対生していますが、葉の位置がずれています。しかも、他に比べてかなり小さめです。

※画像追加しました。

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こちらは、蕾の無い個体です。上と違い、軸が青い(緑)ですね。虫に食べられていましたが、この他にもう一個体見付けました。合計三個体見る事が出来ました。

探索範囲の狭い私ですが、今迄かなりな数のコアツモリソウを見て来ました。でも、このような斑入り葉の個体は見た事がありません。

山の神様、珍しいコアツモリソウに出会わせてくれて有難う!

※この林内一帯、花粉のようなものが舞い落ちていました。

コアツモリソウ①

ラン科アツモリソウ属・・コアツモリソウを見て来ました。

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この植物はとてもへそ曲りで、下を向いて咲きます。この個体はまだ良い方で、中には真下を向いているものもあります。

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ちょっと素直なコアツモリソウ?実は、花柄を葉の上の乗せて撮りました。

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同じ林内でも、まだ蕾の個体もありました。「花の重みで花柄は垂れ下がる」と書かれています。どうしてこんな咲き方をするのでしょう?

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この花は、デジイチでは反則技を使っても撮り難いので、最近コンデジ専門です。

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こちらは、斜面に生えていたので、正面顔が撮れました。

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達磨さんのような感じの花ですね。袋状の唇弁の紅紫の線状斑は、個体ごとにいろいろです。

②では、珍しいコアツモリソウを掲載します。

カキノハグサ(静岡県)

杉野孝雄先生の「静岡県産希少植物図鑑」によると、「伊豆・東部・中部・西部・北部の記録がある中部と西部の各地にあるが、産量は少ない。」と書かれています。私の住む富士市周辺では、まだ見た事がありません。記述によると、以前は東部にもあったようですが・・。

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花期は、終盤を迎えているようでしたが、運良く花を見る事が出来ました。

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黄色~橙色の組み合わせが、とても綺麗な花です。

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小さな株が多かったのですが、中には花数の多い見ごたえのある個体もありました。

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橙色の花弁の先端部に、髭のようなものがあります。「房状の付属体」と表現されています。

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まだ蕾の残っている個体もありました。

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花も終盤を迎えると、このような色に変化してくるようです。

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果実を見る事が出来ました。扁平な円形の果実です。

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左はカキノハグサ、右は柿の葉と花を撮ってみました。柿の葉に似ているかと問われれば、微妙な感じもします。静岡県産希少植物図鑑には、「葉が披針形のナガバカキノハグサが混生する」と書かれています。一番上の写真が、それに近いのでしょうか?

園芸採取される事も多いようですが、未開花株も含めた個体数は結構確認出来ました。このまま、何時までも残ってほしいと願いながら、自生地を後にしました。

エンシュウムヨウラン(富士市)

今年は、この植物も姿を現すのが遅れていました。

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数年前、萌が野生動物の臭いを追って入った林内で、偶然見付けました。萌dogのお手柄です。株密度の高い自生地です。

この植物も、シカと思われる食害に遭った年があります。刈り取り対象の雑草だけ、食べてくれれば良いのに・・。

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なかなか花が開かず、左のような状態で萼片が落ちてしまうものが殆どです。でも、地上部が無事なら果実を付けていますので、自家受粉もあるのかと思っています。

「副萼の下の膨らみ」がこの植物の特徴の一つだそうです。副萼?・・花の付け根の黒っぽく汚れたような部分だそうです。素人の私には「花の付け根のすぐ下」の方が分かり易い・・bleah

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藪蚊に刺されながら撮りました。この花はピント合わせが難しい・・。

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コハクランを思わせるような色の萼片です。変異種のキバナもあるそうです。一度出会ってみたいものです。

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唇弁の先端に、ピントを合わせたつもりです。

「エンシュウムヨウランは、黄色の肉質の毛があり・・」と表現されていました。ウスギムヨウランは、この毛が赤紫色を帯びるそうです。

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斜め横から撮ってみました。ワニの下顎を連想・・。

2~3年前、これが結実するまで下草を刈り取らないよう、地主さんにお願いしました。他が刈り取られていたのに、まだ無事ですからお願いを聞いてくれたようです。地主さん、有難う!

5月下旬の富士山②

続きです。

②は、少し標高の下がった辺りで見かけた植物を集めてみました。

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ルイヨウボタンの花が咲いていました。

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この花は、花弁のような萼片を持ち、その数に変異があります。花弁は、オシベと重なり合っている金太郎の鉞のような部分です。図鑑には、萼片、花弁、オシベが6個と書かれていますが、萼片と同じく花弁数=オシベ数で変異があります。

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クワガタソウの花が咲いていました。

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蕾と茎の毛を撮ってみました。茎の毛は、上向きの曲がった白い毛が生えています。ヤマクワガタは、この毛が開出(茎に直角に出る)します。

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開花すると扁平な感じの花です。クワガタソウ属は、蒴果の形で区別するのが一番分かり易いと書かれていました。でも、まだ果実は見当たりませんでした。

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ここにも、ハンショウヅルの仲間がありました。前記事の、トリガタハンショウヅルと少し違った形の蕾が付いていました。まだ色が付いておりませんが、こちらは標高からしてハンショウヅルかな?

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これ、何だと思いますか?シロカネソウの蕾です。少し前の記事に、シロカネソウは花期が長いと書きましたが、二番目の蕾を観察したのはこの時が初めてです。中には、三番目の蕾が姿を現している個体もありました。咲き始めからではなく、徐々に姿を現して来るようです。

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こちらは、牧野博士が一番最初に名前を付けられたヤマトグサです。面白い花でしょ?この辺りには、群生しています。

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開花後、髭のようなオシベは黒くなっていきます。この髭のようなオシベの垂れ下がる花は雄花で、この反対側にとても小さな雌花があります。写真は上手く撮れませんでしたので未掲載です。

ところで・・。

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この花は何でしょう?

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オトコエシの葉に似た感じです。

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横顔。

薄暗い林内の一角に、まとまって生えていました。名前の分かる方、教えてください。→ツルカノコソウと教えて頂きました。

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こちらは、オニシバリの果実です。雌雄異株ですから、この木は雌という事になります。夏に赤く熟し、辛く有毒だそうです。

5月下旬の富士山①

今日も暑かった!一日中、チェンソーと草刈り機を使っていたので、腕と腰が痛くてたまりません・・。

5月下旬に行った富士山で、気になる植物を集めてみました。①は、亜高山帯辺りです。

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葉の展開するのが比較的遅いナナカマドです。右は、落葉する針葉樹・・カラマツです。

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時々、こんな場面に出くわします。どうやって先へ進むか、悩んでしまいますwobbly。踏破するには、体力と柔軟性が必要です。

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日当りの良いところには、ヒメハナワラビが姿を現していました。環境省、静岡県とも絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。

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林内に入ると、こんな葉が目に付きます。ラン科キソチドリだと思います。

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ワチガイソウも、彼方此方で開花していました。小さいですが、褐色の葯が目に付く花です。

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またシロバナエンレイソウの登場です。亜高山帯では、別名のミヤマエンレイソウの方が合っていますね。

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これは、蕾の形と色から、トリガタハンショウヅルだと思います。

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沢山の蕾が付いていました。ハンショウヅルの仲間は、小さな個体を彼方此方で見かけるのですが、開花株は案外少ないものです。開花が楽しみです。

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下界のミツバツツジやキヨスミミツバツツジが咲き終わってから、このトウゴクミツバツツジが咲き、その花も、あっという間に盛りを過ぎてしまいます。この日見た花は、もうかなり傷んでいました。そして、このツツジの特徴である花柱の毛を撮ろうとしたら、丁度花筒の外れた花が見つかりました。蟻が蜜を吸っているような感じでしたが、ここからも蜜が出るのかな?

5月下旬のイチヨウラン(富士山)

先日、イチヨウランの開花状況を見て来ました。

【第一の場所】

この場所では、5年ほど前に幾株か確認しています。まだ無事だろうか?

樹木密度の高い林内に分け入ると・・。

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「あった!残っていて良かった!」

右のような斑の入った個体に、ここで初めて出会いました。その時の株か、子孫のようです。

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こちらは、コメツガの葉に隠れるように生えていました。右は蕾が横を向いていますので、間もなく開花すると思います。ちょっと日当たりが良いので心配・・。

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白い筋斑の個体が彼方此方に生えていました。久々に入った場所で、イチヨウランの無事が確認出来て本当に良かった!

【第二の場所】

上より標高の低い場所です。

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「あっ、鶉葉の個体が見当たらない!」前回確認した時には、左の場所に二株ありました。

この隣にも、開花株があったはずです。良く探すと、蕾を食べられた花径と、葉の一部が残っていました。シカに食べられたのだと思います。

この場所の鶉葉の個体は、以前も食べられてしまいました。やっと復活したと喜んでいたのに、とても残念です。

今年は、イチヨウランも少し開花が遅れていましたが、ここでは殆どの株が開花していました。

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唇弁の形や斑紋が個体ごとに違っています。

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ツインズの横顔を撮ってみました。イチヨウランの花は大好きなのですが、写真に撮るのは苦手です。

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針葉樹の香り漂う林内に、ひっそりと咲くこの花はとても魅力的です。

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唇弁の形や萼片の開き具合で、花の印象がかなり変わって来ます。もっと標高の高いところの花は、丈が短く更に可憐な感じがします。

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ここ数年の間に、このエリアの個体数は増えていると思います。でも、悪い小父さんだけでなく、シカの食害も心配です。開花場所が、移動しているように思えると書きましたが、開花株が食害に遭ったのかもしれません。花数の割に結実する個体は少ないように思います。上の写真のように花を食べられたら、子孫を残せず絶えてしまうかもしれません。

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