ヤツシロラン類栽培実験
今日も雨・・ずっとパソコンを使っていると目が疲れるので、息抜きにシャッターのペンキ塗りをしました。最近、頭脳労働の集中力が落ちて来ました。やっぱり歳のせいかな?
このところご無沙汰だった、ヤツシロラン類の様子です。
【アキザキヤツシロランの容器】
黄色味を帯びた菌糸と白い菌糸が成長していました。昨年は、部材の上に種を蒔いたのですが、今回は中に蒔いてみました。表面で発芽したものは、成長しにくいと思ったからです。部材を捲らないと、経過を見る事は出来ませんが・・。
こちらにも・・。
部材の隙間から顔を出していた塊茎の様子です。上手く成長してくれるだろうか?
やっぱりスギの球果は菌糸に好かれるようです。右は、亜高山帯の針葉樹林から拾って来たトウヒの球果に生える菌糸です。トウヒは長持ちすると思うのですが、スギの様に簡単に生えてくれません。
根状器官を覆った菌糸は、逆に養分を吸収されるそうです。昨年は、塊茎が多すぎて菌糸不足になってしまい(菌糸の繁殖が間に合わず)、花を咲かせるまで成長しませんでした。なかなか難しい・・。
根状器官が伸びていました。この容器は、上記の二つの容器より温度を高くしてありますが、なかなか菌糸が繁殖してくれません。昨年のクロヤツシロランの経験から、この根状器官の伸び方は、菌糸を探しているのだと思います。
塊茎に同封されて来た少量の土を入れてみたのですが、上手く繁殖してくれなかったようです。
こちらは、昨年姿を現した芽(花径)ですが、固まったまま成長を止めてしまいました。やはり菌糸不足で、成長出来ずに枯れてしまったようです。
アキザキヤツシロラン栽培容器の中の菌糸を入れてみようと思っていますが、このヤツシロラン類に合うのか分かりません。
何れも、学ぶ事ばかりです。
※根状器官は仮称です。菌糸は、菌子束と呼んだ方が正しいのでしょうか?
◇お願い◇
このブログを見てくださっている方にお願いがあります。私の住む富士市に近いところ・・富士山南面や愛鷹連峰西面などで、ギンリョウソウの発芽を確認された方がいたら、おおよその場所、或いは標高を教えてください。今年は、いろいろな植物の成長が遅れていて、発芽時期が掴めません。出来るだけ、発芽し始めの時期が把握出来ると助かります。何卒、宜しくお願い致します(この記事へのコメントか、下記のアドレスまでお願いします)。
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