三種類の着生ラン
今日も雨・・その上霧が出て来たので、運転していて怖いくらいでした。山間部に住むと大変な事が多い・・。
2週間ほど前になりますが、着生ランの宝庫へ行って来ました。
【ヨウラクラン】
梅の木に着生していたヨウラクランです。小さな株も彼方此方に着生していました。良く見ると、蕾が確認出来ます。白い髭状のものが、昨年の花茎です。沢山の花を咲かせたようですね。
ノキシノブの赤ちゃんかと思ったら、カヤランでした。以前、フウランの苗を見た事があります。これと同じように、樹皮に沿って伸びた根の周りに集中して生えていました。ラン菌が多いからかな?
葉が無く根に葉緑素を持つクモランも、驚くほど着生していました。

堅い梅の樹皮に、食い込むように着生していました。梅の木の樹皮は、乾燥していて着生ランに適さないような気がするのですが・・。
クモランとカヤランが、隣同士に着生している所も数ヶ所ありました。なかなか見られないツーショットだと思います。
カヤランの果実が割れ、刻みたばこのような種子が露出していました。刻みたばこなんて、若い人は分からないかな?

こちらは、クモランの種子です。毛糸の繊維のようですね。
カヤランもクモランも種子に発芽の養分が無いので、着生する木に発芽を助ける菌が存在することになります。それにしても、この場所には驚くほど沢山着生していました。
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