カテンソウとクモラン(浜松市天竜区)
土・日の何れか、趣味の野菜畑の草取りを予定していたのですが、雨降りになってしまいました。今日は、遠州方面の雨が上がるとの予報でしたので、案内状を頂いていた春野のすみれ展に行って来ました。
その帰り道、渋い顔をしている運転手にゴマをすり、植物観察するために道路脇で車を止めてもらいました。
【カテンソウ(花点草)】
足元に、カテンソウの花が沢山咲いていました。雌雄同株ですが、雌花は葉の付け根に付きます。写真で確認出来るのはみんな雄花です。雌花を撮ろうとしたのですが、別のものに目が行ってしまい、忘れてしまいました
。
視線の先に見えたのは・・。
【クモラン】
梅の木に着生したクモランでした。ブログ記事に掲載した翌日に、別の場所でまた出会えるとは・・。
凄いでしょ?雨に濡れた後なので、根の緑が鮮やかでした。
同じような写真ばかりで恐縮ですが・・。樹皮に密着している株と、更にその上に覆いかぶさっている株で盛り上がっていました。数は少なかったのですが、カキにも着生していました。
根と弾けた果実を、接写ズームで撮ってみました。専門家の論文によると、クモランは、発芽後、発根するまでに7年ほどかかるそうですから、写真のような状態になるまでは、相当な年月が経過した事と思います。
今迄着生を確認した樹種は、サクラ、ウメ、カキ、そして我が家の針葉樹の盆栽(トウヒの仲間)です。それ以外に、スギの葉の上でも発芽が確認されていると書かれていました。また、樹上を眺め歩く時間が増えそうです。
すみれ展からの帰り道でただ一ヶ所、植物を見ようと車から降りたピンポイントで、こんな出会いがあるとは思ってもみませんでした。野生ランの神様、有難う!
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