アズマイチゲ(富士山)
今日は、一日畑の草取りをしました。体中痛い・・。
キバナノアマナを見付けた林で、アズマイチゲの花も数輪咲いていました。場所によっては群生するのですが、この場所では希少種です。
落ち葉の中に、ひっそりと咲くこの小さな白い花は、センサーを働かせて歩かないと見逃してしまいます。
こちらにも咲いていました。キンポウゲ科イチリンソウ属です。ニリンソウなどと同じように、花弁のような萼片の数は個体によって変異があります(10枚前後が多いようです)。
葉が垂れたようになっているのも、アズマイチゲの特徴です。図鑑によると「葉柄は無毛の事が多い」と書かれていますが、真ん中の写真を見てください。ここの個体は、毛が生えています。

左は葯の状態から終盤を迎えた花で、右はまだ葯が破れて花粉を飛ばす前のようです。

この花には、ハナアブの仲間がとまっていましたが、カメラを向けると何処かへ行ってしまいました。甲虫だけ日向ぼっこしているようでした。

デジタルズーム併用で・・。虫の名前が分かる方、教えてください。
アズマイチゲは、キクザキイチゲに似ていますが、葯柱の付け根(花弁のような萼片の付け根の部分)が濃紫色です。
比較のために、天子山塊の麓で撮ったキクザキイチゲを掲載します。

葯柱の付け根が白いでしょ?葉の切れ込みも違うし、アズマイチゲの様に垂れ下がって(展開して)いません。
この場所に開花株が少ないのは、樹木の葉が展開してからの日照が悪いからかもしれません。キバナノアマナやイチリンソウと同じく・・。でも、群生した場所で見るより、ひっそりと咲くここの花が好きです。
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