ヒメフタバラン(富士市)
昨年の記事を見て、そろそろヒメフタバランが姿を現す頃だろうと思い、様子見に行って来ました。
その場所は、ヒノキ林の一角にあります。もう、かなり伸びていると思ったら、まだとても小さくて地面に顔を近づけてやっと気づきました。右の写真で、スギやヒノキの葉と見比べてください。クリックしても見えない人は、恐縮ですが虫眼鏡を使用してください。
昨年の3月下旬には、もっと成長していました。今年はかなり遅れているようです。
1:1のデジイチマクロレンズでもこの程度です。
顕微鏡モードにデジタルズーム併用で撮ってみました。
こんな菌糸体が出て来ました。
フタバランは葉緑素を持ちますが、DNA解析によりサカネラン属として扱われるようになったそうです。菌根菌は、主にロウタケ科と書かれていました。菌への依存度が高い植物なのかも?
フタバランの仲間は群生する事が多いようですが、ヒメフタバランにはこの畳一畳にも満たないエリアでしか出会っておりません。探索範囲の狭い私にとっては、ある意味深山に生える野生蘭よりも希少種です。ここに種を運んで来た風の道の元は、何処にあるのだろうか?
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