今日は雨・・冷たい雨です。レインコートを着た萌は、野生動物の気配を感じ朝からハイテンションでした。
また女子受けのしない記事ですが、スギやヒノキの林に生える野生ランの観察です。
ヒノキのエリアには、ヒノキゴケの集団が生えていました。
こちらは、スギゴケの仲間と切り株に生えた〇〇ゴケです。
コケではなく野生ランは?ここからです。
【ヤクシマヒメアリドオシラン・ハクウンラン】
掲載した写真の中に、ハクウンランが含まれているか分かりませんが・・。
この場所には、ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンランが生えています(花の時期に確認しました)。
幾度かの観察を通して、上の写真はヤクシマヒメアリドオシランだと思います。
こちらも、ヤクシマヒメアリドオシランだと思います。
この場所で見るヤクシマヒメアリドオシランは、上のように固まって生えており、ハクウンランは単独で生えている感じです。したがって、ヤクシマヒメアリドオシランの方が圧倒的に多く見られます。
また、Webページには、萼片や花茎・花柄の色が緑色と褐色のものが掲載されていますが、ヤクシマヒメアリドオシランは褐色、ハクウンランは緑色のものが殆どです。殆どと書いたのは、両者の交雑種らしき個体も見受けられるからです。
ハクウンランだけが自生している別の場所では、緑色の個体ばかりでした。
葉の形もいろいろ・・。でも、葉での区別は私には出来ません。
ヤクシマヒメアリドオシランには、このような斑入り葉が現れます。でも、ハクウンランの斑入り葉は、まだ見た事がありません(株数が少ないから、出会えないのかも?)。
【ベニシュスラン】
ヒノキのエリアでも見かけますが、スギの葉の堆積したエリアには、沢山のベニシュスランが生えています。
葉の斑もいろいろ・・。
こちらは同属(ベニシュスラン属)のミヤマウズラです。並べてみるとかなり違いますね。
【エビネ】
日照の少ないこの林では、あまり見かける事はありませんが、エビネも数株生えていました。葉の少ない株ですが、昨年は花を咲かせました。中央に枯れた花茎が残っています。
ところで、このエビネの葉は細長いと思いませんか?初めて見つけた時、見慣れない花が咲くかと思い、幾度か通いました。でも、咲いたのは普通に見かけるジエビネでした。
同じような花の咲くジエビネでも、芳香のするものと殆どしないものがあります。これはウチョウランにも言える事ですが、その違いはどうしてでしょう?
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