ハクモクレンの蕾
予報通り午後から雨が降って来ました。しかも、風が吹いて寒い一日でした。
今日の記事は、春を待つハクモクレンの蕾の観察です。
ハクモクレンの木が大きくなり、隣の敷地に枝がはみ出したので、先日剪定しました。
沢山の蕾をつけて冬を越します。この時期の蕾は、毛皮を被っていますが、右の写真には脱ぎ掛けた毛皮が見えます。

剪定枝の先についていた蕾です。脇についている小さなのは、同じく毛皮を被った葉(葉芽)です。
二枚目の毛皮が姿を現し(左)、それを剥がすと花弁が見えて来ました(右)。この蕾は二重の毛皮を被っていましたが、別の蕾では三重のものもありました。いったい何重の毛皮を被っているのでしょう?

毛皮の付け根と毛をズームしてみました。左の写真には、葉痕以外に毛皮を脱いだような痕が見えます。三重以上かもしれません。
ハクモクレンは、かなり寒がりなんですね。
蕾を切断してみました。左側が葉で、右が蕾です。外側の毛皮の厚みは、内側の毛皮の倍ほどあります。
蕾は葉と一緒に枝先につき、途中につくのは葉(芽)だけです。枝先につく葉は、その大きさで区別出来ます。
枝を切断してみました。中心にキブシやニワトコのようなウレタン状の芯(髄と呼ぶそうです)があります。ハクモクレンの枝は、柔らかで簡単に切れます。
« 静岡市駿河区で出会った植物 | トップページ | ヒイラギの花とヒュウガミズキの蕾 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)













コメント