近くに生える野生ラン
運動不足なので、近くの山林を歩いて来ました。
富士山は、今日もご機嫌が良く、穏やかな一日でした。
散歩道で、出会った野生ランを集めてみました。
足場が悪い上に高所なので上手く撮れません。良く見ると、蕾が付いているようです。
左と中は、榧の木に着生するムギランです。
右は、なんとクロヤツシロランの蒴果です。この時期に残っているなんて不思議です。かなり遅く開花したものと思われます。
ここのムギランは、別の場所のものより葉が細いように感じます。バルブも痩せているので、乾燥しすぎかもしれません。樹皮と共に落ちていました。
左の果柄は、まだ枯れておりません。ムヨウランなどと違い、クロヤツシロランの果柄は種子を飛散して間も無く枯れてしまいます。しかもこの場所は、落葉広葉樹林内でした。今まで見て来たのはスギ林や竹林でした。落葉広葉樹林内にも生えると聞いた事はありますが、私にとっては初めての出会いです。
エビネも無事でいました。今年も花を咲かせてくれるかな?
そして、我が家にも・・。
今迄は葉に覆われて枝が見えませんでした。年末に剪定していて気が付きました。
山間地とはいえ、ヨウラクラン、クモラン、そしてカヤランまでも、庭木や盆栽に自然着生しています。これで、産廃の焼却場やシキミの高濃度農薬の臭気が無ければ、言う事無い場所なのですが・・。
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うーさん、明けましておめでとうございます。
分布リストなどを見ると、そちらの方がランの種類が多いと思います。
これから楽しみですね。
思いがけない希少種に出会えることをお祈りしています。
また、いろいろなお話を聞かせてください。
本年も宜しくお願い致します。
投稿: やまぶどう | 2017年1月 3日 (火) 15時38分
おめでとうございます
昨年の登り納めの室生火山群(室生寺の近く)の山で
カヤランを見つけました。
故郷の山歩きのウエイトが増えている中で
初めての遭遇でした。
登り始めは、大神神社の御神体の三輪山の
予定です。
本年もBlog愉しませて頂きます。
投稿: うーさん | 2017年1月 3日 (火) 11時21分