アメリカネナシカズラ(静岡市)
沼津市の海岸でネナシカズラ属の植物と出会い、気になったので静岡市の海岸でも観察してみました。
場所は、静岡市駿河区・・久能山東照宮の近くです。
杉野孝雄先生の「静岡県の帰化植物」には、「中華そばをぶちまけたように見える」と表現されていました。まさしく、その通りですね。

ズームすると、蕾・花・果実が沢山付いているのが分かります。花冠からオシベが出ているので、ハマネナシカズラではなくアメリカネナシカズラだと思います。

花の様子です。とても小さな(直径3mmくらい)花です。花冠は5裂し、オシベが5本、花柱は2本確認出来ます。
宿主のハマゴウに絡みついている部分を、接写してみました。杉野先生の著書にもあるように、巻き付く方向は全て左巻きでした。

蔓状の茎を切断すると、蔓と同じような黄橙色の液体が出て来ました(左)。不気味ですね。
右の写真では、ハマゴウの茎から養分を吸収するための、吸盤の様な部分(寄生根)をズームしてみました。
この植物は宿主を選ばないそうで、同じく要注意外来生物に指定されているコセンダングサに寄生した写真が、杉野先生の著書に掲載されていました。アメリカネナシカズラは、北米各地とカナダの一部に自生する種と同一であることから命名されたそうです。奇しくも、コセンダングサは北米原産との事ですから、同じ出身地からやって来た異常な繁殖力を持った帰化植物同士の戦いと言う事になります。
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