ハクウンラン(富士市)
今日は、早朝から家の周りの草取りと剪定をしました。汗だくの上に、アシナガバチに手首を刺されて散々でした。
昼前に、ハクウンランとヤクシマヒメアリドオシランの様子を見て来ました。今のところ、一週間毎しか行けませんので、かなり様子が変わっています。ついでに、隊長から情報をもらった別のハクウンランの自生地へ行って来ました。
ハクウンランの自生地は、スギやヒノキの林と思っていたのですが、この場所は広葉樹林脇でした。
この場所にはハクウンランだけが生えていましたが、真ん中の花・・唇弁の肩がなで肩で、裾が少し斜めです。ヤクシマヒメアリドオシランに似ています。
同じ株に咲く花は、唇弁の形が似ています。
最初に行った自生地・・スギ林で、花の写真を撮ろうと邪魔なスギの葉を除けると・・。
菌糸が出て来ました。そしてスギの葉と一緒に、ハクウンランが抜けました。右はその根元の様子です。根が折れたのかと思ったら、そうではありませんでした。
「日本のランハンドブック①」には、「根が退化しているので、菌への栄養依存が強いと思われる」と書かれています。ヤクシマヒメアリドオシランよりも、菌への依存度が高いため点在して生えているのかもしれません。
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