ツチアケビの花(富士市)
標高の低いところでは、もうとっくに花が終わり、子房が膨らんで来ています。この写真も2週間前(7月24日)に撮りました。でも、下界に比べて一月くらい遅いと思います。
2011年の秋に、この場所でツチアケビの果実と出会いました。その後、毎年様子見していたのですが、ずっと姿を現してはくれませんでした。
ところが・・。
5年後にまた姿を現していました。ツチアケビは、群生している場所はともかく、ここのように1~2本の場合は、花が咲き結実すると翌年は出て来ません。ただ、蕾の状態でシカなどに食べられたような場合は、翌年も姿を現すことがあります。
地下茎は、結実しても枯れてしまうのではなく、休眠しているのかもしれません。
左は蕾です。蜜が出るのか、以前見た株にはクワガタが集っていました。

この植物も、探して簡単に出会えるものではありません。今年も見る事が出来て良かった!

横顔と下からも撮ってみました。
9月頃、赤いバナナのような果実が生ったら、また撮ってみます。
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