オオバノトンボソウ(富士市)
このところ、風邪気味で調子が良くありません。社外へ出れば暑く、社内にいれば寒い!
昨年の今頃は、暑い現場事務所で慌ただしい日々を過ごしました。電源容量の関係があり、扇風機と団扇だけが頼りでした。最近では、パソコンを使っての図面描きだからまだ良いのですが、昔のようにトレーシングペーパーや和紙に手描きしていたら、汗でシワシワになってしまった事でしょう。
比較的、身近なところで見る事の出来るツレサギソウ属・・オオバノトンボソウの花を撮ってみました。
この野生ランは、落葉広葉樹林内にも、スギやヒノキの林にも生えています。落葉広葉樹林内では、良く虫に食べられるようで、ここのように無事に花を見る事がなかなか出来ません。
丁度見頃でした。
①側萼片は後ろに反る②唇弁の先端は後ろに反る③距は斜め下に伸びる④茎の稜が著しく目立つ・・接写した花を見ながら、少しずつ勉強です。
花柄子房が捻じれています(右)。受粉すると、子房の膨らみとともに、捻じれが戻り上を向く?
「背萼片は、側花弁と兜状になる」・・図鑑の表現も覚えなくては!
花を接写ズームしてみました。このところマクロレンズを使わず、コンデジばかりです。こちらの方が花の様子が良く分かるので・・。
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もこままさん、お早うございます。
女子受けのしない花を見てくださって有難うございます。
こうして、接写して見ないと分からないような小さな花の野生ランが多いです。
もっと大きな花を咲かせればいいものを・・。
投稿: やまぶどう | 2016年7月29日 (金) 07時41分
こんにちは。
やまぶどうさんのお陰で 見た事もない日本の蘭がみられて嬉しい限りです。
楽しませて頂き 有難うございます。
投稿: もこまま | 2016年7月28日 (木) 15時49分