野生ランの果実
今日は涼しい一日でした。小山町は雨・・仕事とはいえ、せっかく行ったのに残念!
最近見かけた野生ランの、膨らみ始めた子房(果実)を集めてみました。
次は、葉脈(網目模様)が目立たないので、クモキリソウだと思います。クモキリソウの花も載せてみました。
亜高山帯の針葉樹林内では、ヒメムヨウランも子房が膨らんでいました。真ん中に注目してください。茎に似た色の虫が集っています。
神の手により、受粉の手助けがされました。これはその一週間後の様子です。
こちらにも虫が集って、花弁を食べていました。葉を食べるのも、この虫だろうか?
コケモモの中に生えているのは、キソチドリかな?右端は、とってっも小さな花・・ヨウラクランの果実です。花も小さいですが果実も小さい・・。
コンデジの顕微鏡モードで、撮ってみました。右は似ているけど、ムギランの果実です。写真は同じくらいに写っていますが、こちらの方がずっと大きい果実です。
花と同じように地面を向いているのは、コアツモリソウの果実です。この後、反転して上を向くようになります。右は何ものかに先端部を食べられたオニノヤガラです。
左は、新たなエリアで見つけたハコネランです。右は花の時機を逃してしまったタカネフタバランです。
楽しみにしていた野生ランの花期も、あっという間に過ぎていきます。でも、まだまだこれから見頃の花もあります。休日に、天気が良いと嬉しいのですが・・。
※子房とは、被子植物の雌しべの基部にあり、膨らんで袋のようになっている部分。上は花柱に、下は花托(かたく)につながる。中に胚珠 (はいしゅ) があり、
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