ラン科ツレサギソウ属の花
一人歩きの多い私は、この手の花が良く分かりません。亜高山帯に生える緑色の野生ランは、どれもキソチドリだと思っていました。
針葉樹林の林床に生えるもの・・。
これはキソチドリで良いのでしょうか?→キソチドリだそうです。
一番上の花と比べると、こちらの方がスリムで花粉塊の付き方も違うように見えます。これは何でしょう?→ホソバノキソチドリ
そしてもう一つ、名前の分からない野生ランです。
オオヤマサギソウかオオバナオオヤマサギソウではないかと思っているのですが・・。→オオバナオオヤマサギソウ
Hさん、名前を教えて頂き有難うございました。また宜しくお願いいたします。
この場所には、昨年まで沢山の株が生えていました。ところが、今春確認したところ数が減っていました。ずっと気にして見ていた斑入り葉の個体まで・・。
そして、右の二枚の写真を撮りに行った時には、更に数が減っていました。今まで見ていた大きな株はこれ一本だけしか見当たりませんでした。現地の状況から、シカの食害ではなく、採取されたものだと思います。
やるせない思いで、帰路につきました。
関係官庁さん、私のように植物の観察をして歩く者に、「植物採取禁止」などの腕章を預けてくれませんか?口で注意しなくても、結構効果があるのではないかと思います。
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