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今日は暑い一日でした。朝からずっと、自宅植物園の草取りをしました。腰と指が痛い!
モチノキに絡みついたアマチャヅルとカラスウリの蔓を、切り取る前に撮ってみました。
左と中がアマチャヅルです。ずっと昔、ブームがあってこの蔓を見つけるのが困難な時期がありました。今では何処でも見る事が出来ます。右は、カラスウリの蔓です。蕾が見えています。
絡みつく相手がいなくて、自分自身に絡んだりしています。
スプリングのようなものがありました。右は蕾の接写です。
花はこれからのようだと思ったら・・。
もう咲き終わった花もありました。
カラスウリの花は夜に咲きます。レースのようで、とても妖艶な感じの花です。
この記事も、ファイヤーフォックスで書きました。ココログのページには、「アクセス出来ない」という書き込みが、多数の方からありました。マイクロソフトのせいです。困ったものです。
ココログサポートのページに、「リフレッシュする」というような部分がありますが、それをやるとファイヤーフォックスでもアクセス出来なくなる可能性があります。また、記憶されたIDやパスワードは、その都度入力した方がいいと思います。休み明けには、ココログスタッフによって、解決策が示されるだろうと期待しています。
昨晩、ココログにアクセス出来なくなってしまいましたが、ブラウザをファイヤーフォックスにしたらアクセス出来ました。原因は、またマイクロソフトのようです。28日までは、IE11とEdgeでアクセス出来たのに、win10の無料アップデート期間が終了と同時に、何をしたのか?まったく困った会社です。
富士山で見つけたオオヤマサギソウ?の花を観察してみました。以前の記事に載せましたが、この仲間は悪いおじさんに連れ去られたようです。
オオバナオオヤマサギソウは、距の長さが3cm以上になると、某観察法人さんのページに載っていました。ガムの横幅は21mmですからこの距は25mmほどでしょうか?距の長さ以外の(花の構図などの)違いは無いのでしょうか?花や距が少し大きいだけでは、生育場所の環境によっても違うことが考えられます。
更にズームしてみました。この植物は、オオバナオオヤマサギソウ?それともオオヤマサギソウでしょうか?
発売真近であろう「日本のラン ハンドブック②」に詳しく掲載されてくる事を期待しています。もう最終チェックの段階頃でしょうか?関係者さん頑張って!
→オオヤマサギソウの距は水平で、オオバナオオヤマサギソウの距は、垂直に近いと言う事で、オオバナオオヤマサギソウのようです。
Sさん、Hさん有難うございました。
自宅植物園では、グロリオサ(キツネユリ)の花が次々と咲いています。この植物は、面白い所がいろいろあります。
蕾の時は、花弁が雄蕊や雌蕊を守るように包んでいます。中が覗けるところも面白い!
花弁が開き、反り返って花の盛りとなります。受粉すると、右のように花色が褪め、子房の膨らみとともに雌蕊が横を向きます。どうして落下しないのだろう?
反り返った花弁が水平になり、やがて下に下がって来ます(開花の時と逆になります)。横を向いた雌蕊は、花弁がかからない位置にいるのも面白いですね。
花弁に守られた子房が大きくなり、種を成熟させていきます。また沢山の種が出来て、どんどん増えていきます。塊茎でも増えるようだし、どうしよう・・。
このところ、風邪気味で調子が良くありません。社外へ出れば暑く、社内にいれば寒い!
昨年の今頃は、暑い現場事務所で慌ただしい日々を過ごしました。電源容量の関係があり、扇風機と団扇だけが頼りでした。最近では、パソコンを使っての図面描きだからまだ良いのですが、昔のようにトレーシングペーパーや和紙に手描きしていたら、汗でシワシワになってしまった事でしょう。
比較的、身近なところで見る事の出来るツレサギソウ属・・オオバノトンボソウの花を撮ってみました。
この野生ランは、落葉広葉樹林内にも、スギやヒノキの林にも生えています。落葉広葉樹林内では、良く虫に食べられるようで、ここのように無事に花を見る事がなかなか出来ません。
丁度見頃でした。
①側萼片は後ろに反る②唇弁の先端は後ろに反る③距は斜め下に伸びる④茎の稜が著しく目立つ・・接写した花を見ながら、少しずつ勉強です。
花柄子房が捻じれています(右)。受粉すると、子房の膨らみとともに、捻じれが戻り上を向く?
「背萼片は、側花弁と兜状になる」・・図鑑の表現も覚えなくては!
花を接写ズームしてみました。このところマクロレンズを使わず、コンデジばかりです。こちらの方が花の様子が良く分かるので・・。
ベニシュスランの咲く林内で、ハクウンランとヤクシマヒメアリドオシランも咲き始めていました。
【ハクウンラン】
緑軸に緑の萼片、そして塵取りのような唇弁の花。印象的な野生ランです。
塵取りの形もいろいろ・・。
数年前、この花をブログに掲載して、「今まで見て来たハクウンランとどこか感じが違う」と書いたところ、ヤクシマヒメアリドオシランではないかと教えて頂きました。茶軸に茶系の萼片、唇弁の裾が斜めになっています。
こちらの唇弁も個体ごとに形がいろいろです。
そして・・。
こちらも・・。
ハクウンランと、ヤクシマヒメアリドオシランは、交雑するのでしょうか?
自生地の様子を見ると、ハクウンランは群生せず、点在している感じです。それに引き換えヤクシマヒメアリドオシランは、一握りくらいの群生が彼方此方で見られます。当然、株数も圧倒的に多く、踏みつけないで歩くのが大変なくらい生えています。開花時期はほぼ同じですから、交雑の可能性も考えられるのかな?ご存知の方、教えてください。
ベニシュスランの花が咲く頃だろうと思い、覗きに行って来ました。
咲いていました!踏みつかないで歩くのが大変なくらい、彼方此方に咲いています。
淡いピンク系が一般的ですが、右は淡い緑色です。稀にこんな花が見られます。
横顔。唇弁は、アヒルの尾のように見えます。細い毛は、虫除けでしょうか?
カールした唇弁を撮ってみました。やっぱり、アヒルの尾に似ています。
正面顔。こちらは、アヒルの口。
環境省RDBの指定はありませんが、全国で絶滅危惧種に指定されています。静岡県では、要注目品種(N)に指定されています。
この場所には、かなりな株数のベニシュスランが生えています。また、ハクウンラン、ヤクシマヒメアリドオシランも生えています。みんな同じ菌糸から発芽、生育の養分をもらっているのだろうか?
3週間も前に撮った写真ですが・・。
私があと何年山野を歩けるか分かりませんが、もうこれほどの群生に出会う事は無いでしょう。
全部で何本生えているか数えるのも大変なくらいです。この二塊の他にも生えていました。
17時過ぎていた上に、暗い林内なので上手く撮れませんでしたが、凄さは分かっていただけると思います。
この場所を教えてくれた野生ラン探索隊の隊長と、快く見せてくれた地主さんに感謝です。
株元の様子。
ここは、以前ナメコを栽培していた場所だそうです。その環境が、ツチアケビが養分をもらっているナラタケにも適していたようです。
こうして見ると、洋ランを思わせるような唇弁を持った綺麗な花です。
果実が膨らみ始めていました。ツチアケビは、この中に種子を宿します。
環境省、静岡県とも絶滅危惧種の指定はありませんが、他県では絶滅危惧種に指定されているところが多くあります。
今日は、午前中ボランティアの草刈りに行って来ました。本年度、第二回目です。前回は仕事で参加出来ませんでした。
場所は、富士市の工業地帯を流れる沼川水系滝川の土手沿い遊歩道です。みんなで、ヒガンバナを植えてあります。ヒガンバナは、現在地上部が枯れ休眠中です。
雑草の勢いは、我が家の畑だけでなく、どこでも凄い!左は南→北、右は北→南を向いて撮りました。生憎富士山は、雲隠れしていました。
反対側の土手でも、草刈りしている人が見えます。日本製紙さんかな?本日参加以外でも、遊歩道沿いにある企業の人たちが、自分たちの近くの場所を刈ってくれています。
最近は、超強力なメンバーが加わり、草刈りも楽になりました。JATCOさんは、若い人が中心で、しかも大勢参加してくれます。
何時もは、草むらにカニが潜んでいて、草刈りしていると姿を現すのですが、今日は出会えませんでした。葉裏のコガネムシの仲間を撮ってみました。名前・・わかりません。
午後から畑に行こうと思ったのですが、熱中症になりそうなので回避して、裏庭植物園の草取りをしました。真面目に労働した一日でした。
最後に、魚眼モードで撮った萌です。そばで草取りしているので、遊んでほしくて、私から目を離しません。
今日は涼しい一日でした。小山町は雨・・仕事とはいえ、せっかく行ったのに残念!
最近見かけた野生ランの、膨らみ始めた子房(果実)を集めてみました。
次は、葉脈(網目模様)が目立たないので、クモキリソウだと思います。クモキリソウの花も載せてみました。
亜高山帯の針葉樹林内では、ヒメムヨウランも子房が膨らんでいました。真ん中に注目してください。茎に似た色の虫が集っています。
神の手により、受粉の手助けがされました。これはその一週間後の様子です。
こちらにも虫が集って、花弁を食べていました。葉を食べるのも、この虫だろうか?
コケモモの中に生えているのは、キソチドリかな?右端は、とってっも小さな花・・ヨウラクランの果実です。花も小さいですが果実も小さい・・。
コンデジの顕微鏡モードで、撮ってみました。右は似ているけど、ムギランの果実です。写真は同じくらいに写っていますが、こちらの方がずっと大きい果実です。
花と同じように地面を向いているのは、コアツモリソウの果実です。この後、反転して上を向くようになります。右は何ものかに先端部を食べられたオニノヤガラです。
左は、新たなエリアで見つけたハコネランです。右は花の時機を逃してしまったタカネフタバランです。
楽しみにしていた野生ランの花期も、あっという間に過ぎていきます。でも、まだまだこれから見頃の花もあります。休日に、天気が良いと嬉しいのですが・・。
※子房とは、被子植物の雌しべの基部にあり、膨らんで袋のようになっている部分。上は花柱に、下は花托(かたく)につながる。中に胚珠 (はいしゅ) があり、
今夜は、地区で企画された講演会を聞きに行って来ました。自由時間が増えたら、その講師の先生と山野を歩きたいと願っています。
気になる樹上の居候を集めてみました。
果実が生っていました。右はイワギボウシにシロバナエンレイソウです。みんな樹上の方が安全なのかも?
接写ズームしてみました。果実の表面全体に毛が生えています。良く見ると、モウセンゴケのように先端部に粘液が付いているようです。果皮の汚れを見ると、案外同じ働きをするのかも?
こちらは、休眠から目覚めたオシャグジデンダです。左の写真には、ダイモンジソウの姿も見えます。
オシャグジデンダは、初夏に葉が紅葉したようになり、やがて落ちて短い休眠をします。冬に休眠すればいいものを・・。変わったシダですね。
マツノハマンネングサは、もう少しで開花しそうです。
さて、明日は小山町へ行きます。遊びではなくて、仕事ですよ!
家の周りに咲く、良い香りのする花を集めてみました。
一番手は風蘭(富貴蘭)です。とても小さな花ですが、ヤマユリのような良い香りがします。植え替えの手間を考え、庭木に着生させ始めています。
花をズームしてみました。怪獣の顔みたいですね。
私が幼いころは彼方此方で見られたのですが、スギやヒノキが大きくなったため自生地が減少して、年々数を減らしています。その上、シカやイノシシの食害も目立つようになってきました。
百合の花粉にはご用心!衣類に付くと取れなくて困りますよ。
くちなしの花です。挿し木でも発根するそうですから、生け垣用に増やしてみようかな・・。
焼却場やシキミへ散布された農薬の臭気を、一時的でも隠してくれるので芳香種の植物は有り難いです。
地上に姿を現したオニクの頭部を確認してから、3週間が経ちました。「少し遅いかもしれない・・」そう思いながら、霧雨降る天気の中、自生地へ向かいました。
そして、ついにドライフラワーではないオニクを見る事が出来ました。
前回確認出来なかった場所にも生えていました。出会えて本当に良かった!
こちらは、雄蕊と雌蕊らしきものが見えています。これが見頃の株でしょうか?
頑丈そうな萼と花冠ですね。右の写真で透明感のある丸いのが雌蕊で、その下の首の曲がった部分が雄蕊でしょうか?
こちらは並んで生えていました。でも、ズームして見ると、雌蕊は見当たらず雄蕊の枯れ始めたようなものが見えています。花の見頃は過ぎたようです。
昨年のドライフラワーがまだ残っていました。右は、3週間前に一番伸びていた株です。この状態からの成長は、かなり早いようです。来年は、もう少し早く行って見る事にします。
ところで、この場所から、嗅ぎ馴れない臭いがしました。オニクは、猫などに好まれるようです。あの臭いは、オニクだったのだろうか?
前回見た株の配置からすると、無くなっている株があるようです。野生動物に食べられたのか、悪いおじさんに採られたのか?おじさんさんなら、残していかないと思いますが・・。少しだけ保護意識のある人が、採って行ったのかもしれません。
来年また出会えることを願って、ミヤマハンノキの生える斜面を後にしました。
今日は、キバナノショウキランの黄花とオニノヤガラの確認に行って来ました。それがなんと、何者かに食べられていました(シカかもしれない)。
山の神様に文句を言いながら、少しだけ別のエリアに入りました。
すると・・。
イタヤカエデに居候しているノキシノブの中に、何か見えます。この日は、運良く高倍率のコンデジをリュックに入れていました。
ズームして見ると・・。「花だ!ウチョウランに似ている!もしかしたらヒナチドリかも?」
光学ズーム60倍、手持ち撮影です。幅広の葉が一枚・・ヒナチドリだと思います。
角度を変えて撮ってみました。小さいものを含めると、4株ほど生えているようです。
初めての出会いが、今日訪れるとは思ってもいませんでした。オニノヤガラの花が食べられていなければ、この出会いはありませんでした。ちょっと複雑ですが・・。
「山の神様、文句を言ってすみませんでした!」・・嬉しい出会いは、まだ続きます。
フガクスズムシの群生です。光学60倍ズーム手持ち撮影でも歯が立たないくらい高い所に着生していました。裏に回ると、オシャグジデンダが休眠を終えて、新しい葉を展開していました。この木もGPS登録です。
この他にも新しいエリアで、キバナノショウキランを35株ほど見つけました。午前中だけの探索で、こんなに嬉しい出会いが続くとは・・。
山の神様今日も有難う!
ヒナチドリは、環境省RDBで、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)、静岡県では絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。
フタバランの仲間は、従来のフタバラン属からサカネラン属として扱われるようになったそうです。素人考えでは、「DNAが同じでもフタバラン属で良いじゃないか!」です。
この野生ランは、富士山の北面の方が多く見られます。
北面では、各所で群生しており、写真のような状態のところを良く見かけます。
また、南面ではコフタバランと混在しているところはあまり見かけませんが、北面では混在している場所が何ヶ所かありました。
花色や軸(茎)色に変異があります。一番多く見られるのは、左と中のような茶軸で茶花の個体です。右は茶軸で緑花です。南面では、緑軸に緑花を幾度か見た事があります。
少し緑がかった茶花です。図鑑では「緑褐色」と表現されています。ドレスを着た貴婦人のようですね。
こちらは、茶花です。萼片を見てください。「萼片の先端は鈍頭、基部から著しく反り返る」と書かれています。植物の専門家の方は、解説を書くのも大変ですね。
唇弁の基部にある「耳状の裂片」の形も、見比べると様々です。
さて、三連休もあっという間に最終日です。午前中だけ、山歩きして来よう!
この野生ランは、「日本のランハンドブック①低地・低山編」には掲載されておりません。でも、掲載種のベニシュスランやジガバチソウと同じくらいの標高にも生えています。更に、私が知るキバナノショウキランの主たる自生地より低い所にも生えているのです。
薄暗い所が好きな上に、小さいので撮り難い花です。TG-4顕微鏡モードで挑戦してみました。
こんな葉の野生ランです。斑のような模様を、図鑑では「不鮮明な白い筋」と表現されています。
①萼片と側花弁はほぼ同長
花の特徴は、横顔の方が分かりやすいですね。茎や花柄に毛が多い・・。
フタバランは、どうしてみんな地味な花なのでしょう?
「日本のランハンドブック②深山・高山編」早く発売されないかな・・。待ち遠しい!
次は、標高の高い所に生えるミヤマフタバランの登場です。
タカネバラとミヤマハンショウヅル・・今まで目にしてはいましたが、タイミングや場所の関係で、なかなか登場させることが出来ませんでした。あまり上手く撮れませんでしたが、姿だけでも見てください。
【タカネバラ】
静岡県側で撮った花です。虫に食べられていますが、綺麗でしょ?「紅紫色の五弁花」と表現されています。
この花、前から撮れれば綺麗だったと思いますが、反対側へは行けず、望遠マクロでこれがやっと・・。右の方に、びっしり棘の生えた枝が見えています。
「小枝は細長く紅紫色を帯び、白色を帯びた細い棘針が多生し、のちに脱落する」そうです。図鑑の解説も、写真を見ながら読むと少しは分かりますね。
こちらは静岡県側で撮影。望遠マクロに交換するのを面倒がって、マクロレンズのまま撮りました。しょうがない奴です。
短い蔓は時々見かけますが、花の咲いているものにはあまり出会えません。
こちらは、山梨県側で見たミヤマハンショウヅルです。ストロボ無しと発光で撮ってみました。もう少し近ければ嬉しいのですが・・。
何はともあれ、静岡県側と山梨県側で両方を見る事が出来ました。山の神様に感謝です。
一人歩きの多い私は、この手の花が良く分かりません。亜高山帯に生える緑色の野生ランは、どれもキソチドリだと思っていました。
針葉樹林の林床に生えるもの・・。
これはキソチドリで良いのでしょうか?→キソチドリだそうです。
一番上の花と比べると、こちらの方がスリムで花粉塊の付き方も違うように見えます。これは何でしょう?→ホソバノキソチドリ
そしてもう一つ、名前の分からない野生ランです。
オオヤマサギソウかオオバナオオヤマサギソウではないかと思っているのですが・・。→オオバナオオヤマサギソウ
Hさん、名前を教えて頂き有難うございました。また宜しくお願いいたします。
この場所には、昨年まで沢山の株が生えていました。ところが、今春確認したところ数が減っていました。ずっと気にして見ていた斑入り葉の個体まで・・。
そして、右の二枚の写真を撮りに行った時には、更に数が減っていました。今まで見ていた大きな株はこれ一本だけしか見当たりませんでした。現地の状況から、シカの食害ではなく、採取されたものだと思います。
やるせない思いで、帰路につきました。
関係官庁さん、私のように植物の観察をして歩く者に、「植物採取禁止」などの腕章を預けてくれませんか?口で注意しなくても、結構効果があるのではないかと思います。
今日は、沼津市と御殿場市で工事立ち合いでした。朝の天気が悪くてどうなるかと思ったら、昼前からとても良い天気になりました。それにしても暑かった!
草原に咲く、コウリンカの様子を見て来ました。足を踏み入れると・・。
場所によっては、鹿の食害に遭っているようですが、ここでは、ススキに守られています。
図鑑では、「濃赤橙色」と表現されております。独特の花色ですね。
開花後、舌状花は水平からだんだん垂れ下がり、反り返ります。
コウリンカは、環境省RDB、および静岡県とも、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。県外では、長野県霧ヶ峰の踊り場湿原で出会いました。
※コンデジを少し暗めの設定で撮ってみました。この手の花は、もう少し明るくても良いかな?
今日は、キバナノショウキランの花の写真を掲載するつもりでしたが、先に三番目の目標・・キヨスミウツボの記事に変更しました。
車から降りて、苔むす林内に入りました。
舞い落ちたヒメシャラの花かと思って近づくと、キヨスミウツボでした。場所によっては、大群落を作る事があります。環境省RDBでは指定されておりませんが、全国の都道府県で絶滅危惧種に指定されています。我が静岡県では、要注目品種になっています。
蕾が開く様子です。地上部は短いですが、掘って見ると地下部分はかなり長い植物です。
最初は綺麗な白ですが、開花が進むと少し黄色味を帯びるそうです。今迄、あまり気にして見ていませんでした。
こちらは咲いている株です。「芳香のあるものとそうでないものがある」と書かれていました。次はそれも確認しなくては!
キヨスミウツボは、アジサイなどに寄生するそうです。熟した果実を採って来て、裏庭植物園のタマアジサイの根元に埋めてみようかな・・。
二番目の目標・・キバナノショウキランを見る事。昨年と同様、短時間に25株も見つけました!毎年、この植物を追い求めて来ましたから、目にキバナノショウキラン・センサーが形成されているようです。
今回は、蕾の色を比べて見ました。
まず、三兄弟に出会いました。
まだ綺麗な状態ですが、この後ゾウムシなどに食べられ傷だらけになってしまいます。開花前では、この株が標準的な色だと思います。
こんなに濃い色の蕾もありました。
この二つを比べて見てください。右は黄色く見えるでしょ?まさにキバナノショウキランです。
今迄、沢山のキバナノショウキランを見て来ましたが、こんなに黄色いのは初めて見ました。
一般的な色の蕾を並べてみました。
探索範囲の狭い私は、ショウキランの仲間はこのキバナノショウキランしか見た事がありません。Web図鑑で見ると、シナノショウキランがキバナノショウキランの名にふさわしい色をしています。でも、それらは軸(茎)が白あるいは薄黄色に見えます。
この株の軸は、茶系です。キバナノショウキランの黄花と呼ぶことにします。
山の神様、出会わせてくれて有難う!
今日は、朝一軽い荷物を持った時に腰が痛かった・・。ぎっくり腰のなりかけかな?
選挙を終えて、午前中だけ、今日の目標を果たしに行って来ました。①オニノヤガラを見る事②キバナノショウキランを見る事、③キヨスミウツボを見る事・・すべて探すとなると、自生地を知っていても難しい事です。でも、山の神様は、私に味方してくれました。
まず、一番目から・・。
この植物は、昨年咲いたのとまったく同じ場所には出て来ません。たぶん、オニクと同じように「1回結実性」(発芽して成長するまでに何年かかかり、最後に開花して結実し枯れる)のではないかと思っています。
と言う訳で、昨年見た場所を知っていても出会えるか分かりません。賭けのような気持で、GPSの記録点付近に差し掛かると、2本生えていました。良かった!
またTG-4で撮りました。コンデジの方が手軽で、素人向きです。
この株は、下の2~3個が咲いていました。
ハエが、ロウタケのようなもので固められていました。どうしたのでしょう?
まだ小さな蕾の先端部と、咲いている一番下を撮ってみました。咲いていると言っても、こんな状態ですから、良く見ないと分かりません。
花筒の中に見える髭の生えたような部分が唇弁でしょうか?
午後は趣味の野菜畑の草刈りをしました。暑くて喉が渇く上に、腰が痛くてたまりませんでした。明日起きれるかな?
マツバランは、ラン科ではなく、マツバラン科マツバラン属・・シダの仲間です。私が知る自生地は、殆どが町中です。記事のマツバランは、沼津市の町中に生えていました。
この茎の黄色いのは斑でしょうか?綺麗ですね。黄色い粒粒は、胞子嚢だそうです。
新しい茎が伸びていました。他に比べて太いけど、成長すると細くなっていくのかな?
「胞子嚢は黄色く熟す」と書かれています。蒔いたら発芽するだろうか?図鑑には一種の腐生植物と書かれています。クロヤツシロランのように菌から養分をもらっているそうですから、簡単には発芽しないのかも?
マツバランは、環境省RDBでは準絶滅危惧種(NT)に、静岡県では、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。
やけに暑いと思ったら、急に涼しくなったり・・軟弱なので、体調を崩してしまいます。
そろそろ、フガクスズムシソウの花が咲くころだと思い、お気に入りの場所へ見に行って来ました。
「あっ、まだ早かったか・・。」
咲いていました!昨年より、丈が大きく見えます。
コンデジのモードを、接写設定のままで撮ったため、全体が暗い写真になってしまいました。
反対方向からも撮ってみました。この場所は、倒木に生えているので、こうして近くで見る事が出来ます。
フガクスズムシソウは、環境省RDBで絶滅危惧種Ⅱ類(VU)、静岡県では絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。
ところで、このフガクスズムシソウと近い種類で、オオフガクスズムシソウという新種が発表されたそうです。Web図鑑で見ると、この写真よりも花が疎らに付いていました。いつかは出会ってみたいものです。
次は、クモキリソウ属の新種・・シテンクモキリの記事です。
今日は、霜降り肉の唇弁を持つ野生ランの記事の予定でしたが、事情があり写真の整理が出来ませんでした。そこで、急遽お気に入りのフウロソウ・・タカネグンナイフウロの記事とさせて頂きます。
アサマフウロやカイフウロなどの赤紫色の花も良いですが、この大形の青紫の花も魅力的です。図鑑には濃紅紫色とありますが・・。花の基部は白。
どちらかと言うと、こんなふうに下を向いています。照れ屋なのかも?
タカネグンナイフウロは、グンナイフウロの品種だそうです。
「タカネグンナイフウロの葉裏は、脈上だけに開出毛があり、細脈にはない。グンナイフウロは葉の開出毛が多く、葉裏の細脈上にも毛があり、腺毛も混じる。」と書かれています。これらの事から、タカネグンナイフウロとしました。
間違っていたら、教えてください。
最後に、少しだけ・・。
霜降り肉の唇弁を載せます。
今日は蒸し暑い日でした。一日中、趣味の野菜畑の草取りなどをしました。ビールで水分補給をしなくては!
また、小さな花を咲かせる野生ランの登場です。薄暗い場所が好みのようで、こちらも撮り難い花です。
丁度見頃ですが・・。老眼泣かせの植物です。デジイチに内蔵されているストロボだと、白飛びしてしまうので、またTG-4の出番です。
顕微鏡モード+フラッシュディフューザー:FD-1装着で撮りました。
もう少し標高の高い所に生えるコイチヨウランと比較されますが、こちらには唇弁の両端に突起があります。図鑑には「歯芽状突起」と書かれています。
この花・・唇弁の上に「どうもすみません」をしているUMA(未確認生物)がいます。ランの花は、面白いですね。
さて次は、霜降り肉のような唇弁を持つ、琥珀色の野生ランの登場予定です。
このとても小さな野生ランとは、二度目の出会いです。
写真を撮って数歩歩けば、また目を皿のようにして探さなければなりません。うっかり踏みつけてしまうかも?最初見た株は、苔の中に生えていました。でも、ここは御覧のような場所です。
この小さな花は、「デジイチ+マクロレンズより、コンデジの顕微鏡モードの方が花の様子が分かる。」と言う事で、STYLUS TG-4 Toughの出番です。
同じような写真ですが、ピント位置を変えたつもり・・。子房部分に少し捻じれが見られます。
横顔も撮ってみました。
ミスズランは、環境省RDBおよび静岡県でも絶滅危惧種ⅠA類(CR)に指定されています。
諸先輩の、ブログやHPに掲載されている写真の多くは、この野生ランが最初に発見された長野県で撮影されたものです。
「みすずかる信濃の国は・・」和歌などの枕詞からこの名がつけられたそうです。女性の名前かと思っていました。ちなみに、写真のミスズランの産地、駿河の国(静岡県)の枕詞は、「打ち寄する」だそうです。
デジイチと一緒に、コンデジを持ち歩くようになりました。撮影対象によっては、デジイチより手軽に、分かりやすく撮れます。
最近の機種は多機能で、年寄には宝の持ち腐れになりそうです。少しずつ、練習していこうと思っています。
富士山で見るこの地衣類を気に入っています。ハナゴケの仲間も、良く見るといろいろあります。
これは、スノキの花?標高2,000mくらいのところにも生えるのかな?下界で見るスノキより、葉が細長くて大きい・・。
コケモモも花盛りでした。良く見ると、釣鐘の形もいろいろです。
ベニバナイチヤクソウの花を、顕微鏡モードで撮ってみました。デジイチ+マクロレンズでは、これだけ寄るとボケて全体が分かりにくくなってしまいます。
高山の虫たちも、名前が分かると楽しいのですが・・。
さて、明日の天気はどうだろうか?
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