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2016年6月

2016年6月30日 (木)

ネジバナ(御殿場市)

ネジバナ(モジズリ)・・野山だけでなく、町中の草むらにも生える威勢の良い野生ランです。でも、昔に比べれば少なくなりました。

弁当を食べようと入った公園駐車場に生えていたので撮ってみました。霧雨が降っていたので、LEDライトを当てて・・。

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巻き方向の違う二本が、Vサインしていました。捻じれが少ないタイプです。

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左も・・。中と右は、普通に捻じれているタイプです。でも、数からして、この場所では普通とは言えないか・・。

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花色もいろいろ。花の付き方が密なタイプや疎らなタイプもあります。

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マクロ・ズームして撮りました。

花茎などに細かい毛が生えています。「唇弁は白色で波打ち、側萼片は横に向き、背萼片と側花弁が唇弁にかぶさる」と書かれています。良く見ると、可愛い花でしょ?

何枚か撮っていると・・。

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送粉者がやって来ました。

身近な野生ランも、じっくり観察すると面白いです。

2016年6月29日 (水)

オトシブミとドロハマキチョッキリ

裏庭のフジの葉が穴だらけになっていました。犯人を捜すと・・。

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葉裏に、オトシブミがいました。

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この首の長いような姿が面白いですね。ゾウムシの仲間だそうです。

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これはオトシブミの揺籃(ユリカゴ)で、中に卵が入っています。

そして、こちらもゾウムシの仲間です。 

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この綺麗な虫は、ドロハマキチョッキリと呼ぶそうです。

ドロノキ(ヤナギ科ハコヤナギ属)の葉を巻く→ドロハマキ+「葉や茎をちょっきりと切る」→チョッキリでドロハマキチョッキリとなったそうです。虫の名前も、由来が分かると覚えやすいです。

2016年6月28日 (火)

深山に咲くイチヨウラン

標高の高い所に咲く、イチヨウランの花を撮ってみました。また、ピンボケの激しい写真で恐縮ですが・・。どうも、この花を撮るのは苦手です

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下界のものに比べて、花径が短く花も小さい・・。

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可憐な感じがするでしょ?下界の花はこちら→亜高山帯下限域に咲くイチヨウラン

コンデジでも撮ってみました。

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裏に手を当てると、ピントが合いやすい。今度、黒い板でも持って行こうかな・・。

6月20日頃で、まだ蕾の株もありました。

2016年6月27日 (月)

ホシガラス(富士山)

富士山の亜高山帯では、時々ホシガラスを見かけます。でも、私のカメラのレンズでは、なかなか姿が捉えられません。

この日は、家族のリュックに、高倍率ズームのコンデジが入っていましたので撮ってみました。光学60倍ズーム手持ち撮影・・ピンボケはご容赦ください。

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逆光で真っ黒だったのを、Photo shopで明るくしてみました。

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カラマツの枝にとまり、何かを食べていました。

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もっと近くに来てくれないかな・・。

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視線の先に、もう一羽が飛んでいました。この日は、幾度もホシガラスに会いました。バズーカ砲のようなレンズが欲しい!

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上のホシガラスの視線の先・・真っ黒で分かりませんね。

家の周りでは、ハシブトガラスが屯しています。何処かへ行ってくれると嬉しいけど・・。

2016年6月26日 (日)

ベニバナイチヤクソウと萌

タイトルの花と萌に関係はありません。コンデジ:TG-4+フラッシュディフューザー:FD-1+ファームウェアVer.2による撮影の練習をしてみました。

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毎年、花の時機を見逃していたベニバナイチヤクソウです。

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顕微鏡モードで、ズームを利かせて撮りました。

そして・・。

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フィッシュアイモードで撮った萌の顔です。面白いでしょ?

遊んでもらえると思って、愛想が良かったのですが、そのまま出かけて帰宅したら、餌の器がひっくり返っていました。当てが外れて拗ねたようです。困ったやつだ!

オニク(富士山)

オニク・・初めて名前を聞いたのは、もう何十年か前の事です。その後、亜高山帯を探索するようになってから、ミヤマハンノキの生える場所を、彼方此方探してみましたが出会う事は出来ませんでした。

それが、昨年秋、富士山に年内のお別れをしようと訪れた場所で、偶然出会いました。もちろん、ドライフラワーになっていましたので、今年は花の時期に見たいと思っていました。図鑑によると、開花時期は、7月上旬~8月上旬となっていましす。私はまだAll sundayではありませんので、行ける時に行かないと見逃してしまいます。

そろそろ頭を出すはずだと思い、植物に興味の無い家族をダイエットのためだと連れ出して、見に行って来ました。GPSに登録した辺りを、ワクワクしながら探すと・・。

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あった!頭が出ている!

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デジイチ+望遠マクロ(左)とコンデジTG-4+FD-1(右)で撮ってみました。

ドライフラワーは沢山あるのに、たった1本だけかと思ったのですが・・。

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良く見ると、この写真には、3本写っていました。

この様子だと、花が開くのはもう少し先かな?伸びていたのは①だけでしたから、他に生えていても②③くらいの状態だと思います。7月半ばから下旬くらいまでが見頃でしょうか?

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オニクは、ミヤマハンノキなどの根に寄生するそうです。

手元の図鑑には「一年草」と載っています。でも、腐生植物や寄生植物などを観察していると、1年で発芽してここまで成長し花が咲くと言うのは、素人ながらも疑問でした。

ところが、最近読んだ図鑑には「1回結実性」という言葉が載っていました。調べてみると、「発芽して成長するまでに何年かかかり、最後に開花して結実し枯れる」植物の事だそうです。オニクは、一年草ではなく多年草と言う事になります。

2016年6月25日 (土)

アキザキヤツシロラン実生栽培実験(6月下旬)

今日は、コンデジ「STYLUS TG-4 Tough」のファームウェアをVer.2にアップデートしました。機能追加があると書かれていましたので、少しずつ試しています。

顕微鏡モードで、アキザキヤツシロランの様子を撮ってみました。

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後続の発芽組です。

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先発組は、根状器官が伸びて、塊茎に毛が生えています。

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ここが、一番最初に発芽したエリアです。

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別のところでも・・。

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接写ズームしてみました。ピントの合わせが難しい・・。隣は、魚眼モードで撮った萌の顔です。もっとカメラの機能を知らなければ、宝の持ち腐れです。

ついでに・・。

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実生二年目のクロヤツシロランの様子です。根状器官がソーメンのように伸びていました。こちらは、塊茎が多すぎて菌糸不足のような気がします。

初めて発芽したアキザキヤツシロラン・・どこまで成長してくれるだろうか?

2016年6月24日 (金)

小さなドラゴン

遊歩道脇の樹木の葉を見上げると・・。

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こんなに食べられていました。ムシカリ(オオカメノキ)でしょうか?

犯人を捜すと・・。

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小さな虫がいました。ドラゴンのようですね。もっと体を起こしていたのですが、カメラを向けると元に戻ってしまいました。

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隣の葉には、違う色のドラゴンがいました。

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場所によって、体色が変わるようです。

何という虫か、Web図鑑で調べてみたのですが、分かりませんでした。名前の分かる方教えてください。芋虫ばかり検索していて、気持ち悪くなってきました・・

2016年6月23日 (木)

入笠山の植物③

入笠山で気になった植物・・最後の記事です。

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左はミズバショウのようです。右は、ベンケイソウの仲間かな?どんな花が咲くのだろう?

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これって、キョウカノコみたいですが・・。

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ヒメハナワラビが生えていました。富士山以外では、初めての出会いです。そして、特徴ある葉のノコギリソウも彼方此方に生えていました。

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果実をつけたシロバナエンレイソウです。この植物も沢山生えていました。花の季節は見事だった事でしょう。レンゲショウマも蕾を付けていました。開花が楽しみです。

そして・・。

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ホームグランドの富士山の林内では、バイケイソウが生えています。こちらは、草原に生えている事からコバイケイソウかと思ったら、ガイドブックにはミヤマバイケイソウの名が載っていました。

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これはノコギリソウの花です。白い花もありましたから、こちらは園芸種でしょうか?

他にも気になる植物が沢山ありました。季節を変えて、また行って見たいと思っています。そして、向かい側に見える山にも・・。

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暑かったけど、山頂へも登って来ました。

2016年6月22日 (水)

入笠山の植物②

入笠山(にゅうかさやま)で気になった植物・・続きです。

入笠山と言えば・・。

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やっぱりスズランですね。花の季節は終わりだと思っていたのですが、来訪者のために見ごろの花も準備されていました。

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ベニバナイチヤクソウは、この一株だけ花が残っていました。真ん中は、ラン科アオスズランです。右はササバギンラン。花の数が多いですね。

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開花が近そうですから、ノアザミでしょうか?カメムシが集っていました。

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ヨツバヒヨドリにヒヨドリバナかな?

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こちらも似ているけど、左がヤナギラン。右はエゾリンドウだと思います。

季節を変えて行って見たい場所です。

※植物の名前が間違っていたら教えてください。

2016年6月21日 (火)

入笠山の植物①

萌の朝散歩の時は凄い雨でした。でも、午後から良い天気・・なんか何時もの梅雨と違う感じがします。

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針葉樹の生える草原には、クリンソウやレンゲツツジが咲いていました。真ん中のサルオガセの仲間・・富士山で見るものよりずっと長い!

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目が覚めるようなレンゲツツジの花です。こういう花は、素人には撮り難い・・。

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遊歩道を歩いているとウバユリの軍団が見えました。家族に教えると不機嫌でした。名前を覚えてもらおうと思っただけなのに・・。

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サラサドウダンも、彼方此方に咲いていました。漢字で書くと「更紗灯台」または「更紗満天星」です。漢字の名前も、風情があって良いですね。

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花色もいろいろ・・。

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こちらはずっと濃い色の花です。ベニサラサドウダンというのがあるそうですが・・。

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我が家の庭では、ずっと前に咲き終わって果実に生っているアヤメです。

アヤメと針葉樹の枝に垂れ下がるサルオガセを見ると、若かりし頃登った櫛形山を思い出します。もう何年経っただろうか?もう一度行ってみたいものです。

2016年6月20日 (月)

コハクランの蕾

希少種の野生ランが続きます。

コハクランの蕾の様子を見て来ました。

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大きな葉を持つ株に、前回の観察では、姿の見えなかった蕾が伸びて来ました。

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ここは、大雨などで枯葉に埋もれたようです。葉は小さいけど蕾が見えています。中には、葉が見当たらず蕾だけ伸びていた株もありました。

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こちらにも・・。初めて訪れた頃より、開花株が増えたと思います。

ところで、以前の記事で、「今年花の咲いた株は、翌年咲かないようだ」と書きました。枯れてしまうのか、休眠してしまうのか?実際そういう株を幾つか見て来ました。

ところが・・。

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この株には、昨年の果実と蕾が見えます。続けて花が咲く証です。考えてみれば、二年続けて咲かないとなると、開花株がもっと少ないはずです。枯れるか休眠してしまう株は稀なのかもしれません。

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暴風雨などによる枯葉や土砂の堆積だけでなく、葉を食べる虫もいるようです。深山の野生ランは、様々な試練に耐えて花を咲かせています。頑張れ!

2016年6月19日 (日)

釜無ホテイアツモリソウ(長野県)

自らの探索で、希少植物と出会った時は、何ものにも代えがたい感動(喜び)があります。

でも、いくら頑張って探索しても、出会えないものもあります。そういう時は、よその庭の花を見させてもらうしかありません。一昨年、丸二日かけて、かつてこの野生ランが自生していたというエリアを探索してみました。ところが、その片鱗も見つける事が出来ませんでした。

と言う訳で、この花が見たくて長野県へ向かいました。

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管理エリアに咲いていた釜無ホテイアツモリソウです。今年は天候不順で、例年より開花株が少ないそうです。

「せっかく来たのに、なんか元気がない・・。」でも、初めてこの地を訪れた私に、山の神様が囁いてくれました。その言葉に誘われて、別の場所へ向かいました。

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「あっ、咲いている!」こちらはずっと元気そうです。

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正面顔・・。

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横顔に斜め顔。

「釜無ホテイアツモリソウは、南アルプス山系釜無山や入笠山に自生し、大輪で暗濃紅色、唇弁は顎が突き出したような受け咲きで咲くのが特徴」だそうです。

気を使いながら、よその庭の花を見るのは苦手です。でも、ここに咲く花は、誰でも気遣いなしに見る事が出来ます。また行ってみたい庭です。

2016年6月18日 (土)

クリンソウ(長野県)

今日は良い天気でした。休日はこうありたいものです。でも、暑かった!

私の普段の探索範囲には、クリンソウの自生地はありません。初めて、この花の自生を見たのは長野県(八ヶ岳山麓)でした。この記事の花も、長野県で撮りました。

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綺麗でしょ?

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ここでは、丈の大きい株が彼方此方で見られました。

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園芸店で見る花は、赤紫のものが多いけど、自生地の花は朱色が殆どです。

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「花が花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることからこの名が付いた」と書かれています。

中には・・。

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ピンク系の花もありました。うす暗い場所に生えていたので、ストロボ発光でも撮ってみました(右)。

近くで撮れない花が多かったため、望遠マクロレンズで、ズームをいっぱい聞かせて撮りました。このレンズは、望遠端になると極端に画質が落ちてしまいます

2016年6月17日 (金)

樹上の居候(富士山)

今日は、天気が良かったし、暑い一日でした。明日はどうだろうか?

先日行った林内で、樹上の居候を観察して来ました。

【ヤシャビシャク】

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環境省では準絶滅危惧種(NT)、静岡県では絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されていますが、このエリアでは比較的見る事が出来ます。

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果実が生っていました。この小さな果実の中に、無数の種が入っていて、赤玉土などに蒔くと沢山発芽します。発芽率の良い植物です。

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ストロボ発光してみました。左の写真・・ザトウムシが二匹いるのかと思ったら、一つは脱皮殻のようです。

【イワギボウシとマツノハマンネングサ】

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イワギボウシも彼方此方の木に着生しています。左の写真・・果実のドライフラワーが見えますか?開花株ということですね。右は、何があったのか地上に落ちていたマツノハマンネングサです。熊でも登ったのだろうか?

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イワギボウシは、左のように群生している木が多く見られました。右のマツノハマンネングサは、環境省、静岡県とも絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。こちらも、発芽率の良い植物です。条件の厳しい樹上で子孫を残すために、発芽率が良いのでしょうか?

【ダイモンジソウ】

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富士山探索をし始めた頃、ダイモンジソウが樹上に居候することを知りました。それまで出会っていた渓谷では、岸壁や大きな岩に着生していましたので・・。

さて明日はどうしよう・・。趣味の果樹野菜畑も放って置けないし・・困ったものです。

2016年6月16日 (木)

雨上がりのキノコ②(富士山麓)

富士山麓で出会ったキノコ・・続きです。

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この肌色のようなキノコ・・初めての出会いかもしれません。

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柄がないような感じです。ホコリタケの仲間かな?

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細枝に生えていた透明感のあるキノコです。茎に毛が見えます。

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左はウスタケの仲間?右は分かりません・・。

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柄を写さなかったけどヤマドリダケに似ています。右は変形菌?

ついでに・・。

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盆栽の棚に生えてきたキノコです。

週末、また変わったキノコに出会えるかな?あっ、畑の草取りもしなければ・・。困ったものです。

2016年6月15日 (水)

雨上がりのキノコ①(富士山麓)

今日は、工事立ち合いでした。朝、雨が降っていて心配でしたが、途中からもったいないような(山歩き出来ない日に)良い天気になりました。

先週末、ある腐生植物の目覚めを確認に行った林内で、出会ったキノコを集めてみました。雨上がりだったため、キノコ達はみんな元気でした。

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自然の苔庭です。溶岩ばかりで、とても歩き難いです。

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倒木に生えるキノコ。こんな雰囲気って良いでしょ?→チシオタケ

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こちらにも・・。苔の多いエリアで、キノコ達には住みやすい所のようです。

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小さくて可愛いキノコ達です。→ヒメコガサ

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どれも見た事があるように思いますが、名前が分かりません。→左は、オオホウライタケ近縁種(フジタケさんのきのこ日記より)。

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倒木は、朽ちてキノコに養分を与えているそうです。

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ホットケーキのようなキノコ(→キサマツモドキ)と、臭気で見つけたキイロスッポンダケです。それにしても臭い!

梅雨なのに雨が少ないので、ダムの貯水率が例年に比べてかなり低いそうです。山歩きの事を考えれば、雨が少ないほうが嬉しいのですが、水不足も困りますね。節水に心がけましょう!

※教えていただいた名前を追記しました。フジタケさん、いつも有難うございます。

2016年6月14日 (火)

ヤマトシリアゲ(富士山麓)

植物の名前や虫の名前などが、少しでも多く分かると、更に山歩きが楽しくなります。少しずつ覚えていこうと思っています。歳なので、覚える事より忘れる方が得意ですけど・・。

こういう虫を撮るのは、デジイチ+マクロレンズより、コンデジTG-4の顕微鏡モードが良いと思います。

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ツクバネウツギの葉に、サソリのような尾を持つ昆虫が集っていました。

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不気味でしょ?

この昆虫は、シリアゲムシ科ヤマトシリアゲだそうです。シリアゲ・・なんという名前でしょう。尾がサソリのように巻いているのはオスだそうです。

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真上から撮ろうと思って、カメラを近づけたら飛んで行ってしまいました。この昆虫、晩夏には黄色っぽい体のものが見られ、ベッコウシリアゲと呼ぶそうです。

次はメスとベッコウシリアゲの写真を撮らなくては・・。

2016年6月13日 (月)

クルマバツクバネソウ(富士山)

私の探索範囲では、富士山の亜高山帯下限域辺りに、クルマバツクバネソウが生えています。

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咲いていました!面白い花でしょ?

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「外花被片は4個、披針形から狭卵形・・」とありますが、中には右のようなへそ曲がりの花もあります。萼のような部分が外花被片です。

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「内花被片は4個あり、黄色い糸状・・」良く見ると、外花被片の間にあります。

ところで・・。

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カラス葉の個体がありました。この場所で、4株確認出来ましたが、花は咲いていませんでした。

Web図鑑を検索すると、ムラサキクルマバツクバネソウという品種があるそうです。解説には、「クルマバツクバネソウが紫色になった品種」と書かれていました。もしかしたら、これがそうなのかも?

2016年6月12日 (日)

サンショウバラ(富士山麓)

もう遅いかと思っていたサンショウバラが、まだ咲いていました。

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風に揺られてピンボケ・・。淡いピンクが良いでしょ?花が落ちて、萼だけ残ったものが多かったです。

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隣には、ノイバラが咲いていました。この花は、小さいけど近づいてみると綺麗です。

別の場所でも・・。片手で枝を持ち、コンデジで撮ってみました。

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まだ蕾もありましたが、ここも花の盛りは過ぎているようでした。

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虫に食べられたようで、こんな花が殆どでした。

明日は雨予報なので、一日事務仕事の予定です。目薬を持って行かなくては・・。

2016年6月11日 (土)

ハンショウヅル(富士山麓)

今日は良い天気でした。午前中、富士山麓を歩いてきました。

諸先輩のブログに、ハンショウヅルの花が登場してからかなり経ちます。私が知っている自生地では、そろそろ咲くころだろうと思い、寄ってみました。

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咲き始めていました!と言っても、花は完全に開かず左の真ん中が咲いた状態です。このエリアには、沢山生えています。

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「花弁は無く、花弁のように見えるのは4個の萼片」だそうです。

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色の濃いもの、スリムなものなど、見比べると少しずつ違っています。

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ツインズの間に緑色の蜘蛛が隠れていました。

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コンデジで撮った花の内部です。左は、萼が欠けていて、中が見えていました(私が欠いたのではありません)。

中国、九州には、額の外側に毛の生えている「ケハンショウヅル」が生えているそうです。

2016年6月10日 (金)

コアツモリ探索で出会った野生ラン(富士山)

週末になって、また雲行きが怪しくなって来ました。まぁ、梅雨入りしたとの事なので仕方ないか・・。

コアツモリソウの探索で、出会った野生ランを集めてみました。

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この辺りは、ミヤマウヅラが彼方此方に生えています。

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斑の目立たないタイプもありました。右は、イチヨウランかな?小さいのでハコネランかも?

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アオスズランにヒトツボクロです。どちらも、コアツモリソウの生える林内にありました。

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この近くでカラス葉のアオスズランを見た事があります。また出会いたいものです。右は、ヒトツボクロの蕾と昨年の果実です。

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ササバギンランも沢山生えていました。

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未開花株も驚くほど生えていました。この地には、イボタケ、ベニタケ、ロウタケなどの菌が豊富なようです。

そして・・。

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イラクサに刺されながら、コフタバランを撮りました。

この日も、いろいろな野生ランに出会えて良かったです。さて、今週末はどんな野生ランと出会えるだろうか?

2016年6月 9日 (木)

最近出会ったキノコ(富士山)

冬から早春の頃は、乾燥キノコばかりでしたが、柔らかいキノコも姿を現して来ました。5月下旬から6月上旬に出会ったキノコを集めてみました。

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苔むす林内に生えていたキノコです。こういうキノコも難しい・・。

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こちらも・・。良く見ると軸に捻じれがあり、傘にはチョコレートを浸けたようなキノコです。

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こちらは独特の臭いがする、スッポンダケの仲間です。倒れたものも含めて5~6本ありました。これは、キイロスッポンダケかな?

実は、一度だけスッポンダケを食べた事があります。臭気の塊のような傘の部分を取り、茎のところを幾度も洗って、中華スープで食べました。しっかり洗ったのですが、頭の中に記憶されている臭気が消えませんでした。味?中華スープの味でした

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左はウスタケの仲間かな?右のキノコは、発生してから時間が経つと傘の裾が捲れ上がって来るようです。

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左は時々見かけるキノコです。右は、袋のようになっています。ホコリタケの仲間でしょうか?

何かの本で、「アミガサタケは炭焼き跡に生える」と呼んだ事があります。

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この炭焼き跡には3本生えていました。

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こちら・・。

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別の草原でも見つけました。ススキの生えるこの場所には、もしかしたらアツモリソウかコケイランが生えているかと淡い期待をしながら探しました。

何時もながら、名前の分からないキノコばかりで恐縮です。今年は幾つ覚える事が出来るだろうか・・。

2016年6月 8日 (水)

サカネラン(富士山)

隊長との野生ラン探索で、GPSを頼りに行きと帰りのルートを変えてみました。そして、もう少しで車に戻ろうとしたところで、嬉しい出会いがありました。時間は16時頃でした。

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ここ数年出会っていなかったサカネランです。一番右は、ドライフラワーになっていました。昨年の果実でしょうか?

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左と中は、デジイチのモードを変えて、右はコンデジで撮ってみました。

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デジイチで接写。人形のような花ですね。

サカネランにはいろいろな仲間があるそうですが、探索範囲の限られている私は、まだこのサカネランしか見たことがありません。

隣の神奈川県には、タンザワサカネランが生えるそうです。私は、その発見者をつい最近知りました。なんと、ヤツシロラン実生栽培実験における私の師匠でした。まだ直接お会いした事はありませんが・・。

この日は、コアツモリソウの無(条)班花とサカネランに出会う事が出来ました。望んでも、簡単に出会えるものではありません。山の神様、いつも有難う!

ユメチドリ

TG-4のマクロ撮影用フラッシュディフューザーFD-1が、昨晩届きましたので、早速試し撮りしてみました。

夢チドリ・・アワチドリ・サツマチドリ・ウチョウランなどをもとに改良した 交配種の蘭です。

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暗闇の花に向かって、TG-4にFD-1を取付け、本体のLEDを点灯して撮りました。

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顕微鏡モードで、更に倍率を上げて・・。

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開花後間もない花は、上のように赤紫ですが、時間が経つとこのように変色して来ます。

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モードを変えて撮ると、感じが違ってきます。右は距と子房です。

TG-4の顕微鏡モードは、照度の低い所では、かなり画質が落ちてしまいます。暗闇でこのくらい撮れれば、FD-1を買った甲斐があります。

2016年6月 7日 (火)

コアツモリソウ無班花(富士山)

野生ラン探索隊の隊長と、もう一つの自生地へコアツモリソウの花を見に行ってきました。この場所は、前記事の場所より標高が高い上に、日照も悪いので開花が遅れています。

開花している株を探して、彼方此方見て回りました。すると、隊長が「これ、白花では?」

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確かに、唇弁にある暗紅紫色の条班がありません。初めて見る無班花です。

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俯いた顔を覗いてみました。

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反則技を使って撮りました。横顔も面白いですね。ツッパリ・ヘアーのようです(若い人は分からないですね)。

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ストロボ無しの方が、自然な色に写ります。淡い緑色・・という表現が一番合っていると思います。

コンデジTG-4でも撮ってみました。

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まだ開花して間もない花のようです。雄蕊の葯や鼻のような柱頭が、上萼片に隠れて見えません。

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同じような写真を何枚も撮りました。でも、上手く撮れない・・。素人カメラマンは、毎回もどかしい気持ちで写真整理をしています。

少しでも上手く撮れるようにと思い、TG-4のマクロ撮影用フラッシュディフューザーを注文していたのですが、届いたのは本日でした。残念!

2016年6月 6日 (月)

フタバアオイ(富士山麓)

富士山麓某所へ、探索に行って来ました。

林道を歩いていると・・。

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「あっ、フタバアオイだ!」この場所で出会えるとは、思ってもいませんでした。

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デジイチ+マクロレンズより、コンデジの方が良いかな?と思い、コンデジで撮ってみました。上の写真との色の違い、どうすれば良いのだろう?

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良く見ると、葉の形がいろいろです。右はラブラブなのでハート形。

花を探すと・・。

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咲いていました!花も終盤を迎えているようで、萼片が反り返っていました。面白い花でしょ?ウマノスズクサ科カンアオイ属は、皆変わった花を付けますね。

「葵の御紋」は、この葉をデザインしたものだそうです。胡瓜の切断面の方が、似ていると思うけど・・。

同科(ウマノスズクサ科)のよしみで・・。

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オオバウマノスズクサの葉もハート形です。そして、右はその果実です。少し前に、花の記事を掲載したばかりだと思ったのですが、もう一月経ってしまいました。

2016年6月 5日 (日)

芝栗の花

今日は、午後から雨が上がるとの予報でしたが、結局一日降っていました。折「角の休みなのに・・

「果樹野菜」のカテゴリーですが、野生の栗の花を観察してみました。芝栗と呼び、果実は小さいけど、とても甘くて美味しいです。

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白いブラシのような花が咲いています。

良く見ると・・。

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栗は、雌雄異花だそうです。果実の表示をした部分が雌花で、受粉すると栗の実になります。右の穂状の花が雄花です。

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図鑑には、「長いのは雄花で、その付け根の辺りに雌花がある」と書かれています。でも、この写真の上の部分は雄花だけ、下の部分には付け根に雌花が見えます。雌花が付く花茎は、枝の上の方に2~3本だけありました。

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そして、雌花の付く花茎に咲く雄花は、雄花だけの花茎に咲く花よりも疎らです。この違いはどうしてでしょう?

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栗は虫によって受粉されるそうです。こんな虫が集っていました。

さて、明日は代休!急な呼び出しがありませんように!

2016年6月 4日 (土)

パフィオペディラムの花

今日も休日出勤で、工事立ち合いでした。無事終わってホッとしています。月曜は代休!

前記事の、アキザキヤツシロランを撮る前に、栽培棚のパフィオの写真も撮ってみました。TG-4内臓LEDストロボ撮影の練習です。

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面白い花でしょ?食虫植物のような唇弁ですね。

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このランは、平成6年2月20日に、東京ドームのラン展で買って来ました。

良く覚えていると思うでしょ?私は初めて栽培するランでしたので、NHK出版の「パフィオペディラム」の本も買ったのです。すると、レジのところに著者の江尻光一さんがやって来て、日付とサインを書いてくれました。

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更に接写してみました。上萼片(右)が綺麗ですね。

銘板には、Paph.hainanensis「Lovesong」/パフィオペディラム・ハイナネンシス・ラブソングと書かれていました。最近は、物忘れが激しいのに、何故かこの名前は覚えています。

私の粗雑な扱いでも枯れずに、20年以上も頑張っています。とても丈夫なランです。

2016年6月 3日 (金)

アキザキヤツシロラン実生栽培(6月上旬)

仕事の日は良い天気です。休みの日に、良い天気になってほしい!

今日の記事は、いつも以上に地味な植物の登場です。

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昨晩、アキザキヤツシロランの実生栽培容器を、覗いて見ました。後から出現したプロトコームからも、足が伸びて来ました。

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こちらは、足(根状器官)がかなり伸びています。塊茎らしき部分に毛が生えています。クロヤツシロランの場合は、この時期に毛が生えていなかったと思います。

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どれか一つでも、花が咲くまで育ってくれるだろうか?少ないので心配・・。

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こちらの集団にも変化があります。

クロヤツシロランに比べて、アキザキの方が色黒です。それに、姿を現したプロトコームもずっと少ない・・。かなり気難しい植物のようです。

でも、この時期にプロトコームの姿が多く見られるようになったのは、当初迷っていた栽培条件(環境)の改善を促すものだと思います。私にとっては、未知の世界ですから、少しずつでも進歩して行ければと思っています。

2016年6月 2日 (木)

野鳥の巣(裏庭植物園)

いつ頃からか忘れてしまいましたが、裏庭植物園の山茶花に野鳥が巣を作りました。近づくと、親鳥が猛スピードで何処かへ飛んでいきます。老眼で近視の目では、親鳥の姿が捉えられません。

驚かさないよう、出来るだけ巣に近寄らないでいました。でも、昨日用事があって近づいた時、親鳥が飛び出しませんでした。心配なので、今朝様子を見る事にしました。

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もう巣立ってしまったのだろうか?それとも、上手く孵化出来ずに何処かへ行ってしまったのだろうか?不安が過ります。

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こんなに近づいても、親鳥が飛び出しません。巣の中を撮ってみると・・「あっ、ヒナがいた!」身体が赤味がかっているから生きていると思います。親鳥は餌を捕りに出かけていたようです。

もう、近づかないようにしよう!早く巣立ってくれないかな・・、草取りが出来ない。

裏庭植物園には、鳩も巣を作ります。

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もうとっくに巣立ちましたが、こちらが鳩の巣です。小枝を積み重ねただけで、比較的雑な感じです。鳩は、あまり季節に関係なく、卵が生まれるようです。

2016年6月 1日 (水)

北麓探索①

富士山の北麓(山梨県側)で、気になった植物などを集めてみました。

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これは、トックリバチの巣か、コガタスズメバチの初期の巣?良い仕事していますね。

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左は五葉松のような葉と頑固そうな球果です。父親が残した五葉松の盆栽もこんな球果が生るのだろうか?

右はトウヒの球果に似ているけど、ずっと大きい!ドイツトウヒというのがあるそうですが、この辺りに生えているのだろうか?ご存知の方、教えてください。

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ツチグリです。地球外生命体のようで、キノコとは思えませんね。

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何かの卵かと思ったら、ギンリョウソウの芽生えでした。この辺りでは、彼方此方で見る事が出来ます。

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この季節は馬酔木の葉も綺麗ですね。

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葉の網目模様が目立ちますから、ジガバチソウではないかと思います。ミヤマウズラも彼方此方で見かけます。

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私の普段の探索範囲では、あまり見かけないツマトリソウですが、ここでは良く見かけます。

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