2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« ノキシノブ | トップページ | フウラン②(焼津市) »

2016年1月31日 (日)

フウラン①(焼津市)

寺社の境内では、他で見られないような巨木や珍しい植物と出会う事があります。焼津市にある曹洞宗の古刹「林叟院(りんそういん)」で見た気になる植物「その①」です。

Af120

境内に植えられたイヌマキの木に、セッコクとこのフウランが着生していました。着生している高さや幹の太さ等から、どうも、人の手によって着生させたものだと思います。

そして、本堂脇の大きなイヌマキにも・・。

Af137 Af131a

高い所にフウランが着生していました。右の株はかなり大きい・・。

Af130

ズームしてみました。良く見ると果実が確認出来ます。

写真を撮っていると、方丈様(住職)に声をかけられました。「何を撮っているんですか?」「フウランです。」

そこで指差されたのが・・。

Af139

実生発芽したと思われる小さな株です。方丈様は、かなり植物好きの方らしく、ランの種子が発芽するのに蘭菌などが必要な事をご存知でした。

そして、次のような話をしてくれました。

Af234 Af125 Af150

この巨木・・エノキかと思ったらムクノキだそうです。

「以前、この木にはフウランの大きな塊が着生していました。ところが、ある日境内を歩いていると、足元に数株のフウランが落ちていたのでおかしいと思い、ムクノキを見上げると、着生していたフウランが全て姿を消していました。屋根に上り、鉤付きの棒のようなもので盗ったのではないかと思います。」

盗られる前は、土嚢袋がいっぱいになるくらい生えていたとの事でした。とんでもない罰当りがいたものです。着生している姿を見たかった!

2段目と3段目の写真のフウランは、方丈様が着生させたものではなく、このムクノキに生えていた仲間だろうと話してくれました。

またまたピンボケで恐縮ですが・・。
 
Afimg_9800 Afimg_9797

フウランは、こんな花が咲きます。とっても小さな花ですが、山百合のような芳香がします。

実は、この前の晩、富士市自然環境マップで「旧富士川町の特徴的な植物」のページで、「フウランは、旧富士市では見つかっておらず、旧富士川町で一ヶ所だけ確認された。」という内容の解説を読んだばかりです。

その翌日、我家の菩提寺と同じ曹洞宗の寺で出会えた事も不思議な縁です。

« ノキシノブ | トップページ | フウラン②(焼津市) »

植物観察」カテゴリの記事

史跡探訪」カテゴリの記事

野生蘭」カテゴリの記事

コメント

おばさん、今晩は。
山宮浅間神社、早く工事が終わると良いですね。

お蕎麦屋さん「どあひ」ですか?
確かに狭い道ですね。
私も行く時は、何時も不安です。
軽なら所々にすれ違い場所があるから少し安心です。
でも、デリカクラスのワンボックスでも結構行っているようです。
お蕎麦自体も美味しいですが、ご夫婦の温和な人柄も美味しさを倍増してくれます。

今日は山宮浅間神社に行ってきました
今回はトイレ休憩ではなくこの神社を
目的ですよ
ボランティアガイドさんもいましたが
近くのお爺さんがいろいろ説明してくれ
嬉しかったです
やまぶどう様の記事を読んで是非と思ったのです
蕎麦や びろど・・・・車が入るのかな・・・と
不安になり途中で帰ってきてしまいました
細い道で対向車がきたらどうしようかと・・・

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フウラン①(焼津市):

« ノキシノブ | トップページ | フウラン②(焼津市) »