活発になって来た菌糸
昨日、落花生を掘り、種蒔きや野菜の苗を植えました。時間が無く、どれも他の人に比べて、かなり遅れています。まぁ、Freeになるまでは仕方ありません。
そろそろ、雨が欲しいと思ったら、降ってくれました。神様、有難う!
ところで、ヤツシロラン類の実生実験ですが、実生床を準備して菌糸の活性するのを待っていました。
【一番目の容器】
亜高山帯で拾い集めた、トウヒの球果を詰めてみました。上手く繁殖してくれれば長持ちするだろうと思って・・。
こちらは、今年クロヤツシロランの花が咲いた容器です。左はトウヒ、右はスギの球果です。
今年、新たに準備した容器です。スギ林の部材で作りました。右の菌糸、面白いでしょ?
トウヒの球果にも進出しています。もっと頑張れ!
この容器は、昨年の秋にクロヤツシロランを蒔いたのですが、少ししか発芽せず、挙句の果てには飛び虫が発生してしまいました。でも幾つかの塊茎が出来ていましたから、そのままにして置きました。
すると、ご覧のようにスギエダダケが生えて来ました。スギエダタケは、食用になるそうです。一応、栽培に成功したという事で・・。
スギエダタケは、カサやツカに細かい毛が生えています。傘が透けたように見えるのも特徴の一つだそうです。小さなキノコなので、食用にするには沢山ないと駄目ですね。
昨年発芽させる事が出来なかった、アキザキヤツシロランの実生栽培に再挑戦するために、自生地の竹林の部材を用意しました。白い菌糸が伸びて来ています。
こちらにも・・。
竹はスギの部材と違って、こういう菌糸が伸びにくいように思われます。自生地でもあまり見かけません。堆積した竹の葉も、比較的渇いている状態が多いようです。この菌糸が、針葉樹の球果でも繁殖するか試してみようと思っています。
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