オニク(富士山)
11月下旬になっても暖かい日が続いています。でも、富士山の亜高山帯へ行ける期間も限られて来ました。
今年、もう一度行きたかったのですが、仕事の関係で今まで行く事が出来ませんでした。家族に話したら付き合ってくれるとの事でしたので、早朝家を出て富士山へ向かいました。
その場所には、ミヤマハンノキが生えていました。ベニバナイチヤクソウ(の葉)を撮ろうと根元を覗くと・・。
「あっ、もしかしてこれはオニクではないだろうか?」
こちらもトリミング。「黄褐色の鱗片葉が密生する。7~8月、茎の上半部に穂状をなし、暗紅紫色の唇形花を開く。」とあります。来年は花の時期に行ってみよう!
この植物を求めて、ミヤマハンノキの生える斜面を探索した事があります。でも、その時は出会う事が出来ませんでした。そして、初めての出会いが今日訪れるとは思ってもみませんでした。残念ながらドライフラワーになっていましたが・・。
オニクは、滋養強壮に効果があるそうです。その薬効と生育場所が限られているため、乱獲されて絶滅が心配されているそうです。山梨県では、絶滅危惧種ⅠB類(EN)、長野県では準絶滅危惧種(NT)に指定されています。静岡県では??コハクランと同じく、自然環境調査委員会の調査で、リストに加えられていない(存在しない)事になっているのかな?
山の神様、今日も有難う!
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