ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンラン
ベニシュスランの生えるスギ林のエリアから、別の場所へ移動してみました。
そこはヒノキの林です。こんな塊が彼方此方に生えていました。
接写。果茎の下に向く毛が目立ちます。
左の写真の中に少し変わった葉が見えます。右はその接写です。ベニシュスランにしては小さいし、ツルリンドウにも似ています。

こちらの葉も、他と少し違って見えます。でも茎の太さは、他と同じでした。ツルリンドウの場合、茎が細いので区別出来ます。
スギ林にはハクウンランも混生していました。ハクウンランは、1~2株ずつ点在している感じですが、ヤクシマヒメアリドオシランは一握りくらいの塊で生えていました。
では、別の場所で撮ったハクウンランの葉を見てください。
とても狭い範囲ですが、私が出会った場所では一番標高の高いところです。

左も同じです。右は、スギ林で撮りましたが、ハクウンランかヤクシマヒメアリドオシランか分かりません。

左がヤクシマヒメアリドオシランで右がハクウンランの花です。全体的に似てはいますが、唇弁の裾の角度が違うし、花茎の色も違います。
この二種類が共存している場所では、両方の交雑種と思われるような花も見受けられました。来年細かく観察しようと思っています。
« 色づき始めたヒヨドリジョウゴ | トップページ | 趣味の野菜畑(11月中旬) »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)












コメント