アキザキヤツシロランの果実(富士市)
萌の朝散歩で、クロヤツシロランの果実を見て、そろそろ種子が飛散し始めるだろうと思い、竹林に生えるアキザキヤツシロランの様子を見に行って来ました。
今年、新たに足を踏み入れたエリアには、沢山のアキザキヤツシロランが生えていました。

花柄(果柄)が、驚くほど伸びていました。長いものは40cmを優に超えています。

花は地際に咲きますが、結実すると種子が遠くに飛ぶように、果柄(かへい)がぐんぐん伸びて来ます。

花は下のこげ茶色の部分に咲きます。上の薄茶色の部分が、結実後に伸びた果柄です。

白い種子の見えているものや、爆ぜて飛散してしまったものもありました。
昨年、少しだけ蒔いたアキザキの種子は、数粒プロトコームらしいのが出現しましたが、姿を消してしまいました。上手く発芽しなかったのは、種子の採取が早過ぎたのかもしれません。今回は、師匠のアドバイスを頂き、上ような状態になったものを採取して来ました。
クロヤツシロランは、花を咲かせる事が出来ましたので、今度はアキザキヤツシロランに再挑戦です。竹林から部材を集めた実験容器は、昨年用意したものを含めて三つになりました。自生地の株を掘り起こして見て、少し気になる事がありましたので、二つの実験容器はその様子も再現したつもりです。はたして上手くいくだろうか?
次は、竹林に生えるクロヤツシロランの果実の観察です。
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