ヒメミヤマウズラとアリドオシラン(富士山)
慌ただしい日々は続きます。家でのんびりするこの時間が一番です。
先週末、一人下山散策をして来ました。7時15分頃には、富士山富士宮口五合目・・標高2,400mに到着しました。
私は、雲海に隠れた下界(水ヶ塚)を目指し、標高差約1,000mを下りました。
カラマツ林の一角に生えています。北面某所では、踏みつけないで歩くのが難しいくらい群生していました。でも、この辺りでは、稀にしか見る事が出来ません。以前は、群生していたと聞きましたが、数を減らした原因は何でしょう?
老眼では見つけるのが難しいような、とても小さな葉です。良く見ると、花が咲いていました。
小型のカメラスタンドを持って行ったのですが、出すのが面倒で手持ち撮影・・ピンボケしてしまいました。
数年前に、初めて出会った斑の目立つアリドオシランです。この近くには、斑の目立たないタイプも生えていました。
こちらも花が咲いていました。ヒメミヤマウズラよりも更に小さな葉です。花の時期でなければ、存在に気付きませんでした。
面白い形の花でしょ?
同じ場所でも、毎年増え続けているわけではなく、以前より株数が減っている場合もあります。案外、生育条件の難しい植物なのかも?
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まさひこ様
お早うございます。
ご理解いただき有難うございます。
普通のミヤマウヅラでしたら、スギヒノキの林にも生えていると思います。
標高1,000m前後が多いかと思います。
ヒメミヤマウヅラは、北面某所のシラビソ林(亜高山帯)では群生している所があります。
南面では、ヒメミヤマウヅラに出会う事は稀です。
拙いブログを見て頂き、有難うございます。
投稿: やまぶどう | 2018年5月29日 (火) 09時50分
おはようございます!
詳細の件理解致しました。ありがとうございます。
針葉樹林の地域を調べて初心者でもいけそうなところを探してみます
ブログ更新楽しみにしております。
投稿: まさひこ | 2018年5月29日 (火) 07時47分
まさひこ様、今晩は。
まことに申し訳ありませんが、詳細な場所の情報開示は、希少種保護の観点から控えさせて頂いております。
特に昨今、具体的な地名を上げて多人数で希少植物を観察する人たちがいる事を知り、顔見知りの方にも情報開示はしておりません。
ご理解ください。
この記事に掲載してあるヒメミヤマウズラとアリドオシランは、とても小さな葉を持つ野生ランです。
自生地は亜高山帯の針葉樹林などです。
普通のミヤマウズラはもっと標高の低い所で見る事が出来ます。
こちらは針葉樹林と落葉広葉樹林で見かけます。
どちらにお住まいか分かりませんが、富士山周辺なら南面以外の方が出会う確率は高いと思います。
投稿: やまぶどう | 2018年5月28日 (月) 19時31分
初めまして。まさひこと申します
ミヤマウズラに興味を持ち、自生しているところを見てみたくなり検索していたところたどり着きました。
妻と二人で散策をする予定ですが詳しいコースなど教えて頂けますでしょうか?
登山は初心者なのでこの記事のコースで難しいようでしたらあすすめなどあればお願い致します
投稿: まさひこ | 2018年5月27日 (日) 17時19分
岡村貴夫様、今晩は。
これらは、標高の高い所に生えていますので、下界での長期栽培は難しいと思います。
自生地でも、少し環境が変わると姿を消してしまう事がありますので・・。
農場で栽培増殖されたものなら、長期栽培が出来るのではないかと思います。
頑張ってください。
投稿: やまぶどう | 2016年2月24日 (水) 00時57分
ありがとうございます。
早速ヒメミヤマウズラの販売店を見つけたので挑戦してみようと思います。
栽培品は性質が異なるとの話でしたが色々と試してみようと思います。
投稿: 岡村貴夫 | 2016年2月23日 (火) 22時14分
岡村様、お早うございます。
ブログにご訪問いただき、有難うございます。
これらの野生ランは、堆積した針葉樹の葉の中にある菌糸類からも、養分をもらっているのではないかと思われます。
案外、菌への依存性が高い植物なのかもしれません。
投稿: やまぶどう | 2016年2月22日 (月) 08時23分
初めまして!
検索でたどり着きました。
ヒメミヤマウズラとアリドオシラン
素敵ですね。
綺麗な写真をこのブログで初めて見ました。
栽培が困難な種類だそうですが、いつか育ててみたいと思ってます。
投稿: 岡村貴夫 | 2016年2月22日 (月) 08時02分