オニノヤガラ(富士山)
前記事のキバナノショウキランと同じエリアに、オニノヤガラも生えていました。
遠くから見て、枯れかけたバイケイソウかと思いました。近づいて見ると、オニノヤガラでした。
二本目は丈が小さく、ウラジロモミの根元に生えていました。三本目は花付きが疎らです。
一本目の花を接写して見ました。花被片が、少し緑がかっています。
花も終盤のようですが、少しでも咲いている時に見られて良かった!
それにしても変わった花ですね。図鑑では「花被片は合着し筒状、先端が少し離れる」と表現されていました。唇弁の様子も分かりますか?
膨らんだ子房も接写して見ました。花柄(子房の付け根)が捻じれている・・。
花は緑がかっていますが、茎はご覧のように褐色です。茎まで緑色のものをアオテンマと呼ぶそうです。私は、まだ出会った事がありません。
この植物も、探して簡単に出会えるものではありません。僅かな時間で、三本も出会わせてくれた山の神様に感謝です。
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