フクロウの森の植物(5月中旬)
ヤマシャクヤクの花を見た帰り、フクロウの森に寄ってみました。
茶色の花、変わっているでしょ?ガガイモ科カモメヅル属の多年草だそうです。
所々にイチリンソウが咲いていました。先日の雨でかなり傷んでいましたが、出会えると嬉しい花です。花が終ると地上部が枯れ、ニリンソウと同じく休眠に入ります。
こちらの変わった花は、ナベワリです。日照の少ない場所の上に、今にも雨が降りそうな天気でストロボ無しでは撮れませんでした。
レンゲツツジです。場所によっては珍しくないかもしれませんが、ここでは初めて出会いました。昔は彼方此方で見られたのかもしれません。
そして、ずっと気になっていた野生ラン・・昨年は見に来る事が出来ませんでした。
2011年5月末、この場所でクマガイソウを見つけました。ところが、訪れる度その数を減らしていました。そして、ついにこの一株だけになってしまいました。
日照のせいでしょうか?復活を期待していたのですが、とても残念です。こんな光景を見たかったのに・・クマガイソウ群生地。
これが発見時に見た唯一の開花株です。辺りを見回すと、特徴ある葉が彼方此方で確認出来ました。その数年後、まさかこんな事になろうとは思いもしませんでした。山の神様は、一族の最後の花を私に見せてくれたようです。
フクロウもいなくなってしまったし、お気に入りの場所が変わって行くのは寂しいものです。
« ムヨウランその後(富士市) | トップページ | クレマチスの花 »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
コメント