亜高山帯の野生ラン(富士山)
このところ慌ただしい日が続いています。そういう時に限って、新たな仕事が重なって来ます。困ったものだ・・。
新ルートを通って、探査に行ったエリアで見つけた、小さな葉の野生ランを集めてみました。
【ミヤマフタバラン】
親子で葉の形が違いますね。この野生ランは、冬には地上部が枯れます。
とっても小さな葉の野生ランです。特にこの場所の葉は小さい・・。
トリミングしたので大きく見えますが、コメツガ等の葉と比べて見てください。
下界のミヤマウズラと斑の感じも違います。この株が一番大きかったと思います。
ピンボケが激しいですが、小さな果実が確認出来ました。右は、コイチヨウランの葉です。イチヨウランと名が付きますが、もう少し下界に生えるハコネランの方が、イチヨウランの葉に似ています。
諸先輩のブログに掲載されているアリドオシランは、斑の目立たないものが多いですが、ここの株は斑が目立ちます。
右は少し離れた場所で見つけた株です。左のように斑が目立ちません。
果実を発見!花は横向きですが、結実すると果実は上を向きます。
アリドオシランの果実を掲載するのは初めてです。夏に見た花数の割に、果実はあまり見かけませんでした。地下茎で増え、また果実の中の種子が飛散して範囲を広げ、子孫を増やしてくれると嬉しいですね。
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うーさん、お早うございます。
来年はぜひ南麓へお越しください。
これから咲く野生ランは、腐生蘭のクロヤツシロランとアキザキヤツシロランくらいでしょうか?
アオキランにも一度出会ってみたいものです。
発見すれば60年ぶり?何でしょう?出会えたら教えてくださいね。
私も、今年の夏は幻の野生ランを探索に行きましたが、出会う事は出来ませんでした。
北麓には、群生地が彼方此方にあったようですが・・。
来年も挑戦してみようと思っています。
投稿: やまぶどう | 2014年9月19日 (金) 08時04分
お早う御座います。
新しい探索路もトテモ魅力的なルートですね。
南麓にお邪魔したいですが、蘭の花後など未だ勉強しないと踏んづけそうで遠慮させて頂き、
次シーズンはお邪魔したいと考えています。
季節が移りランの探索もソロソロ終わりですね?
先日は昨年偶然出会った、アオキランを観に行き再会出来ました。
昨日は発見すれば60数年ぶりとなるお花を探しましたが、勿論
空振りでした。
投稿: うーさん | 2014年9月19日 (金) 07時10分