カラマツ林の腐生植物(富士山)
せっかくの休みだというのに今日も雨・・。庭の植物の手入れと、DVDを見て過ごしました。それと、酷使に耐えているカメラの手入れもしましたよ。
亜高山帯のカラマツ林には、興味深い植物がいろいろ生えています。雨中の探索で出会った腐生植物を集めてみました。
カラマツ林の林床には、モコモコ感のある白い苔が目立ちます。この独特の雰囲気も気に入っています。
カラマツの枝下に隠れるように、沢山生えていました。これからが見頃だと思います。
ギンリョウソウは、一茎一花。こちらは一茎に数個の花が咲きます。
ピンボケが激しかったので、以前撮った写真ですが・・。この場所では、こんな色のシャクジョウソウを見る事が出来ます。毎年出会えるので、固定しているようです。Web図鑑を見ると、紅色の個体がありました。一度見てみたい!
カラマツ林から少し下がった所で見つけた、オニノヤガラの仲間です。背景にピントが合ってしまいました。困ったものです。オニノヤガラも変異種がいろいろあるそうですが・・。
花は傷んで褐色になっていました。中央先端の花が、少し緑がかって見えます。ここと同じくらいの標高で、以前見たオニノヤガラを載せてみます。
花が緑がかっているでしょ?高山型はこのように緑がかった花をつけるそうです。
花弁も落ち、液果が膨らみ始めています。やがて、上を向いて目玉親父のようになります。
腐生植物ではなくシダの仲間ですが・・。
この植物に初めて出会ったのが、このカラマツ林です。しかも、他の場所(富士山)ではまだ見た事がありません。
右は、2012年に出会った群落です。カラマツに囲まれた、一坪くらいの範囲に生えていました。雨が降っていなかったら、その場所を再確認したのですが、この日は断念しました。ところが、下山途中の道脇で左の一株を見つけました。
山の神様は、せっかく行ったのに雨を降らせて意地悪しましたが、たった一株とは言えヒメミヤマウズラやアスヒカズラと再開させてくれました。「また行きますから、次は雨を降らさないでください!」
« アオスズラン(富士山) | トップページ | コオニユリ(富士宮市) »
「植物観察」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- やまぶどうの徒然日記_2010年(2020.12.03)
- 不法投棄監視パトロールで出会った植物など(2020.12.02)
- カンアオイ属分布調査(オトメアオイ)(2020.12.01)
- テンナンショウ属の果実(2020.11.30)
「野生蘭」カテゴリの記事
- やまぶどうの徒然日記_2011年(2020.12.04)
- 晩秋の着生ラン(2020.11.28)
- クロヤツシロラン果実の頃(2020.11.10)
- 野生ランの生存確認とキノコ(2020.10.20)
- 土通草(ツチアケビ)三度(2020.10.18)
コメント