野生ランいろいろ(富士山)
亜高山帯の針葉樹林で出会った、コハクラン以外の野生ランを集めてみました。この日は、山の神様が意地悪して雨が止みませんでしたので、見難い写真ばかりになってしまいました。
ここより標高の低い所に生えるイチヨウランは、とっくに花も終ってしまったのですが、こちらではまだ咲いていました。
彼方此方に葉が確認出来ました。右の株には蕾が見えます。標高の高い所のイチヨウランは、花柄が短くて咲くものが多く見受けられます。
コンデジでも撮ってみました。こんな場所は、こちらの方が撮り易いけど・・。
腐生ランの仲間・・ヒメムヨウランも姿を現していました。こちらも、これからのようです。
こういう小さな花は、小雨降る薄暗い林内では上手く撮れません。
コフタバランです。これも撮り難い・・。他のフタバランに比べて、特徴ある花です。良く見ると、葉の上の茎に毛が生えています。
そしてキソチドリ・・左が林内で見た株で、右が日当たりの良い所で見た株です。まるで違う種類のようですね。
雨はますます強くなって来ました。登山道脇では、アオスズランの芽が伸びて来ていました。今年は花を見られるだろうか?
ついでに・・。
こちらは、もっと標高の低い所のアオスズランです。病気かあるいは虫に食べられるのか、左のような株を良く見かけます。そして無事花をつけるものは、とても少ないようです。
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もこままさん、お早うございます。
野生の蘭は、薄暗い場所に咲く上に、花の小さなものが多くて写真が撮り難いです。
私は、イチヨウランの花が好きです。
見比べると、葉や花形、そして斑紋にいろいろな変異があって面白いです。
今年は、タイミングを逃してしまったかと思ったのですが、標高の高いところで見る事が出来ました。
投稿: やまぶどう | 2014年7月15日 (火) 07時59分
おはようございます。
どれも「和ラン」と呼べるのでしょうか。
俗に言う「洋ラン」に勝るとも劣らない花ばかりですね。
洋ランとは違う「清楚」「品の良さ」を感じます。
こんなに素晴らしい花を見せて頂き やまぶどうさんに感謝です。
投稿: もこまま | 2014年7月15日 (火) 06時33分