コハクラン
そろそろ、コハクランの花が咲く頃だろうと思い、ずっと気になっていました。でも、今日は朝から雨が降っていて、天気予報も思わしくありません。勤務形態が変わったとはいえ、まだ勤め人の身です。時間のある時に行かないと、仕事の都合で行けなくなってしまうかもしれません。
「良し、行こう!」・・という事で、萌の散歩を早めにして、小雨降る亜高山帯の針葉樹林を目指しました。
期待感を持ちながら、針葉樹林内に入りました。シュロのような一枚葉は健在でした。でも・・。
「まだ蕾が萼に覆われている・・。」昨年は、七月三日に花を確認しています。
まだ花柄もあまり伸びていません。
蕾を持っている株は結構あるのですが、どれも咲いていませんでした。
こんな所を見ると嬉しくなって来ますね。過酷な環境に耐えながら、子孫を増やしてくれています。
昨年に比べて傷んだ葉が目立ちます。右は、主脈の白さがあまり目立たない、若い葉のようです。
大雪の影響でしょうか?今年はまだ開花しているコハクランに会う事が出来ませんでした。仕方ないので、昨年の写真を見てください。
琥珀色の萼片に霜降り肉のような唇弁・・小さな花ですが、印象に残る花です。
【コハクラン】
ラン科コハクラン属。環境省第四次レッドリストで絶滅危惧種ⅠA類(CR)(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されています。
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