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日曜の夕方、町内を散策しました。不明の植物が幾つかありましたので、アップしてみます。ご存知の方、教えてください。
少し離れた場所に咲いていたこの花、斑入りのツクバネウツギ?7.5倍のズームで撮ってみました。
これも、名前が分かりません。樹高は1mくらいです。
→モクレン科オガタマノキと教えて頂きました。バナナの香りに似た花を付けるそうです。
まだ開花したものはありませんでした。
こちらは、セリ科の花のようです。竹藪に生えていました。
→オルレア(オルラヤ)ホワイトレースと教えて頂きました。
セリ科の中では、大きな花だと思います。園芸種かな?
tomokoさん、有難うございました。
明日は、また休日出勤です。明後日は休み!天気が良いと嬉しいけど・・。
萌の早朝散歩の道で・・。
家の裏に、スギナの群生した場所があります。農家の散布した除草剤の効果も無く、元気そのものです。スギナに混じって、ナガミヒナゲシの果実や蕾も見えました。逞しい奴はスギナだけではありません。
先へ進むと、何処からともなく、とても良い香りがして来ました。
辺りを見回すと、スイカズラの花が咲いていました。
咲き始めの花は白く、日が経つと黄色っぽくなります。この事から、金銀花(キンギンカ)という別名を持つそうです。
面白い形の花でしょ?花を口にくわえて、甘い蜜を吸う・・スイカズラの名前の由来だそうです。
マクロレンズでも撮ってみました。緑色の柱頭(メシベ)と5本のオシベが見えます。
Wikipediaによると「蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)という生薬で、ともに抗菌作用や解熱作用があるとされる。」と書かれています。役に立つ植物なんですね。
【独り言】
数ヶ月前から、自作パソコンの「ペンギン」で、ブログ記事を入力すると、文字の色付けなどの装飾が出来ず、絵文字なども使えませんでした(使おうとすると、カーソルが文頭に移動してしまいました)。入力した写真は、マスクがかかったようになり、カーソルを移動してやらないと、そのマスクが取れませんでした。それが、今日は解消されていました。いったい何があったのでしょう?
今夜も雨・・梅雨に入ったような日が続きます。日曜日の朝、キショウブの花を撮ってみました。夜降った雨で、濡れていました。
この花も、裏庭植物園の一員で、夏ミョウガのエリアに生えています。
日当たりを好む植物のようですが、我が家では日照の悪い所にあるので撮り難い・・。
キショウブは、ヨーロッパ~西アジア原産で、1987年頃観賞用として日本にやって来たそうです。図鑑には「水辺の在来種と競い合い駆逐する恐れがある」と書かれています。要注意外来生物に指定されているそうです。
普通のアヤメ以外で、身近に咲いているアヤメ科アヤメ属の花も見てください。
左は、祖父の代から我が家にいる白花のアヤメです。普通のアヤメより開花が遅いようです。右は、ジャーマンアイリスの花・・雨にたたかれ傾いてしまいました。
こちらは、萌の散歩道で見るシャガの花です。良く見ると綺麗な花です。
この季節は、せめて一週間に一度は山歩きしたい!
今週末は、用事があって山歩き出来ませんでした。そこで、萌の散歩コースを延長して歩きました。
ヒノキの林の中へ・・。
林床には、オオバノウマノスズクサの葉が確認出来ました。左はウマノスズクサかな?
オオバノウマノスズクサの若葉。ハート形です。
花を探すと・・。
咲いていました!実は、ここの花にはある特徴があります。少し上から花を見ると、中に白い部分が見えます。
何となく、顔(額から上)のようでしょ?
こちらも・・。
トリミングして見ると、クレヨンしんちゃんみたいでしょ?
花によってこの模様は違いますが、以前見た場所の花には、この模様がありませんでした。
昨日は、昼食を食べずに移動したため、一食抜きでした(夕方気が付きました)。晩酌が効いて、椅子に座ったまま寝てしまいました。困ったものだ・・。
今朝は、いつもより一時間遅れの萌の散歩を済ませた後、裏庭植物園に咲くコンニャクの花を撮りました。
これは、先週末頃の様子です。
同じ場所の今日の様子。萼のような部分が捲れています。
フキのエリアに咲くコンニャクの花。不気味でしょ?
コンニャクの花は、約5年に一度くらいしか咲かないそうです。裏庭植物園は、コンニャクも勢力拡大していて毎年1~2本の花が咲きます。
花の中を覗いてみました。下の方に見える白っぽいツブツブが、やがて赤い色の果実になります。
ところで、コンニャクの花は近づくと臭いので要注意です。そしてこちらも・・。
ハッカクレンの葉と花です。コンニャクの花もハッカクレンの花も、動物の腐敗臭のような臭いがします。どちらも、腐敗臭を好む虫が集まる植物のようです。
同じような写真が続きますが・・。亜高山帯のイチヨウラン、第二の場所です。
とっても小さなイチヨウランの葉・・ウラジロモミの葉と比べてみてください。ここでも子孫を増やしています。
昨年、シカに食べられた場所でも、ウズラバのイチヨウランが育っています。
彼方此方に生えているので、気を付けないと踏みつけてしまいます。
こちらは、蕾を持った株です。
一家を発見!
横から撮って見ました。隣に見える茶系の芽は、フジテンニンソウです。もう少し伸びると、シカや悪い小父さんからイチヨウランを守って(隠して)くれます。
昨年は、未開花だった株にも蕾がありました。発芽から開花するまで、3年くらいかな?
沢山の蕾が確認出来て良かった!このまま無事でいてほしいと願いながら、針葉樹林を後にしました。
イチヨウランは、静岡県版レッドリストで、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。
今日も、時間に追われた移動があり、慌ただしい一日でした。でも、一つずつ片付けて行かなければ・・。
昨年より、探索エリアを広げて来ました。この日も、少しだけ新しいエリアに足を踏み入れてみました。
雪の残る上の方は、もう少し後で・・。
ここにも、まだ雪の塊がありました。恐竜の骨を連想させる針葉樹の倒木を眺めながら、奥へ進みました。
樹木密度が高く、溶岩と苔の多い林です。
うっかりすると、溶岩の隙間に足をとられてしまいます。
足元に目をやると、五葉松の赤ちゃんが生えていました。そして松ぼっくりの付いた枝を発見!父親が残した盆栽の五葉松より葉が長いけど、種類が違うのかな?
所々に開いた溶岩の穴を覗くと、雪の塊や氷柱が見えました。
更に進むと、歩くのが困難な状態です。仕方なく方向転換して、道路に出る事にしました。バイケイソウの姿が見えてホッとしました。
こんな場所も、GPSがあるから立ち入る事が出来ます。今後も、自分の体力を考えながら、探索範囲を広げて行きたいと思っています。
亜高山帯も賑やかになって来ました。
県道152号線(富士山スカイライン)から見た富士山。この日は他県ナンバーの車両が多く、遠くから来た甲斐があったようです。良かったですね。
頭上を見上げると、ヤナギの花が咲いていました。こうして、青空を背景に見る植物は、みんな綺麗ですね。
左は、地上(道路脇)に生えるアオベンケイです。昨年見つけた時は、もっと大株でした。今年は雪が多かったから、除雪の時にちぎれてしまったのかもしれません。残念!
近くに生えるイタヤカエデの古木を見上げると、アオベンケイが伸び始めていました。私の探査範囲では、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)のマツノハマンネングサよりも、ずっと希少種です。
同じイタヤカエデの木に、準絶滅危惧種(NT) のヤシャビシャクも着生しています。同じような写真ですが、位置を変えて撮って見ました。
高倍率ズームで撮って見ると、花が確認出来ます。
林床に目をやると・・。
バイケイソウもかなり大きくなって来ました。この後は、フジテンニンソウの葉が展開して、更に賑やかになります。
そして、コウモリソウやカニコウモリ等のコウモリソウ属の葉も、姿を現し始めていました。どちらも変わった形の葉ですね。この辺りには、沢山生えています。
今日も慌ただしい一日でした。富士~沼津~富士と、時間ぎりぎりの移動でとても疲れました。
日曜日には、そろそろヤマシャクヤクの花が咲くかと思い、西臼塚辺りの林内探索をしました。
木漏れ日を浴びたチドリノキの葉です。綺麗でしょ?
カエデ属は、紅葉の季節だけでなく葉が出始めた時も綺麗ですね。これは、イタヤカエデの葉です。
そして林床に目をやると・・。
ピンボケしてしまいましたが、変わった花の植物でしょ?この辺りでは、沢山見る事が出来るヤマトグサです。
こちらは、無葉緑植物のヤマウツボです。変わっているというより、不気味ですね。
とても小さな白い花・・ タニギキョウです。
シコクスミレの花も、まだ咲き残っていました。右はミヤマハコベのようです。
接写してみました。5枚の花弁は深くさけるので、このように10枚に見えます。
トウゴクサバノオの花も開いていました。小さいので撮り難い・・。そして目的のヤマシャクヤクを発見!
まだ蕾でした。
亜高山帯に生えるイチヨウランもそうでしたが、今年は例年より少し遅いような気がします。
今日は良い天気でした。早朝家を出て、午前中だけ富士山の亜高山帯を探索して来ました。登山道は、車やオートバイのエンジン音が絶え間なく聞こえていました。クマ除けの鈴が要らないくらいです。
少し雪の塊は残っているものの、落葉樹の葉も伸びて来て、賑やかになりつつあります。まずは、ミヤマスミレの観察です。
ミヤマスミレは、静岡県版レッドリストで、絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。でも、彼方此方探索しているとかなり沢山生えているけど・・。
他のスミレに比べて、花柄は短い。
横顔と上から見たミヤマスミレ。萼に毛が生えていました。
周辺に生えるフジテンニンソウなどが伸びる前に咲くので、良く目に付きます。
写真からは分かり難いですが、側弁の基部に毛が生えておりません。葉の基部や葉柄には毛が生えています。白花もあるそうです。何時か出会えたら嬉しいのですが・・。
撮影場所は、標高1,650~1、750mくらいの亜高山帯です。
今日も休日出勤でした。まぁ、土曜なのでいつもの慌ただしさはありませんでしたが・・。
最近、萌の出番がありませんでしたので、久々に登場です。先週、狂犬病の予防接種とフィラリア(犬心臓糸状虫)の薬も貰って来ました。相変わらず病院嫌いで困ったものです。
散歩道の萌。私の時はまだ良いのですが、家族が散歩に行く時は、イノシシのように歩きいて大変です。
夢中で歩き過ぎて、帰宅するとへたってこんな調子です。舌に見える黒班は、甲斐犬の特徴です。
私が近づくと、悪戯されると思って警戒します。右は笑っているように見えませんか?
リードもそろそろ替えなければ・・。毛が抜け変わり始めたかな?
「萌、口の周りに土が付いているぞ!」また大好きな穴掘りが始まりました。
萌は、5月31日で7歳になります。病気もせず、元気に暮らしています。
このところ現場が近くなので、残業しない日は明るい内(18:00頃)に帰れます。帰宅後、近くの山林へキンランの様子を見に行きました。
ところが・・。
先日訪れた時、沢山確認出来たキンランの黄色い色彩が全然見当たりません。記憶を辿り、生えていた場所を確認すると、彼方此方に掘り起こされた痕がありました。
こちらでは、未開花株が捨てられていました。花の付いていない株は無事なようです。それとも、盗掘者が老眼で気が付かなかったのか・・。
この辺りは、一般の人が立ち入らないような場所なので、安心していました。私は先日のブログ記事で、40株を超える開花株が確認出来たと書きました。「そんなにあるものか!」と思われた方もいるかと思います。間違い無く、この目で40株を優に超える蕾を持ったキンランを見ました。それが根こそぎ掘り起こされていたのです。虚しさと怒りがこみ上げて来ました。
数十本の開花株を根こそぎ持ち去る輩・・業者か?それとも、近くの分譲地に来る地域外の誰かだろうか?地元でこの場所を知る者なら、こんな採り方はしないと思う・・。
ササバギンランの生えていた辺りも、確認してみました。
ササバギンランは無事なようです。この他にも、幾株か確認出来ました。
嘆いていても仕方ないので、家に戻る事にしました。すると、その帰り道で、笹に隠れて咲いている一株のギンランを見つけました。
覆い茂るササが守ってくれたようです。
18時半頃でしたから、ストロボ無しでは撮れません。この株もずっと無事でいるだろうか?
私は、雌の蚊に好かれるタイプです。藪蚊に刺されながら撮りました。
手持ちでは上手く撮れない・・。唇弁の溝が見えています。
花の中を覗いてみました。上萼片の下にオシベがあります。
この地に生えていれば、森林が伐採されない限り、子孫を増やしてくれただろうに・・。
昨日に比べて今日は涼しい一日でした。温度差が激しいと、年寄りには辛い・・。
今日は、我が家に咲く紫色の花を集めてみました。
【オダマキ】
オダマキは丈夫な植物で、実生でも良く増え、家の彼方此方に繁殖しています。
外側が萼で内側の筒状の部分が花弁だそうです。花弁の先端の白がオシャレな感じですね。
【アヤメ】
アヤメの花も、家の彼方此方で咲いています。外花被片の網目模様を接写したところ、クモが潜んでいました。
このアヤメは、祖父の代から我が家にいる古参の植物です。
数十年前、山梨県の櫛形山へアヤメの群生地を見に行きました。針葉樹の枝から垂れさがるサルオガセの仲間や、辺りを包み込む霧が独特な雰囲気を醸し出していました。また行ってみたい場所です。
【アイリス】
左の蕾はジャーマンアイリスかな?右はダッチアイリス(球根アイリス)のようです。
このアイリスも、長年我が家の庭で花を咲かせています。
花好きにとっては、庭の植物達も家族のようなものです。
不法投棄のパトロールが終わった後、近くの山林の野生ランに会って来ました。
【ハクウンラン】
発見後の大雨や強風などのために、少し株が減っているような気がします。何とかあの白いチリトリのような花を見たいものです。
【ヒトツボクロ】
前回見つけた株には、花芽らしきものが見えていました。
角度を変えて撮って見ました。そして、この日新たに見つけた株は、黒っぽい葉でした。
こちらも・・。この違いは何でしょう?ずっとこのままなのだろうか?
この日は、8株ほど見る事が出来ました。
【アオフタバラン】
前回の探索で見つけたアオフタバランです。頭の中で、場所が分かっているつもりでしたが、やっぱりGPSに頼ってしまいました。
【イチヨウラン】
標高1,000mにも満たない場所に咲くイチヨウラン・・何度でも会いに行きたい!この日は、クマ除けの鈴を外して近づきました(付近をハイカーが歩いていたので)。
見る角度によって違う花のような印象を受けます。ところで、この株は亜高山帯で見る花より花柄が長い気がします。亜高山帯でも、標高が上がるほど花柄(茎)は短くなります。花柄(茎)の長さは、標高に比例したりして・・。
Sony HX300で接写。
マクロレンズでも撮ってみました。ピントが合わせ難い・・。
更に接写。ここでは一輪しか咲いていませんが、株によって唇弁や萼片の形、斑紋にも変異があります。そして、葉の模様も白い筋が入っていたり、黒点班があったりといろいろ変異があって面白いです。幾株か生えていた時、花や葉を見ると何となく親子が分かる気がします。人間のように・・。
また、一週間遅れの記事です。連休最後の日、遠方に住む家族を駅に送った帰り、久々に浮島ヶ原自然公園に寄ってみました。
曇天模様でしたが、富士山は機嫌が良く姿を現していました。
園内では、ノウルシやヒキノカサに代わり、サワトラノオの白い花が緑の中に目立っていました。
オカトラノオに比べると、「虎の尾」という感じではありませんが・・。
株によって形もいろいろです。左の写真、ホバーリング中のハナアブ(?)が分かりますか?小さな花には、小さな虫が集まるようです。
接写してみました。風が強く、ピンボケ・・困ったものだ!サワトラノオは、環境省第四次レッドリストで、絶滅危惧種ⅠB類(EN)に指定されています。
伸びて来た葦等の中を覗くと・・。
カマキリの卵に、ヒメギスの子かな?
ハルジオンの葉には、ベニシジミが翅を休めていました。
浮島ヶ原自然公園も、これからますます賑やかになって来ます。
今日は暑い一日でした。仕事が忙しいので、尚更暑く感じました。
家の庭先に咲くシラン・・今春、遠州森町で自生と思われるシランと出会いました。花の様子を見に行きたいのですが、思いだけで今年は無理なようです。
平日は、撮れるのが朝か夕方の写真なので、ちょっと暗めですが・・。
紫紅色の一般的な花。唇弁の溝が目立ちます。
そして、こちらは数年前にホームセンターの園芸コーナーで手に入れた白花系です。少しだけ増えています。
唇弁にピントを合わせたつもりでしたが・・。純白よりも、少し紅色がかかった方が「ほろ酔い」な感じで良いですね。最近では、この他に青紫系の花もあるそうです。
庭の花も、仕事疲れを癒してくれます。
今日は、不法投棄パトロールをして来ました。勤め人にとって、月二回のパトロールはちょっときついかな?
その帰り、近くの雑木林に生えるエビネの様子を見て来ました。一時期は、乱獲により壊滅状態だったエビネが、最近では少しずつ復活しているように思います。
こちらは、5月2日に見た一ヶ所目の花の様子です。
ムヨウランを観察している所の、傍に生えているエビネです。今年が初花かな?株は見ても、花を付けるものが少なかったので嬉しい出会いでした。
そして、GPSに登録してあった別の場所へ・・。
無事でいました。しかも、花が沢山咲いていました。右は、果実殻のドライフラワーです。
木々に守られて、ひっそりと咲いていました。GPSが無かったら、辿り着けなかったかも?
ここだけで、7本の花序が確認出来ました。私がこの林で見た一番の大株です。
無事でいて本当に良かった!
エビネは、環境省第四次レッドリストで準絶滅危惧種(NT)に指定されています。
萌の散歩道などで見かけた、ウラシマソウ以外のテンナンショウ属を集めてみました。地域変異が多い上に、色違いや交雑種が多く、図鑑を見ても良く分かりません・・。
「仏炎苞は緑に白い筋が入る」・・アオマムシグサで良いのでしょうか?
仏炎苞を捲ってみました。
そして丈の高いテンナンショウ属を発見!
60~70cmありました。
右はもっと高い!照明のスイッチと同じくらいの高さ・・120~130cmくらいでしょうか?
似たような感じでも、斑入り葉のテンナンショウ属もあります。
斑入り葉は、実生でも引き継がれるようで、周辺に斑入り葉の子株が生えていました。
仏炎苞を捲って見ると・・。
一番上のものは真っ直ぐだったのに、こちらは曲がっています。
「仏炎苞の中にある付属体の先端が鍵状にくびれる」・・これはスルガテンナンショウで良いのでしょうか?ご存知の方教えてください。
今日は仕事でしたが、明日は休み!何処へ行こうか・・。
この季節、彼方此方でテンナンショウ属の植物が目に付きます。今日は、その仲間のウラシマソウを観察してみました。
萌の散歩道に生えていたこの不気味な植物は、ウラシマソウです。
「肉穂花序の先端の付属帯、は釣り糸状に長く伸長し・・」と図鑑に書かれています。この釣り糸のような付属帯から、浦島草の名が付けられたそうです。
葉の様子。「成株では11~17枚の小葉を鳥足状に付ける・・」ただし、実生間もない小さな株は、もっと少ないようです。
「仏炎苞は濃紫色、緑紫色、緑色などで変異があり・・」この日は、濃紫色のか花だけしか見当たりませんでした。不気味な花でしょ?
【浦島草/ウラシマソウ】サトイモ科テンナンショウ属。宿根生の多年草。
そろそろキンランの花が咲く頃だろうと思い、萌の散歩コースを延長して近くの雑木林を覗いてみました。
下草を刈る人がいなくなり、ササが伸びていました。カブトムシの集るクヌギの木も、年々少なくなっています。
「今年はどうかな?」彼方此方探すと・・。
生えていました。でも、まだ開花には少し早いようです。
こちらは花数の多い株です。
日曜頃には花が咲くかな?
今年は昨年よりも開花株が多いようです。40株を優に超えていました。未開花株を含めれば60株以上生えていると思います。
開いている花がありました。
唇弁には凹凸があり、茶系の筋が見えます。右はピンボケが激しいですが、オシベの様子・・。ランのオシベって、蜜を吸いに来た昆虫の頭部に花粉が付くような位置にありますね。
キンランは、環境省第四次レッドリストで、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。
雑木林の隅には・・。
ササバギンランが、ひっそりと生えていました。未開花株を入れて、10株くらい見つかりました。
どちらもこのまま無事増え続けてほしいものです。
我が家には、父親が残したフジがあります。生前には、鉢植えを入れて6~7種類ありました。
地植えのフジは、手入れしなくても元気です。
左は地植えのフジ、右は鉢植えの別種です。今年は、辛うじて一房だけ咲きました。
フジの花は、香りも楽しませてくれるし、新芽も美しい・・。
今年唯一咲いた鉢植えのフジを、接写してみました。綺麗でしょ?
他には白花や桃花、房丈の長いものや短いものなどいろいろありました。花の咲いた時の白花を見てください。
鉢植えでも、見事な花を見せてくれました(昔の写真で、ちょっと見難いですが・・)。
白花のアップです。
「他は枯れてしまったのか?」いいえまだ無事でいます。ところが不肖の息子の手入れが悪く、花を咲かせてくれないのです。フジは水切れに弱く、瀕死の状態だったのですが、なんとか持ち直して、樹勢を取り戻しつつあります。近い年に花をアップ出来たらと考えているのですが、どうなる事やら・・。
連休は、雑用ばかりであっという間に終わってしまいました。また忙しい日々が続きます。
5月2日、いつもと違うエリアを探索して来ました。樹木密度が少なく、のんびり散策するのに良い場所でした。そこで、ブナの赤ちゃんを見つけました。
これは、ブナの殻斗です。
落ち葉の中から顔を出しているブナの実生苗です。葉裏が白く、虫かと思いました。
ブナの木が多い割に、苗はあまり見つかりません。発芽率が悪いのか、それとも野生動物に食べられてしまったのでしょうか?
暫らく散策していると・・。
まとまって生えていました。でも、こんなに接近していたのでは困りますね。
このような巨木になるまで、何年くらいかかるのでしょう?
可愛いブナの赤ちゃんが、様々な試練に耐えて、大きく育つまで生き残れる確率は、かなり低いと思います。ブナの赤ちゃんたち、頑張れ!
イチリンソウの次はニリンソウです。「花弁のような萼片」を持つ花は、その形や枚数に変異が多く、見比べるのも楽しいものです。
【西臼塚】
西臼塚の標高1,270m辺りで見かけたニリンソウです。他の場所に比べて、株は疎らでバイケイソウの間にひっそりと咲いていました。
【フクロウの森】
標高1,050mくらいの所で見た花は、5弁が殆どでした。
【広域林道脇】
標高1,000mくらいの広域林道脇の大群落です。運転中の車窓からも確認出来るくらい、沢山咲いています。
6弁と7弁・・仲良く並んで咲いていました。ここの花は、萼片の裏側の色・・紅紫色が表面にも現れていました。
こちらは8弁です。この場所は、「花弁のような萼片」の数にかなり変異がありました。
横顔。二輪の内、一輪は花柄が長く、もう一輪は短くなっています。名前はニリンソウですが、一輪のものも三輪のものもあります。
【丸火自然公園】
丸火自然公園の、標高560m辺りで見たニリンソウです。花は小さめで、白さが際立っていました。
この場所は、数年前まで日照の悪い所でしたが、樹木の伐採によって、日当たりの良い環境になりました。
イチリンソウ、ニリンソウと続きましたが、図鑑を見るとサンリンソウという花もあります。私の探索範囲では、まだ見た事がありませんでしたが、昨年訪れた「八ヶ岳倶楽部」で見た花がサンリンソウのようです。
イチリンソウもニリンソウも、標高をあげて咲きだしています。
フクロウの森、針葉樹林下のイチリンソウは、まだ蕾でした。
そして、富士山スカイラインと広域林道の合流点付近では、花が咲き始めていました。でも、なんだか今年は数が少ない・・。
このイチリンソウもニリンソウと同じく「花弁は無く、花弁状の萼片」だそうです。
「内面は白色、外面は紅紫色~淡紅色を帯びる」と書かれています。
内面が純白でない花もあります。萼片の背面には毛が生えています。
ところで、この二枚の葉の写真を見てください。左が花の咲いていた場所のもので、右はフクロウの森の葉です。葉の切れ込みや斑等に違いがあります。
これは、どちらも同じイチリンソウで良いのでしょうか?
まだまだ初心者とは言え、何年か歩くと興味ある植物を見る場所が幾つか出来ます。私がこの場所で見るのは、タチガシワとこのナベワリです。
この日も時間が無く、出会えたのはこの一株だけでした。
花は下を向いて(ぶら下がって)咲くので、反則技を使いました。右は画家「Photo Shop」の作です。
トリミングしてみました。「オシベは4個、葯は黄赤色」と書かれています。何となくお猿の顔のように見えます。
葉が有毒で、舐めると舌が割れる→舐め割り→ナベワリという和名が付いたそうです。
2011年5月に初確認した、「フクロウの森」のクマガイソウを見に行って来ました。
年々数を減らし、このまま絶えてしまうのではないかと心配しています。
今年も開花株はありませんでした。まだ花の時期ではありませんが、蕾を持った株は、葉が展開する前でも分かります。
初確認した時は、三ヶ所に分かれて生えていました。その内一ヶ所は、姿がありませんでした。盗掘などではなく(盗掘ならみんな残ってはいないでしょう)、日照不足のせいかもしれません。
2011年5月28日に撮った開花株の様子です。もうこの姿は見られないのでしょうか?行く度、数を減らしている株数に不安が増すばかりです。
隣には、ミツバコンロンソウの小さな花が咲いていました。
イチヨウランを探しに行ったヒノキ林で、アオフタバランを見つけました。私の探索範囲では、我が家から一番近い場所になります。
ヒノキ林と雑木林の境目くらいの所に生えていました。
亜高山帯の針葉樹林には、このアオフタバランと似たタカネフタバランが生えています。
区別は、アオフタバランの葉が地際に付いているのに対して、タカネフタバランはもう少し高い所に付いています。それと、アオフタバランの方が、葉全体が白っぽく感じます。
このツインズが一番撮り易かった・・。他の株は、バラなどの低木の下に隠れていました。
トリミングしてみました。また花の写真を撮りに行かなくては・・。イチヨウランにアオフタバラン、大きな収穫のあった探索でした。
この辺りの森林は、面白い場所です。行く度、新しい発見があります。
今日は、とても魅力的な情報を聞いて、近くの森林へ探索に行って来ました。
タイトルを見て「近くの森林?」と思われた方もいるかと思います。イチヨウランは、亜高山帯の針葉樹林に生える野生ランです。それが、標高600~700mのヒノキの林に生えていたとの情報を得ました。
周辺を夢中で探索しました。バラが多く、歩くのがたいへん・・。まず出会ったのが、アオフタバランです。これは、予期せぬ嬉しい出会いでした。
情報を得たとはいえ、この小さな植物にピンポイントで出会うのはかなり難しい事です。「今日はダメかもしれない・・」半分諦めかかって立ち止ったその足元に!
「あっ、イチヨウランだ!咲いている!」手持ち夜景モードで撮ったため、ちょっと暗めの写真になってしまいました。
葉を接写。「まさかこんな所で イチヨウランに出会えるとは・・」。亜高山帯で出会った時の何倍も感激しました。
横顔。
カメラを替えて撮ってみました。こういう野生ランは、ピント合わせが難しい・・。
正面から。側花弁が曲がっている・・まだ咲き始めだからかな?時々、木漏れ日のスポットライトを浴びていました。
ここは、シラビソやコメツガ等の林ではなく、ヒノキの林です。ヒノキの葉などの堆積した林床に、イチヨウランの種子を発芽させる菌類が存在するのでしょうか?それよりも、種は何処からやって来たのでしょう?標高差約1,000m以上の距離を風に乗ってやってきたのでしょうか?それとも動物によって運ばれたのか・・。
横顔。ひっそり佇む姿が、この野生ランの魅力です。
疑問はまだあります。亜高山帯に比べてずっと温暖なこの場所で、無事夏越え出来るのはどうしてでしょうか?
名残惜しかったのですが、家族から「帰れコール」がありました。昼までに帰らないと五月蠅いので、周辺探索を中止して帰路につきました。
情報をくださったKさん、嬉しい出会いを有難うございました。
茶色い葉のスミレ・・ヒカゲスミレが気になり、様子見に行って来ました。
初めて出会ってから、周囲の環境が変わり、最初に見つけたポイントでは殆ど見られなくなりました。でも、近くに生き残っていたのです。
私は、茶色い葉のスミレをこの場所でしか見た事がありません。
他の植物に隠れるように生えています。葉裏は、茶色ではありません。
こちらには、花を付けた株がありました。花の様子から、行くのが少し遅かったようです。
ちょっと位置を変えて撮ってみました。マクロレンズだけしか持って行かなかったため、ピントが偏って撮るのが無透かしい・・。
花の様子。距は短く花柄に毛があり、側弁と唇弁には紅紫色の細かい筋があります。
葉柄と葉の縁、そして葉裏の葉脈に毛が生えています。
葉は展開してから、段々緑色になるようです。
今年も無事見られて良かった!昨年の記事はこちら→ヒカゲスミレ2013年。
亜高山帯の植物達は、活動を始めたばかりです。今年は、例年に比べて少し遅いように思います。
針葉樹の切り株を覆う苔類・・そこにコメツガなどが生えています。
針葉樹の幹を覆うヒムロゴケと、林床や朽木に生えるイワダレゴケ。
まだ緑の少ない林床で目に付くのは、コバノイチヤクソウとズダヤクシュの葉です。
このドライフラワーは、装飾花が一枚だから、イワガラミのようです。
こちらはトリカブト or レイジンソウ?葉の形もいろいろです。
沢山蕾を持ったフデリンドウ。フデリンドウも秋に蕾を持って冬越しするようです。開花が待ち遠しいですね。
黄色い花を付けているのはキジムシロかな?フキノトウも開き始めていました。我が家では、フキの葉で地面が見えないほどになっています。
メタカラコウ属の目覚め。
こちらは、マルバダケブキかな?
絶滅危惧種Ⅱ類(VU)・・マツノハマンネングサも目覚め始めていました。右はまだ蕾の固いマメザクラ(フジザクラ)です。
亜高山帯の針葉樹林は、まだ雪の塊の残る所もあります。でも、この季節だからこそ気付く事も多く、散策するのも楽しいです。
またバイケイソウの登場です。標高差による、成長の違いを比べてみました。
【標高:約1,650m】
他の植物に先駆けて、芽を出しているのはバイケイソウです。この頃が一番好きです。右の大きい株は、少し黄緑色に見えました。
仲睦まじく、並んで生えていた二株。
【標高:約1,150m】
ここではかなり葉が開いていました。
立派な株と小さな株。右は曙斑のような感じで、遠くから目に付きました。
バイケイソウは、大きな葉で見応えのある植物です。
【標高:約1,000m】
「フクロウの森」のバイケイソウです。この辺りから上(標高の高い方)に生えています。
最後に、今年も出会える事を願って、昨年見つけた斑入りのバイケイソウを載せます。
【斑入りバイケイソウ】
大きな株に、寄り添うような感じで生えていました。
諸先輩のブログで見る斑入り株に比べて、白い部分が多い・・株の様子から見てもあまり丈夫そうではありません。連休になったら、安否を確認に行こうと思っています。
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