イチヨウランとの再会(富士山)
昨日、雨の降る前に針葉樹林内に生えるイチヨウランの様子を見に行きました。
思ったより寒くもなく、久々に針葉樹の香りを浴びる事が出来ました。でも、まだ所々に雪の塊が残っていました。
記憶を辿りながら、イチヨウランの生えていた場所を探すと・・。
黒班のある葉を持つイチヨウランです。私はこれをウズラバと呼んでいます。
ここには、花芽を持った株があったのですが、昨年葉をシカに食べられてしまいました。イチヨウランの葉は、秋の更新前に傷んだり切り取られたりすると、再生する事無く株が枯れてしまうようです。これは、ウチョウランなどにも言える事です。
次の場所へ向かいました。
こちらには、蕾を持った株が二つ確認出来ます。開花まで無事でいてくれると良いのですが・・。
どうも、このカメラ(EOS70D)のピント合わせに慣れません。古いレンズとの相性が悪いのかな?次は、Sony HX300で撮ってみました。
イチヨウランは、晩秋に葉の更新があり、蕾を持って冬を越します。
雪解けと共に、葉は成長し蕾(花柄)も伸びて来ます。
なぜこんな早い時期に見に行ったかというと、一つは葉を食べられた株がどうなっているのか(秋に葉が再生しているのか)見たかった事、それとテンニンソウなどの植物が伸びて来てからでは、発見し難いからです。逆に言えば、シカの目にもつき易いという事になります。
深山の野生ランは、様々な苦難に耐えて生き伸びています。頑張れ!
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